静かな井戸端

「近所のご迷惑にならないようにお願いします」
そんな掲示がある細い路地を進むと、あの5000円札でおなじみの樋口一葉も水を汲んだという井戸がある。
驚くのは、「迷惑に」なりそうなくらい人が訪れる（僕も含めて）名所なのに、そこでは今もごく普通の生活が営まれているということ。
そして、こんな路地が本郷あたりには結構あるのだ。
ドームやラクーア、オフィス街が目立ってしまうが、ちょっとウラへ抜けると昔ながらの家並みが現れたりする。今にも、和服に割烹着姿のおかみさんが赤ん坊を背負いガラガラっと引き戸を開けて出て来そうだ。
先日の文京シビックセンター展望室からの写真では見つからない住宅街。
迷惑にならないように、こっそり歩きたい。
こっそりだと、怪しいかな。

2/10（金）の湘南ライナー

定時になった？10時半。
乗車率はちょうど50％位。
車内の表示温度は21.0°です。

夕べの終電で横浜で下車するはずのＫ君、辻堂まで乗り越したそう。
僕も気をつけないと！
眠い！

高みの見物号が行く

朝、白山通りを時々「オープンバス」がやって来る。
以前、銀座で2階のオープンエアシート？！にお客を乗せて走る姿を見かけたが、いったいどんな乗り心地なのだろう。
あの高さで天井もなく、前方向がダイレクトに見渡せるのだ。相当いい気分に違いない。一度は体験してみたいものだ。
でも、よく考えてみると相当勇気も必要だ。
だって、周囲の人は絶対に見るからね、「何、アレ」って。
走行中ずっとそのヘンなものを見るような視線に耐えなければならないのだ（特に信号待ちの間なんてスゴそう）。
しかも、今日のような寒い日だったら、「アホか！」と軽蔑のまなざしも浴びることになる。
上にいるのに、見下されてしまうわけだ。

2/9（木）の湘南ライナー

またまた10時半。
乗車率は35％位か。
車内の表示温度は24.6°とホットです。

乗車開始を告げたホームの案内放送の後に、でっかいくしゃみの５連発がついてきました！
しかも、最後には
「ムォ～ッ」という声にならない声も。
黙って列に並んでいた乗客の顔が、みんな笑顔になりました。

東京の中心で足がすくむ

こうして見てみると、東京という所は実にビルだらけの街だ。
大地震がきたら、ポキポキッ、ガラガラガラとみんな倒れちゃっても不思議ではないような気がする。
といってる僕も、そんな中の一つの小さなビルで一日の大半を過ごしているわけだから、ちょっと恐ろしい話だけどね。
かといって、来るべきその時に備えて何かしてるでもなく、できるでもなく、毎日はただどんどん過ぎていくばかりなのだ。
さて今日の写真は、後楽園駅のそばにそびえ立っている文京シビックセンター（区役所にしては立派過ぎ！）25階展望フロアからの眺め。
330℃開けた窓に沿って横歩きして行くと、「三脚禁止」の表示やマナーを呼びかける立て札が目に入る。アマチュアカメラマンの皆さんが、ついつい夢中になってしまうのだろう。でも、それもわかるほどの絶景であることは確か。
ちなみに、すぐ隣にあるラクーアの大観覧車を見下ろす高さで、入館無料だ。

2/8（水）の湘南ライナー

今晩も10時半。
乗車率は40％位。
車内の表示温度は18.8°です。

気がつけば、来週の今日は年に一度の健康診断。
何だかそのころが疲れのピークになりそうな予感がしています。
「今日は具合が悪いから、検診に行くのを止めたよ」
先日、社長がそんなことを言ったのでズッコケたけど、確かに今はそんな気分ではありますね。

週末自転車男の夢

「いい自転車に乗るべきですよ」
埼玉の戸田市から会社まで自転車で通勤してくることもあるＭ君が、悪魔の囁き。
その通りなんだよな。今の自転車は必要に迫られて買ったもので、それ自体の重量もかなりあるからツライ場面にも、よく出くわす（筋力アップにはいいけど）。
やっぱり軽快に乗りたい。
渋滞の列の横をサーッと風のように駆け抜けたい。
ちょっとした坂道だって笑顔でグングン登っていきたい。
そうだな、色は黄緑をベースに青で…。
おっと、今の愛車を購入してからそんなに経っていないではないか。まだピカピカ。
現実問題として“乗り換え”は叶わぬ夢なのだ。
唯一方法があるとすれば、一生懸命こいで早く乗り潰してしまうこと。
そのためには、僕もいよいよ自転車通勤か！
いやいや、ムリムリ。
たどり着くのが精一杯で、間違いなく仕事にならない。

写真は、昼休みの散歩で通りかかった東大の赤門。自転車通学の学生がけっこう多い。

2/7（火）の湘南ライナー

10時半。
乗車率は40％弱。
車内の表示温度は20.8°です。

今晩は忘れませんでしたよ、ケータイと腕時計。
「徹夜？」と心配してくれた人もいたようで、申し訳ないやら情けないやら。
最近（前からか）考えられないポカをやらかすようになったので、気をつけなければいけませんね。
それとも、単なる呆け？
それはそれで困ったものですが。

雪道を一人行く夜

東京を出るときはポツリポツリだった雨が、家のほうでは雪模様。
道路は雪がシャーベット状で、帰宅の道も気が抜けない。
途中、小さな公園のほのかな照明に映える白が美しい。
きっと明日は、小さな足跡でいっぱいになるに違いない。

触れると痛い目に遭うよ

昨日は会社の床洗浄があったために、今朝は室内の湿度が高かったようだ。
おまけに外が冷え込んだので、珍しく窓ガラスが結露。
ただ、そのおかげで静電気を心配することなく一日過ごせた。
床が絨毯のような化繊素材だから、乾燥している冬場はとにかくバチバチくる。そのたびに衝撃が走り痛い！痛い！
それでも平気な人はなんでもないから不思議なんだけどね。
トシを取ってくると干からびて帯電しやすくなるのか、僕の場合は血がドロドロだからという説もある。
あっちでパチッ、こっちでバチッ、一人で放電しまくり千代子。
この電力を何とか効率的に活かせないものですかねぇシャープさん、と相談したいほどヒドイのだ。
ところが会社を一歩出ると、もうまったく静電気とは無縁になるからまたまた不思議。
しびれるような危険な男でいられるのは社内限定。
すっかり放電した後は、普通のおじさんにパワーダウンしてしまうのだ。