湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

傘ないけど貸さない時代

2007-02-10 01:16:47 | 本郷後楽園昼休み散歩


地下鉄の出入り口で若い男女。
先輩らしい男性が、女の子に傘を差し出しながら言った。
「傘、あげるよ」
このくらいの雨なら僕は濡れてもかまわない、だから…というかんじ。
いいぞ、いいぞ、昭和の男が誉めてやろう。
でも、ちょっと待って。
今の言葉、なーんか違和感あったんだよなあ。ん~。
そうか、「あげるよ」と言ってたぞ。
ついこの間まで
「“貸して”あげるよ」だったよね。
確かに手渡そうとしていたのは、ビニール傘。価格的には、貸すほどのものでもない。100円ショップでも売っている時代だからね。
でも、ちょっと淋しい気もするなあ。
だって、“貸す”のだったら、返すために少なくとももう一度会えるわけだし、そこから恋の花咲くこともあるわけで。
そんな昭和みたいな淡いストーリーは、時代という名の雨に流されてしまったのか。
というわけで、それでも万が一恋が始まり愛に発展したら、教会で誓いを(かなり強引)。
今日の写真は、昼休みの散歩中に見つけ、その存在感に圧倒されてしまった西神田の『神田カトリック教会』。
昭和3年竣工。奇跡的に戦災を免れ、文化庁の有形文化財になっているらしい。
もちろん、チャペルでの結婚式も受付中だった。


前の道路にも、ちゃんと十字が(違うか)。


外国にやって来たように見えなくもなくなくない?

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