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湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

山の手お屋敷クルマなし

2006-10-21 01:27:30 | 本郷後楽園昼休み散歩


本郷あたりは、旧くから山の手と呼ばれたエリアだ。
昼休みに散歩をしていても、立派なお屋敷や古い民家に出くわすことが少なくない。
裕福そうな暮らしが垣間見える一方で、その敷地内に駐車スペースのない家が多いことに気づく。多分このあたりの自家用車所有率は、山の手の中でもかなり低いのではないだろうか。
理由はカンタン。単に道が狭くて入り組んでいたり、ならまだしも階段ばかりだったりするから。
迷路のような路地が、開発の波を堰き止めているのだろう。そのおかげで、僕たちは今でも懐かしい風景にも出会えるのだが。
写真は、本屋さんの帰りにちょっと入ってみた路地の先、大きな家が建ち並ぶ一帯の空き地。珍しくクルマを発見した。小さいけれど、一応外車。

筋肉痛によくキク坂

2006-10-17 00:48:43 | 本郷後楽園昼休み散歩


昨日、強い向かい風の中を大神まで自転車のペダルをこいだもので、今日はちょっと筋肉痛だ。
そこで、迎え酒ならぬ迎え運動ということで、昼休みに本郷坂道散歩。
石坂、菊坂、胸突き坂、梨の木坂、外記坂(新坂)…
坂の“はしご”だ(写真は石坂)。
これはキイタ。足のウラ土踏まずからアキレス腱、ふきらはぎ、もものウラのハムストリングあたりまでよーく伸びるカンジ。リハビリどころか、とってもいい運動になってしまった。
ところが、こうした坂で出くわす人は地元のお年寄りが多い。ゆっくりと、実にゆっくりとだが、文句ひとつ言わずにひたすら上り下りしているのだ。
たぶん何十年も、ここで繰り返してきたこと。本人たちにしてみれば、ごくありふれた日常のひとコマなのだろう。
ただ、僕にとっては間違いなくかなりの運動量で、すっかりお腹が減った。
となると、やっぱりあの店に寄って、パンを三つということになるのだっだ。


ニッポン晴れの桃太郎

2006-09-22 00:56:57 | 本郷後楽園昼休み散歩


久しぶりに昼休みのお散歩。
『大祭』と書かれた貼り紙やノボリやらが目につく。
本郷三丁目交差点近くにある小さな櫻木神社が秋の例大祭らしい。
写真は、かつて「弓町」と呼ばれたあたりで発見した大太鼓。久しぶりに屋外の空気に触れたのだろう、桃太郎さんも晴れやかな表情だ。
古い民家が多いエリアだから、子供たちがこの山車?を引くのか。
週末の天気が気になる。


保育園の屋上にある『集光器』らしい。そもそも『集光器』って何?


一度は食べてみたいハンバーガーの『ファイアーハウス』

本郷散歩ただいま準備中

2006-08-21 23:03:40 | 本郷後楽園昼休み散歩


「湘南」という文字に敏感に反応してしまうように、「本郷」という文字も気になる。
単に会社の住所が、かろうじて本郷だからなんだけど(家もかろうじて湘南という気もする)。
発売中の『散歩の達人』(交通新聞社) の特集が「神楽坂、本郷、小石川」だった。
行ってみたいスポットも数々。
これは、そろそろ昼休みに散歩に行けとの暗示か。
でも、待って。この暑さ、そして腰痛が、僕の行く手を阻む。
「それなりに汗をかき、老廃物を排出する。暑い季節ならなおさら」
という一文もあったが。
とりあえず睡魔がやってくるまで、しばし情報収集といきますか。

呼吸する家

2006-06-08 00:38:26 | 本郷後楽園昼休み散歩


お昼前にザーッと一雨。
ムッとくるかと思っていたら、案外ちょっとヒンヤリした風が吹いてきた。
そんな中、散歩中に蔦で覆われた建物を発見。
新緑が、雨の後で一層鮮やか。
よく見れば、二階の窓という窓、そして屋根の上のアンテナまでもがすっかり緑に覆われている。
コンクリート化が進む都会の中、ひとり気を吐き(というか酸素を吐き)緑化を推進している家。地球環境に優しい建物だ。
でも、実は弦の先がちょっとした隙間から家の中まで入り込んで、どんどん伸びて住民の体に巻きつき…。
むか~し見た漫画の『笑うセールスマン』のそんなワンシーンが思い浮かんできて、こういう家は何だか怖い。
写真など撮っていないで早く行こう。
ホラ、今度は外にも弦が伸びてくるぞ。あっ、前を歩くおじさんが危ない!

威風堂々百年下宿屋

2006-06-01 00:50:22 | 本郷後楽園昼休み散歩


驚くことに建てられたのは1905年(明治38年)というから、約100年も前だ。
時々紹介されている『本郷館』という三階建ての下宿屋さん。
雑誌の写真などで見ていた印象とは随分違い、その存在感に圧倒されて、しばし言葉を失った。
とても旧く板も薄っぺらなカンジがするのに、なぜだか佇まいは実に堂々としている。
こんな建物は昔だって、そうはお目にかかれなかったはずだ。それが、一世紀をへだてた今もそこに普通に建っていて、そこで(おそらく)学生たちが普通に生活しているところが、また素晴らしいではないか。
狭い部屋で小さな文机に向かっている学生。
暑くジメジメした今日のような日は、ランニングシャツ姿に違いない。
70部屋ほどあるそうだけど、今はどのくらいの下宿人が暮らしているのだろうか。



ほら、タイムスリップしてしまいました。でも、手には携帯電話が…



パン屋さんからは大声で世間話が。山の手なのに下町の風情。


さすがJFAハウスのお膝元。そういえばモニモニが緊急招集された。頑張れ!


ショック! 牛丼との再会を果たせぬままクローズ。

気持ちはもうペッタンコ

2006-04-21 23:58:05 | 本郷後楽園昼休み散歩


天気がよかったので、今日も昼休みにぶらり散歩を。
静かな公園では、ベンチでのんびりする人たちの姿が見える。
「日本じゃやっている人自体が少ないから…」
一段高いところから、そんな声が聞こえてきた。
階段を昇っていくと、広い所に銀色や黒っぽい鉄の玉がいくつも転がっている。
ジャンパー姿の男性が、大学生風の男の子二人に『ペタンク』を教えているようだった。
教えているというよりも、勧誘しているというほうが正しいかもしれない。
『ペタンク』なんて、テレビで見かけたぐらいで僕もよく知らないが、次の瞬間、指導員の口から何とも魅力的な一言が発せられた。
「今から始めれば日本一だって可能だよ、ホントに」
そうだよね、どれくらいいるかわからないけれど、確かに競技人口はそんなに多くないはず。ん~いいかも。僕も勧誘されてみようかなぁ!
と思ったら
「君たちみたいに若いときから始めればね」
だってさ。
さあ、仕事、仕事。ハヨ帰って仕事しよ。
青い空が鮮やか過ぎて、なんだか淋しくなってきた。


こちらは途中にあった近代的に改築されたお寺の入り口。

本郷の住宅街遊泳

2006-04-19 23:31:40 | 本郷後楽園昼休み散歩


「金魚坂」
昼休みの散歩中に、そんな可愛らしいというか奇妙な響きの看板を見かけて路地を入る。
その途端、むせ返るような生臭さがやってきた。
これはまさしく金魚の記憶。
以前、子供がお祭で“すくって”きた金魚を飼っていて、しばらく水槽を洗わなかった時のニオイだ。
と思ったら、ホントに金魚がたくさんいた!
地面を掘り下げた水槽がいくつも並んでいる。
会社に戻ってネットで検索したら、かなり古い金魚屋さんのようだ。



びっくりしたのは、その敷地内にかなり場違いな雰囲気の大きなレストラン?!があったこと。
ちょうどそこから出てきたご婦人方の後をフンのようについていくと
「いいお店があってよかったわねぇ」
「いいお昼になったワ」
と概ね好評のよう。まさか、とびきり新鮮な金魚料理が出てきたわけではないだろうけど。
本郷の住宅街で見つけた不思議な空間。
これだから金魚散歩…いや、近所散歩はやめられない。

大きな桜の木の下で

2006-03-27 22:57:22 | 本郷後楽園昼休み散歩


いよいよ会社の前、壱岐坂下交差点に一本だけ立っている桜が今を盛り。
昼休みに、しばらくたたずんでみた。
かなりの人がここを行き来し、信号待ちをしているにもかかわらず、見上げる人のなんと少ないことか。
こんなに咲き誇っているというのに、おしゃべりをしながら、ケータイメールを見ながらみんな通り過ぎてしまう。
立ち止まり、見上げ、しばし見とれるのは中年以上の男性ばかりだ。
「桜を見て癒されるのは日本人だけ」
とは、会社のM博士談。日本人のDNAには、ちゃんと桜を愛でるという遺伝子が組み込まれているというのだ。
しかし、いまやDNAに忠実なのは中年以上の男性だけということか。それとも、見た目とは違い彼らは情緒豊か、あるいはロマンチスト(彼らといいながら僕だとアピール!)。
まあ、2~3日もしてハラハラと花びらが目の前を舞うようになれば、誰ものDNAが目を覚まし、ケータイやデジカメを思い思いにかざすことになるだろう。
今日の写真の人、派手なジャケットでポーズを決めているが見ず知らずの方。


こちらは春らしい装いの後姿美人(たぶん前も)


この木の下をねぐらにしているホームレスは現在一時的に転居中。おっ、小さな女の子の上あたりにあのお店が見える。

静かな井戸端

2006-02-11 00:58:16 | 本郷後楽園昼休み散歩


「近所のご迷惑にならないようにお願いします」
そんな掲示がある細い路地を進むと、あの5000円札でおなじみの樋口一葉も水を汲んだという井戸がある。
驚くのは、「迷惑に」なりそうなくらい人が訪れる(僕も含めて)名所なのに、そこでは今もごく普通の生活が営まれているということ。
そして、こんな路地が本郷あたりには結構あるのだ。
ドームやラクーア、オフィス街が目立ってしまうが、ちょっとウラへ抜けると昔ながらの家並みが現れたりする。今にも、和服に割烹着姿のおかみさんが赤ん坊を背負いガラガラっと引き戸を開けて出て来そうだ。
先日の文京シビックセンター展望室からの写真では見つからない住宅街。
迷惑にならないように、こっそり歩きたい。
こっそりだと、怪しいかな。