塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 太田道灌と江戸 雲玉和歌集抄

2018-07-05 05:37:31 | ミュージアム巡り_2020
 次の書物は、衲叟馴窓(のうそうじゅんそう)が私撰した和歌集
で別名「雲玉集」で、永正11年(1514)に成立。
 その内容は、馴窓自身の和歌約200首と柿本人麻呂や大伴家持、
源俊頼、冷泉為尹、木戸孝範、東常緑などの著名な歌人の和歌で
構成されている。馴窓は連歌師の木戸孝範の弟子で江戸城近辺に
住んでいた。

 展示資料は、馴窓が道灌らと共に相模の江ノ島を参詣した時に
作成した和歌の部分。この時の道灌は、和歌に使われている詞に
ついて意見を述べており、この頃には道灌が和歌について素養を
持っていたことが判る。和学講談所旧蔵。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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