東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い日立製トランジスタラジオ WH-758の修理(2/2)

2011年09月03日 | 古ラジオ修理工房

 去年の10月に直したはずの日立製のトランジスタラジオがありました。このラジオ、使っているうちに革の側面のつなぎ目の糸がどんどん切れて外れてしまいました。数十年も昔のラジオなので、どうしても革が傷んでしまいます。

                 革と革を結ぶ糸が切れて外れた、ラジオを収める革


 何十年も前の革製品のためとても糸を結べる状態ではありません。糸を通しても革がもろいため破れてしまいそうです。やむなく接着剤を使って接続することにしました。

      接着剤を片側の革に塗布               革と革を接着
 

 使用した接着剤は3時間程度で硬化します。接着剤を付けた後、そのままの形で3時間程度放置しておきました。すると、なんとか固く革と革が繋がりました。糸で結んだわけではないため、今後は丁寧に使う必要があります。

             硬化が完了する3時間程度の間、この形のまま放置


 革と革がなんとか接着されたのを確認後、トランジスタ本体に電池を入れて動作を確認してみました。ラジオ本体は何もしていないので、前と同じようにラジオ放送を正常に受信しました。

                  革を接着した後、電池を入れて動作を確認


 電池は単3を4個使用します。最初、単3電池が四個入るBOXに電池をそっくり入れます。そして、そのBOXをラジオ側の端子につなげて、BOXをラジオを本体に収納します。これで、動作準備完了です。スイッチを入れて、音量を上げるとラジオの音が出てきました。

        BOXに単3電池4個を収納        BOXをラジオ本体に収納
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする