「いらっしゃい」と言った店員さんが、今日はなぜか伏せ目がちだった。
会社の近所の定食屋が、久しぶりに暖簾を出した。
このお店、デンスケ劇場(わかるかなぁ)に出てきたような昭和30年代を彷彿とさせる佇まい。一応お寿司屋さんとしてのカウンターも備えている。テーブルや椅子はどれも小さめ。お客のほとんどが中年~熟年の男性だ。
ただ、東京ドームや神宮球場のお弁当の製造販売もしているので、野球シーズン中はちょくちょく休む。以前はちょくちょくだったが、だんだん休みが多くなってきて、やたらめったら休むようになり、とうとうこの春からは約半年間開店休業状態だったのだ。
それが、久しぶりに開けるという張り紙があったので、今日は12時キッカリにすっとんで行く。
1階はすでに100%男性で満席。平均年齢は54.5歳(たぶん)。おっ、ウチの社長もすでにかっこんでいる。

ならばと、迷わず2階へ。
この2階の座敷がまたいい。映画駅前旅館シリーズ(わかんねぇだろうなぁ)に出てくるような、ちょっと寝転んでしまいたくなる懐かしい雰囲気。障子を開けると、交通量が多い白山通りの向こうに真っ白なドームがそびえているのも不思議な光景。
時代に取り残されてしまったような、いや時代だけが勝手に先に行ってしまったような、なんともいえない気分に浸れる。
味のほうも、すべてが昭和のイメージ。新しいものは何一つない(ホントはあるのかも)。
おススメは、オムセット(オムライスと小ラーメンで850円)と、時々日替わりに登場する『かつとじ』(800円)。ドームにお越しの際は是非。暖簾が出ていたら超ラッキーかも。
今日は、長らくの休業のお詫びのしるしか、小鉢が一つ多かった。

ご飯、なめこ汁、フライ(串かつ、ヒレ、エビ)、かつおの刺身、がんもどきの煮物、お新香
右の写真は夕飯。なんと赤プリの白飯&ザーサイ!中華のコースに御ひつで出てきてご飯茶碗でいただく。炒飯じゃないのね。