「都内死者は4660人」
そんな見出しの記事が新聞に載っていた。
東京都防災会議地震部会が想定したマグニチュード7.3の地震が起きた場合の数字だそうだ。
「60人」というところが、妙にリアル。
週の大半をその都内で過ごしている身としては、ちょっと怖い話だ。
だからといって、会社の入っているビルの耐震強度を高める工事を自分の手でできるでもなく、ただただ黙ってその日を迎えるだけなのだが。
さて今日の写真は、散歩で寄った『都戦没者霊園』。一応公園様式になっているが、昼休みだというのに閑散としている。ひたすら少林拳のようなポーズをとる男性が一人だけ。その人とて無言で型を繰り返すばかりで、冷たい静寂だけが広がっていた。