東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ニンジンの害虫、アゲハチョウの幼虫

2011年09月17日 | 生き物

 先日、草取り兼間引きをしたニンジンの成長具合を見るために畑に来ました。すると、いくつかのニンジンは葉が無かったり、あっても先端がありませんでした。「おかしいなあ。」と思って、あちこちのニンジンの葉をよく観察しました。すると、小さな黒い点のような小さな毛虫がたくさん葉にいました。一つのニンジンに一つの毛虫が、うまくばら撒かれたようにいました。

               所々葉が無くなったり、葉の先端が無いニンジン


 その黒い毛虫をよく見ると、アゲハチョウの幼虫でした。大きな緑の幼虫はよく見ますが、大きくなるまでの幼虫は何故か黒い色をしています。葉の裏を丹念に調べると、アゲハチョウの卵が産み付けられていました。

               丸内はアゲハチョウの卵、四角内は2齢幼虫


 これらの害虫を農薬を使って退治することは簡単ですが、私はなるべく手で捕まえて退治しています。一番たくさんいたのは2齢幼虫です。緑の葉に黒い色の幼虫はとても目立ちます。簡単に捕まえることができました。どうして目立つ黒色なのでしょうか。小鳥や蜂などに簡単に捕まえられてしまうでしょうに。少し大きくなった3齢幼虫もいました。

      捕まえた沢山の2齢幼虫              少し大きい3齢幼虫
 

 4齢幼虫になると、色が黒から緑になります。だいぶ大きくなって鉛筆の太さ程度になります。捕まえようとすると頭を振って嫌がります。さらに摘もうとすると、頭から橙色の角状の二本の突起を振りかざします。そして、いやな匂いをふりまきます。これほど大きくなると葉はあっというまに食べられてしまいます。捕まえた後、近くの藪に放り投げて退治しました。

        色が緑色の4齢幼虫、捕まえようとすると頭から橙色の突起を出す

コメント (2)
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