東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

梅雨の合間をぬって小麦の脱穀作業

2022年06月25日 | 麦,穀類,雑穀

 

 先日小麦の刈り取りをして、はさ掛けしておきました。その後、梅雨に入ったためなかなか脱穀ができませんでした。私の仕事が休みで、しかも晴れている日はなかなかありません。その後ずっと待ったかいがありました。その日、納屋からハーベスタを出して小麦畑に移動しました。このハーベスタは、ベルトが半ば切れた極安の故障ハーベスタでした。自分でベルトを交換して修理しました。去年は小麦が全滅でしたので、今回が修理後初めて使ったことになります。ですが、ちゃんと動いて小麦を脱穀することができました。脱穀した小麦は天日に当てて殺菌した後に保存しようと思います。

          快適に動くハーベスタで小麦を脱穀


 ところで、たまたまお休みだったSさんに脱穀を手伝っていただきました。Sさんは若い頃にハーベスタを使ったことがあるようで、教えなくてもさっさと脱穀をしていただきました。ありがとうございました。
 脱穀に使う農具ですが、一昨年まではより古い脱穀機で小麦を脱穀していました。発動機と脱穀機を個別に畑に運んで、ベルトで繋いで脱穀していました。そのため、脱穀するまでの準備がとても大変でした。もちろん脱穀後の片付けも時間がかかりました。今や力も時間もない古希の私には、ハーベスタで脱穀する以外の選択はもうありません。

  ハーベスタの準備     ワラの排出を確認    はさ掛け中の小麦準備
  

 思い起こせば、東京にいた頃にゼミで大学生に稲刈りや脱穀などを教えていたことがあります。その時、稲刈りや脱穀の歴史も教えていました。古代の脱穀に使っていたこきはし千歯こぎ足踏み脱穀機動力脱穀機初期型の古いハーベスタでの脱穀を体験してもらっていました。彼女たちは今、三十歳前半になっていると思います。おそらく、素敵なお母さんになっている頃ではないかと思います。稲刈り体験や脱穀体験を思い出すことはあるでしょうか。

   はさ掛けした小麦を取り上げる    ハーベスタに入れ連続して脱穀
 

コメント
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