湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

ワーン、信じーられないランチ

2012-07-13 21:54:13 | B食の道


「中華街ランチ史上最高!」
中華街のランチのほとんどを食い尽くしているという達人が興奮気味に、そう言ったのである。

といっても、その達人というのはおっさん二人旅のもう一人のメンバーなんだけどね(笑)。

今日も彼の運転する社用車に迎えられ、史上最高のランチが待つ『王興記』へ。
朝陽門や天長門にほど近い場所、建物自体は小さ目である。ただ中に入ると天井が高く、そこにはなぜか雲龍図が描かれている。

さあ、ランチだ。「土鍋ハンバーグ」とか「豚しょうが焼き」とか、中華街らしからぬメニューが並んでいる。おいおい・・・だいじょうぶなのかぁ。
でも、ここは達人の言葉を信じ「豚生しょうが焼き」をオーダー。

「オチャはアイスかホットかドッチか?」
片言で問われ、思わず
「ホットデ」
と片言で返してしまった(笑)。

食後にコーヒーが付くと聞いていたので、それがアイスかホットかと尋ねられたのかと思ったら、まず出てきたのはウーロン茶だった。しかも、ホットは一人用のポットで!

まもなくお盆に載った「豚しょうが焼き」がドーンと登場。
おいおい・・・今度は驚愕のおいおいである。



なんでしょう、この素晴らしいビジュアルは。丼のご飯、具だくさんで彩りも美しいスープ、甘い系だけどサッパリしたドレッシングのかかったサラダ、漬け物、そしてマンゴープリンには練乳がかけられている。
大きめのお皿に盛られた豚肉が少なく見えてしまうほど、とにかく脇役達の存在感がたくましい。
いやいや、実はその豚肉もしっかりしてるぞ。僕が大好きなペラペラで脂身タップリのチープなやつとは比べ物にならない。おや、豚肉の隣には玉ねぎとタルタル系のソースが盛られている。サラダとは別にですよ。
これをお肉にからめて口に運ぶ。もちろん間髪を容れず白飯も運ぶ。おぉ、しょうが焼きマニアにとっての至福がやってきた。
あぁ、これは奇跡だ。
彼が言う通り、中華街史上最高のランチである(個人的な感想です)。

えっ? こんなレベルなら広い中華街だ、他にもあるだろって?

エッヘン、さらにですね、食後のコーヒー(これも小さいけどちゃんとしていた)がついくるんですよ。
それで、なんと500円!
このボリュームで、この味で1コインなのだ。

いい~んですか

と高い天井に響き渡るくらい大声で、川平慈英風に叫びたくなった。

もともとランチは650円で(それでも安いけど)、金曜日だけ500円だったのだそうだ。いつからか月~金まで500円に。しかし、まだ浸透していないのか、昨日はガラガラだったという(今日は満席)。
昨日はガラガラって、達人は二日連続かい(笑)。なになに?「来週からはヘビーローテにする」って。
う~ん、僕もそうしたい。

すっかりいっぱいになったハラをさすりながら駐車場に着くと、料金はなんと600円だった。



いま『王興記』の読み方を調べてみたら「ワン・シン・ジー」だという。達人の名前が偶然にも「伸二」である。