塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 太田道灌と江戸 江戸名所図会

2018-07-03 05:43:14 | ミュージアム巡り_2020
 次の書は「江戸名所図会」で、江戸後期の寛政年間から天保年間
にかけて、江戸神田雉子町の町名主、斎藤長秋・莞斎・月岑の三代に
より作成・刊行された江戸の地誌。作画は長谷川雪旦で、江戸幕府
内・武蔵国内の神社仏閣、古蹟名所の当時の現状や沿革が記されて
いる。
展示されたページは、巻12に収録されている「山吹の里」の場面。
この山吹の里の逸話は、道灌の有名な伝承の一つで、場所は現在の
新宿区にある大聖院付近、または荒川区の泊船軒付近との諸説があ
る。内務省旧蔵。

 こちらは「江戸名勝図絵」の「道灌山」、現在の荒川区西日暮里
あたりの高台で、道灌の館跡という伝承がある。江戸の頃はここか
ら筑波山や日光の山並みが一望できる景勝地だった。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする