東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い松下製トランジスタラジオAT-290の修理(2/2)

2011年09月02日 | 古ラジオ修理工房



 5月、音が小さい松下製トランジスタラジオを修理する前に調査しました。症状からして、検波以降の低周波増幅段で電解コンデンサの容量抜けが予想されました。しかし、数ヶ月ぶりにこのトランジスタラジオを取り出してみると、それほど音が小さくはありませんでした。やや小さい程度で、実用的には十分でした。前回調査した時に電源電圧が低かったなどの理由で音が小さかったのかも知れません。

              目立った故障が無かった松下製トランジスタラジオ


 このラジオの電源は、単3電池4個を使用した6Vです。電池BOXに電池を4個収めてから、ラジオ本体にその電池BOXごと収める形式でした。9V端子を繋いでから収めます。

    最初、電池BOXに単3電池を挿入      電池BOXをラジオの筐体に収納
 

 その電池BOXが無くなっていたので、以前秋葉原に行った時、このラジオのために電池BOXを購入していました。ようやくこのラジオために購入した電池BOXが役立つときがきました。この形式の電池BOXはまだ売られているのですね。

          ラジオの筐体内に収めた電池BOX、ラジオを裏側を見て


 電池を入れた電池BOXをラジオ本体に収めた後、裏蓋を止めてから電源スイッチを入れました。すると、ラジオ放送を受信しました。やや音が小さいのですが、実用上は問題ありません。革が経年変化で古いため見栄えがよくありませんが、何の問題もなく音が出ます。トラッキング調整も必要ないほど放送局を次々に受信します。修理と言うにはおこがましいのですが、電池BOXを新調しただけの修理でした。次にラジオ本体を磨くなどして終わりにしようと思います。

     経年変化で革で古く見栄えがよくありませんが、ラジオはちゃんと受信

コメント
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