東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

しいたけ栽培のため、伐採したクヌギに植菌(1/2)

2023年02月10日 | 野菜:豆類ほか

 数日前、伐採後に乾燥させていたクヌギの原木をローダー付きトラクターで我家に運搬しました。その原木に、しいたけを栽培するための植菌作業をしました。次のような手順で植菌作業をしました。以前は電動ドリルだけではなく打ち込み専用の金槌も使っていました。
 ①電動ドリルで穴開け(径9mm)
 ②開けた穴にしいたけ菌の駒を挿入
 ③駒を金槌でたたいて穴に打ち込む
 ④原木を半日陰の場所に移動して立てる
 ⑤日が当たらず湿り気を保つように、黒い寒冷紗をかける。
①~③を繰り返してクヌギの原木全体にしいたけ菌の駒を打ち終わると、④⑤に進みます。原木の数ほど①~⑤を繰り返します。しいたけ菌を打ち込んだ原木、早ければ一年半後の秋には最初のしいたけを収穫できます。

       クヌギの原木に穴あけ後、しいたけ菌の駒を打ち込み中


 去年は直径10cm程度の原木に植菌作業をしました。ところが、今年はクヌギの根元の太めの原木でした。そのため、一本の原木に多量のしいたけ菌を打ち込みました。とにかく重いので、転がしたり立てたりするのに力が必要で腰にも負担がかかります。来年はもう少し細い原木でしいたけ栽培をしようと思います。

  電動ドリルで穴あけ  穴にしいたけ菌の駒挿入   駒を金槌で打ち込む
  

 さて、原木にしいたけの菌を植え付けると、菌が原木内に繁殖するように保管します。そのため、日が当たらず、湿気を保つように、かと言って雨が直接当たらないようにします。しいたけ菌が繁殖しやすい状態を保つためです。その状態を保てないと、雑菌が繁殖します。例えばきくらげのようなキノコが生えてくることがあります。そうなると、その原木からはしいたけは生えません。

 しいたけ菌を植菌した原木を立てる     乾燥しないように黒寒冷紗
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする