湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

お寺の夜を味わう

2012-02-11 22:34:36 | ぶらかま


午後4時すぎ。観光客が家路につくころ、北鎌倉の静かなお寺で座禅体験は始まった。
過去・現在・未来を象徴するという阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来の三世仏が見下ろす仏殿。だんだん暗くなっていく中、パン、パ・パーン!という小気味いい警さくの音だけが響きわたる。座禅を組んでいない僕には時間がゆっくり過ぎていくように思えたが、参加者のみなさんは「あっという間だった」と口を揃えた。

続いて、場所を書院に移しての茶話会。
ご住職と若手の和尚さまとの肩ひじ張らないおしゃべりで、楽しい時間を過ごす。
お話に耳を傾けていたら、いつのまにか窓の外は真っ暗。こんな時間に鎌倉のお寺にいること自体が、実は特別な体験であることに気づく。

たった20名の、そして茶菓しか出ないささやかなツアーだけど、なんだかとっても鎌倉らしい気がして、帰りの夜道も足取りが軽かった。

狭いエリアにお寺が120もあるという鎌倉だが、たくさんいるはずの和尚さまとコミュニケーションをとる機会はほとんどない。そこで、そんな場を提供できないかと思いついた企画。
「面白そうだな」と賛同していただいたご住職に感謝。そして、場のハードルを下げたくてご登場願った若い和尚さまのご協力にも感謝である。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

次の2月25日(土)には、まだ多少アキがありますので、ぜひ! こっちはあさかま体験。
ちなみに、今日は女性の参加者のほうが多かったですよ。

写真は今日のものではありません。