東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今年度最後の放課後学習 成器塾 楽しいお汁粉作り

2023年02月11日 | 子供の育成関連

 今年度最後の小学校 放課後学習 成器塾でした。私が教えている「裁縫と調理」クラスは楽しい調理の時間です。前回、もち米やうるち米を手回し製粉したり、私の畑で収穫した小豆を鞘から取り出す体験をしてもらいました。
 そして今回、美味しいお汁粉を子供達は作りました。まずは、製粉した粉でお団子作りです。思いがけずドーナツ,ハート,肉球などの形をしたお団子を作っていました。お団子ができあがると、それを煮て柔らかくしました。そして、温めた小豆汁の中に入れました。最後に、子供達で好みの甘さに仕上げてもらいました。わいわいがやがやと、井戸端会議さながらの楽しい放課後学習でした。

       井戸端会議さながらの、楽しいお汁粉タイムの子供達


 お汁粉作りをする前に、子供達にエプロンを着たり髪を覆うように言いました。子供達が着替え終わると、調理前の手の洗い方を教えました。石鹸を手に付けてから、手首,手の甲,指と指の隙間,爪,そして手のひらなどを順番に丁寧に洗います。最後に清潔な布巾で手を拭きます。布巾が無い子にはペーパータオルを渡しました。

  製粉白玉粉をボールに   粉相応の水を計量   粉に水を入れてこねる
  

 お汁粉は小豆を煮て作りますが、小豆が柔らかくなるまで時間がかかります。そのため、あらかじめ指導員の1人に煮ていただきました。そして、その小豆汁を小学校まで持ってきていただきました。そして、私が持ちこんだコンロで温めました。私個人はその小豆汁をミキサーで砕いてトロトロにするのが好きですが、今回は皮を残すよう煮ていただきました。

        いったん丸め、それを千切りながらお団子を作る


 お団子作りが一番賑やかでした。私が教えた水の量が足りなかったようで、なかなか粉がまとまりませんでした。子供達からはブーイング(笑)でした。そこで、私がコップに適当に水を入れてさっと粉の上にふりかけました。すると、ちょうど良い硬さのお団子になりました。調理はレシピどおりにいかないものです。それも一つの勉強です。お団子ができあがると、熱湯にお団子を入れました。

    好きな形のお団子も作る       お団子を熱湯に入れて煮る
 

 お団子が煮え上がると、取り出して温めたお汁粉に入れました。お砂糖で甘みをつけると、子供達みんなでお椀にお汁粉をよそりました。そして、テーブルに座って行儀よくお汁粉を食べました。
 食べた感想を子供達から聞くと、白玉粉のお団子は柔らかくて美味しかったとのこと。しかし、水分が少なかったのか上新粉のお団子は硬かったそうです。つまり、もち米を製粉して作ったお団子の方が美味しかったようです。

 テーブルセッティング   煮えたお団子取り出し   温めたお汁粉に入れる
  

 これで、今年度の放課後学習 成器塾「裁縫と調理」は終わりです。来年度はどんなメニューにしようかこれから考えます。決めているのは、子供達も指導員さんも共に楽しい放課後学習です。指導員の方々、この1年ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします。

          できあがったお汁粉をお椀によそる

コメント
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