東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

稗(ヒエ)が出穂

2011年09月08日 | 麦,穀類,雑穀

 7月に種継ぎ用として種をまいた稗(ヒエ)に穂が出ていました。葉の間から特徴的な穂がもっこりと顔を出していました。ヒエは食べるまでの加工が大変です。刈り取り>天日干し>脱穀>風選>蒸し>脱禾(籾摺り)>精ヒエの順です。お米と一番違うのは蒸し工程です。ヒエはお米のように禾が取れないので蒸す工程が必要です。

                   葉の間にもっこりと顔を出したヒエの穂


 ただし、蒸すとヒエの色が黒っぽくなります。自宅で消費するには色が悪くてもかまいませんが、販売するためにはヒエ用の脱禾方法をとるようです。ただ、蒸さないで脱禾,精ヒエすると精ヒエ率が下がります。つまり収穫が少なくなります。自家消費するならば、蒸して、販売するならば蒸さないようです。ただし、今は機械も改良されているでしょうから、蒸さなくても精ヒエ率が良くなっていると思います。

           昔、東北地方など寒い地方で栽培されていた稗(ヒエ)

コメント
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