東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

路地で越冬するようになったサトウキビ

2022年06月03日 | 麦,穀類,雑穀

 熱帯で育つサトウキビ、育つ北限は鹿児島県近くではないかと思います。10年以上前にサトウキビを育てていた頃、路地のサトウキビは冬に全て枯れていました。そのため、茎を暖かい室内で保管するしかありませんでした。ところが、6年位前から路地でもちょっとした対策をすれば越冬するサトウキビが現れ始めました。冬が暖かくなったことが越冬の最大の原因だと思います。ちなみに、そのちょっとした対策とは冬になる前に茎の上に厚く土を山盛りに積むことです。

       元気に越冬したサトウキビ、積んだ土の上に葉を出す


 今年、その越冬対策をしてなくて越冬したサトウキビが現れました。土を盛らなくても越冬するサトウキビの登場です。冬の地下温度が、越冬できる温度より下がらなくなったのでしょう。大きく考えれば、サトウキビ栽培の北限が山口県南部の田布施町になったのでしょうか。これからも、サトウキビの路地での越冬を調査しようと思います。

   越冬できなかったサトウキビ    越冬対策せずに越冬したサトウキビ
 

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