「死ぬまで。死ぬまで続けるんだ。死ぬまで」
なかなか辛辣な物言いをするドクターである。
健康診断の問診で、かつて糖尿に片足を突っ込み栄養指導を受けた経験を伝えての答だ。
「んーたいしたもんだ。よく続いてますねぇ。エライ、エライ！」
などと、誉めておだてるタイプだった去年までのドクターとは正反対。
「止めれば必ず戻るから。一生続けないと」
「はあ。一応食事には気をつけてるんですけど」
「食事よりも運動だよ」
「昼休みに散歩してます」
「散歩ったって、ただ歩いてちゃダメだよ。腕を振ったり、大股にしたり工夫しなきゃ」
ああ言いえば、こう言うである。
ただ向こうは医者なので、ああ言われれば、こっちは「はい」と言うしかないんだけどね。
見た目は白衣よりも作業着が似合いそうなおっちゃんドクター。聞けば、今日受診した誰もがズバズバと言い放たれ、苦し紛れの言い訳は全て否定されたそうな。
でも、乱暴かもしれないが、これくらい言ってもらったほうがみんな目が覚めるかもしれないね。
残念ながら、僕は目覚めなかった。
お昼は加賀屋本郷本店の『天津飯』で超満腹！
いいじゃないですか、朝飯を抜いているんですから。一食ぐらいは、ネェ～。
といいつつ帰りのライナーの中でも、夕飯にこんなものを…。
