湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

マツケンサンバⅡが響く前に

2005-03-08 23:51:52 | あんな話こんな話
例えば、黒装束の若い女の子たちがたむろしていれば、X-japan。
渋いおじさんやスリムな大人っぽい女性が多ければ、ローリングスト-ンズ。
幼い女の子を連れたお母さんや、若いモテそうもない男のグループが中心だと、モーニング娘。。
といった具合に、イベントのある日は特徴ある人々が東京ドーム周辺を埋め尽くす。なにしろ同じ志向の人々が5万人も集まってしまうのだからモノスゴイことですよ。
そういう意味で今日は興味津々で、会社の窓から幾度となくドームの周りを眺めていた。
3月8日はサンバの日。「マツケンサンバⅡin東京ドーム」が開催されるのだ!
きっと夕刻には、キラキラした衣装をまとった老若男女がどこからか湧いて来て、上にあげた両手をひらひらさせ、右右左左とステップを踏みながら列を成して横断歩道を渡っていく。もちろん誰もが満面の笑顔を浮かべ…
そんな光景を思い描いていたのだが、キラキラ衣装の人々がなかなか湧いて来ないではないか。
これはおかしい、そんなはずはないと思い、いつものように夕飯を買いがてら通りを渡ってドームまで足を伸ばしてみた(正確には、ドームの様子をうかがいがてら夕飯を買いにだけど…)。
入場口周辺は混雑しているものの、やっぱり光系の人が見つからない。
でも、ちょっとだけ光系の女の子たちに声をかけデジカメを向けて、その理由がわかった。
彼女たちはこう言ったのだ。「上着を着たままだけどいいですか?」
そうか、みんなコートの下に光系衣装を身につけているのだ。見つからなかったはずである。
ということは、ドームの中ではみんなキラキラ。ということは、踊ってテンションが上がっているから終演後はそのまま出てきて、周辺は…
その光景を目撃したい衝動にかられたが、イヤイヤだめだ。水道橋には昔からこんな言い伝えがある。
「こういう日は早く帰るに限る」
そう、歩道は人であふれ前へ進まず、駅の改札付近も黒山の人だかり、電車も大混雑…
もう何度も経験している。特に今晩はみんなが独特の妙なリズムを刻むに違いない。
水道橋永年勤続者は、仕事を早めに切り上げて家路に着いた。
それにしても、マツケンファンの中心的存在であろうオバチャンの姿がほとんどなく、9割が20代~30代の若い女性というのにも驚いた。
写真の丸い切り込みは、マツケンのレプリカを無理やり?!着せられた子供。