寒い朝だった。
祝日だが特に用事もないので、授業があるという息子を学校まで送ってやることに。
富士山を正面に見ながらクルマを走らせていると、対向車が屋根に雪を頂いて何台も走ってくるので驚いた。丹沢の山々が白くなっているところをみると、どうやら夕べは雪が降ったらしい。寒いはずだ。
白い息を吐きながら歩いていく息子を見届けて帰路に着く。
途中まで戻ってくると、ポケットが震えた。
クルマを停めてケータイを開いてみると「休みかもしれない…」という文字が。
そりゃそーだよな、ふだんは祝日も授業があるかもしれないけれど、成人式の日に授業だなんて、さすがに学校も言わないだろう。完全な確認ミス。
結局、僕はまたＵターンして、さっき降ろした所まで引き返す。
青空に映える朝の富士山と丹沢・大山は確かに美しいけど、二度も眺めることになるとは思わなかったのである（笑）。