ひとり途中下車の旅

ジュニアバレーボールの配車当番で早朝から会場へ。
息子も7時に部活に出かけて夕方までフリーだ。
思い立って、最近マイブームの散歩の拡大版をと、今日はぶらり電車で鎌倉へ向かった。
藤沢から乗車した江ノ電では、最前列をキープ。江ノ電でＧＯ！
終点まで運転士気分を満喫した。
鎌倉駅周辺をぐるぐる歩いた後は、そのまま長谷方面へ。
海へ出てみたり、んー十年ぶりに鎌倉文学館へ寄ってみたり、大仏、長谷観音と定番コースを歩き倒した。











それにしても、外国人の姿が多い（ここはアジア系よりも欧米系が中心）。
「団体さん」といえば、日本人の海外旅行の専売特許だったのにね。
さらに江ノ電で乗り降りしながら藤沢へ戻る。
ゆっくり歩けばいいのに、一人だからついつい早歩きになってしまう。
夕方に“お迎え”があるので、帰りの時間が気になるのだ。
ゆっくりコーヒーでも飲みながら本でも読もうと持っていったのに。
10年分ぐらい歩いた気分、ふくらはぎはパンパンだ。
でも、一人歩きもだんだん楽しくなってきたよ。

静かな井戸端

「近所のご迷惑にならないようにお願いします」
そんな掲示がある細い路地を進むと、あの5000円札でおなじみの樋口一葉も水を汲んだという井戸がある。
驚くのは、「迷惑に」なりそうなくらい人が訪れる（僕も含めて）名所なのに、そこでは今もごく普通の生活が営まれているということ。
そして、こんな路地が本郷あたりには結構あるのだ。
ドームやラクーア、オフィス街が目立ってしまうが、ちょっとウラへ抜けると昔ながらの家並みが現れたりする。今にも、和服に割烹着姿のおかみさんが赤ん坊を背負いガラガラっと引き戸を開けて出て来そうだ。
先日の文京シビックセンター展望室からの写真では見つからない住宅街。
迷惑にならないように、こっそり歩きたい。
こっそりだと、怪しいかな。