「今日はみなさんに、ちょっと*し合いをしてもらいま~す」
……てなわけで、報告が非常に遅れてしまいましたが、第3回夏のTRPG会の報告でございます。
今回はガンドッグのルールを用いて、総勢9人のプレイヤーによる凄絶なバトルロワイアルを行いました。
実は追加サプリにガンドッグ・デスゲームという名称のバトルロワイアル方式シナリオが存在するのですが、
どうせならもっと原作みたくやりたいよね?
ってことで、MAPも作成し直し、キャラクターも一から作ってのスタートです。
で、当然原作に忠実に、ということで、本家のルールにもあるように、初期装備は完全ランダムにダイスロールで決定。
たまに戦闘では到底使えないネタが混じっているのはご愛嬌。
あ、もちろん首には例によって高性能爆薬が仕掛けられており、侵入禁止区域に入ったり、一定時間誰もリタイアしなかったりすると爆死でございます。
各人にMAPは配られるものの、GMとのメモのやり取りによって行動を宣言してゆくシステムのため、互いの位置把握は極めて困難。
他人を発見したら即発砲するもよし、同盟を結んで行動を共にするもよし、仲間を裏切って奇襲をかけるもよし。
最後に生き残るのは誰だ!?
ガンドッグ・バトルロワイアル参加者
胸肩 仁(32・♂):コマンダー/スカウト PL:ゴンタ
仕官上がりの元医者。筋骨隆々のすばらしい肉体が自慢。
銃射撃・白兵戦・交渉術にバランスよく長け、オールラウンドに活躍することができる。
ちなみに魅力10。
初期獲得武器はH&K USPとクロスボウ。
アグル(33・♂):スナイパー/スカウト PL:安綱
「人は二つの足を大地につけていなければならない」を信条とし、靴を履いて動き回る者たちに敵意の眼差しを向ける南米人。
獲物を狩るには待ち伏せが一番とばかりに、1箇所に留まりひたすらターゲットを待ち続けた。
銃を所持していなかったため<狙撃>こそできなかったが、ある意味立派なスナイパー。
初期獲得武器はM34白燐焼夷手榴弾とM18発煙手榴弾。
野々村 優(31・♀):アサルト/コマンダー PL:mono
長らく警察官をやっていたからか、やたらと生命力の強い31歳。
集落を探索中にアグルと遭遇し、一時的に険悪な雰囲気になるも、その場は穏便に事を済ませた模様。
単独で戦場内をうろつき回るも、(PL本人の)不幸体質ゆえか、事前に設置されていた爆薬トラップ区域に足を踏み入れる。
初期獲得武器はH&K Mk.23 SOCOMピストルと暗視スコープ。
リステル・7・ミスティーク(15・♀):スカウト/メディック PL:GHETTA
今回最年少の少女。
経歴の浅さを仲間を集めることによる組織行動でカバーする。
能力的に他人に劣るため、仲間から譲り受けた爆薬にてそこら中にトラップを配置することに専念。
これが後半、戦局に大きく影響を与えることとなる。
初期獲得武器はH&K XM-8カービンと発射式スタンガン。
サンジャヤ・ベーラッティプッタ(16・♀):コマンダー/メディック PL:k
正義感の強いインド人の少女。
周囲への警戒に最大限気を配っており、行く先の安全を確認してからでないと行動しない慎重派。
後方支援型であることも然ることながら、人間関係的に仲間に恵まれなかったことが最大の不幸か。
初期獲得武器は閃光手榴弾と双眼鏡LEVEL1。
テツコ・オステオ(26・♂):オペレーター/スナイパー PL:むっく
合宿か何かだと思い込んだままゲームに参加した青年。
マイペースに動き回り、散策し飽きたところで無人の民家で爆酔していた。
まあ、配られたバッグから出てきた武器が『アレ』では緊張感も沸かなかったろうが。
初期獲得武器は水鉄砲とハリセン。
ちなみに、GMは一切細工してません。
常盤 正紀(18・♂):コマンダー/メディック PL:東京
元テロリスト。
集落での探索行動に時間の大部分を費やし、バイクなどを手に入れる。
その場その場にあるもので状況を打破してゆく作戦か。
侵入禁止指定された区域を制限時間が来る前に突っ切って移動するなど、随一の行動力を見せる。
初期獲得武器はグラーチ(MP443)とロープ。
ムスファ・ピューター(27・♂):コマンダー/アサルト PL:急須屋
元軍人仕官にして特殊部隊上がりの大佐。
「ふはははは!私は王になる男だよ!」
仲間を次々と集め、そのリーダー格として君臨。
さらに戦闘ではライフルの腕前を存分に活かすなど、カリスマ的な威光を発揮する急先鋒。
その独断ぶりに憤慨した仲間の少女から『バルス』をくらうも、平気で立っていた。
初期獲得武器は爆薬セットとM67破片手榴弾。
ゲルト・ブルックナー(24・♂):スナイパー/メディック PL:00doll
言動が何かと挑発的な青年。
仲間を作る際にも自分の情報は極力隠すなど、比較的利己的に立ち回る。
極めて理にかなってはいるのだが。
途中爆薬トラップで危うく命を落としかけるも、持ち前の医療技術を発揮して窮地から立ち直るなど、持ち前の強力な武器も相まって、今回屈指の実力派。
初期獲得武器はAK47SアサルトライフルとM60 GPMG。
……しっかし、確率10分の1なのに、みんな爆発物引き過ぎ(笑)
試合経過
ゲーム序盤から数名の参加者が接近遭遇。
しかし、まだ序盤ということもあってか、互いにそれほど険悪な雰囲気にはならず、比較的穏健な方向での会話が進む。
この時点で胸肩とゲルト、ムスファとリステルがチームを組む。
配布されたバッグの中に水鉄砲が入っていたテツコは、とりあえず近くにある川で給水しつつ、投擲用の石をゲット。
アグルと野々村は集落で出会うも、互いの意見が合わず別行動をすることに。
その割には50m距離を離して同じ方向に進んでいるのはどうなのか。
ちなみにムスファとリステルはここで互いの武器を交換。
ムスファから爆薬セットを受け取ったリステルは、そこかしこで爆薬トラップを仕掛けて回る。
かわりにムスファはH&K XM-8カービンをゲット。
……その交換はおかしくないか?
プレイヤーの何人かは集落での探索行動に時間を費やす。
特に常盤は探索行動に従事し、結果としてバイクや工具セットなど、武器ではないものの使い方さえ誤らなければゲームを有利に進められるアイテムを複数ゲット。
あと、クリティカルでハリセンもゲット。
東:「いるかあああぁぁぁぁぁ!!」
さっそくノリツッコミに使われました。
NPCのプレイヤーが全滅し、いよいよ残りは9人に。
ここから否応なしにプレイヤー間での戦闘を余儀なくされることになる。
が、さすがにそう簡単にはPVPは始まらず、それどころかムスファのチームにサンジャヤが合流する展開。
まともな武器のないテツコにいたっては、人気のない民家で仮眠を取り始める始末。
こりゃ、このまま全員時間切れで共倒れか?
……とか思っていると、仮眠を終えたテツコがムスファのチームと遭遇。
今回も話し合いから入るのかと思いきや、時間的に限界が迫っていたことと、これ以上チームメンバーを増やしても逆に誰かが足手まといになる恐れがあるとの理由からムスファ、問答無用でテツコを銃撃。
あんた……鬼や。
テツコ、事態をイマイチ理解しきれないまま、ハリセンでムスファを叩くも、そんなもので対抗できるはずもなく、リタイア。
ほぼ同刻、戦況を計りかねていた胸肩は、このまま時間切れになるよりは自分の相方を犠牲にする方がマシと判断し、密かに離反のチャンスを待つ。
そして訪れる、絶好のチャンス!
ゲルトが先行して薄暗い森の中に足を踏み入れた瞬間、胸肩はゲルトに飛び掛る。
――次の瞬間、
――――――――ドン!!
リステルが仕掛けていた爆薬トラップが発動し、胸肩・ゲルトともに重傷に。
お陰で襲撃をかけることもままならず、ゲルトに離反しようとしていたことを気づかれる。
が、ここでの戦闘は双方共倒れになる可能性が高いと踏んだゲルト。
<ファーストエイド>で互いの傷の治療を行い、再度チームを組むことを提案する。
胸肩がこの提案に異議を唱えるはずもなく、両名再び合流。
テツコ攻略後、北へと進路を変更するムスファ一行。
しかし正義感に厚いサンジャヤは、先ほどのムスファの行動を容認しかねていた。
そして、少女はムスファのチームを離反する決意を密かに固める。
意気揚々と進むムスファ大佐。その背後から――
「バルス!!」(一同爆笑)
という掛け声とともにサンジャヤ、閃光手榴弾を投擲。
危うく朦朧しかけるも、ムスファ難なく立ち直り反撃。
元より戦闘能力の低いサンジャヤ、どうすることもできず、リタイア。
k:「ムスファ補正で閃光手榴弾で死亡しませんかね?」
無理です。
北部の森の中でM67破片手榴弾を発見したアグル。
しばらく換装するか思案した後、それらを堂々と見つけやすい位置に放置したまま、付近に隠れて罠を張ることに。
ゲーム中盤。
予期せぬ爆薬トラップで結束を深めたはずの胸肩チームでは、今度はゲルトが胸肩を裏切り攻撃を仕掛ける。
が、胸肩もこの攻撃を予期していたのか、逆に先手を取ってゲルトの銃にとって苦手な至近距離にまで間合いを詰める。
先手が取れなければ最初から勝ち目などないと踏んでいたゲルト、胸肩の勧告にあっさり降伏し、両者三たびチームを組む。
なんだかすごい光景だ。
侵入禁止区域が増加し、動き回れる実空間が狭まるにつれて、加速度的に互いの遭遇率は当然アップ。
そして遭遇を避けるための行動が死を招く確率も。
立て続けに鳴り響く銃声から逃れるためか、野々村、進路を一路西に変更。
日が暮れるのに合わせて森の中へと逃げ込む。
しかしそこには――
――――――――ドン!!
リステルが昼間のうちに仕掛けていた爆薬トラップに見事に引っかかってしまう野々村。
さらに爆風で[出血]を負ってしまい、野々村瀕死。
ちなみにその隣のエリアには胸肩チームが。
2人が発見した時には既に虫の息だった野々村。
気力(という名のダイス目)だけで持ちこたえていたものの、やがて力尽き脱落。
一方、北側の森に足を踏み入れた常磐。
例によって周囲の散策を始めると、ほどなくM67破片手榴弾が落ちているのを発見。
それは――そう、アグルの仕掛けたトラップ!
すかさず手にしていた白燐焼夷手榴弾で常磐に奇襲攻撃をかけるアグル。
常磐、命からがらその場を逃げ出すも、近くを流れる川まで来たところで追い討ちをかけるようにリステルの仕掛けた爆薬トラップが発動。
不意をつかれた常磐、ここで再起不能に。
すぐ近くにいたムスファチーム、常磐の所持していた武器を回収し、さらに爆薬トラップを仕掛け直した上で西へ。
残るプレイヤーは5人。
胸肩、アグル、リステル、ムスファ、そしてゲルト。
はじめに動いたのはアグル。
次の侵入禁止区域に現在の潜伏場所が指定されたため、やむなく動かざるをえなくなっての行動だった。
しかし移動した先は不幸にもムスファたちの待ち受けるエリア。
暗闇の中では白燐焼夷手榴弾も狙いが定まらず、ムスファの銃弾の前になす術なし。
アグル、よりによって最も地に足がついていない男の手によってリタイア。
すぐ近くで銃声を耳にした胸肩チーム。
音のした方向へ慎重に近づき、奇襲を狙う。
既に日はとっぷりと暮れ、視界の悪さは折り紙付き。
最終的には白兵戦に持ち込むのが一番と考えた胸肩、銃を使わず徒手空拳でムスファに飛びかかり、さらにそれをゲルトが援護する。
不意を討たれたムスファ、リステルとともに応戦するも、二人からの集中攻撃を受け、ついに倒れる。
2対1という絶対的不利状況に追い込まれたリステルは一目散にその場を逃走。
運動能力の高さを活かして一路東に向かう。
当然それを逃すまいと後を追う胸肩チーム。
逃げるリステル。
追う胸肩とゲルト。
必死で逃げる相手を追うには、追う側もやはり必死にならなければならない。
それこそが、最大のトラップだということに胸肩が気づいたのは、『そこ』に足を踏み入れた瞬間だった。
――――――――ドン!!
常磐リタイア後にリステルが仕掛けた最後の爆薬トラップ――それが、発動した。
爆風に巻き込まれ、まず胸肩が戦闘不能に。
ついでゲルトも虫の息となるが、暗闇故にトラップの位置を見誤ったか、リステル自身も爆風によって[出血]を負い、最後はぎりぎりの持久戦に。
そして勝ち残ったのは――――――
『優勝者、リステル・7・ミスティーク。ただし、優勝決定直後に失血死。』
……うん。
ひどい結末だ。
やっぱり爆発物のレアリティとトラップ作成の難易度はもう少し上げた方がよかったかなぁ。
や、まあ、なんにせよ、最後まで生き残ったリステル、おめでとう。
ゲーム的には立派に優勝者ですよ。ええ。
あ、ちなみに、今回はデモリッション(爆発物のスペシャリスト)がいなかったので誰も判定できませんでしたが、首の爆弾も判定結果次第では解除できました。
一応、みんなが一致団結して大会本部に乗り込んできた時のために、ボスデータも用意してはありましたが、いやはや。
今度は私自身プレイヤーとして参加したいものですが、こんな悪趣味なゲームは皆さんもうコリゴリですかそうですか。
……てなわけで、報告が非常に遅れてしまいましたが、第3回夏のTRPG会の報告でございます。
今回はガンドッグのルールを用いて、総勢9人のプレイヤーによる凄絶なバトルロワイアルを行いました。
実は追加サプリにガンドッグ・デスゲームという名称のバトルロワイアル方式シナリオが存在するのですが、
どうせならもっと原作みたくやりたいよね?
ってことで、MAPも作成し直し、キャラクターも一から作ってのスタートです。
で、当然原作に忠実に、ということで、本家のルールにもあるように、初期装備は完全ランダムにダイスロールで決定。
たまに戦闘では到底使えないネタが混じっているのはご愛嬌。
あ、もちろん首には例によって高性能爆薬が仕掛けられており、侵入禁止区域に入ったり、一定時間誰もリタイアしなかったりすると爆死でございます。
各人にMAPは配られるものの、GMとのメモのやり取りによって行動を宣言してゆくシステムのため、互いの位置把握は極めて困難。
他人を発見したら即発砲するもよし、同盟を結んで行動を共にするもよし、仲間を裏切って奇襲をかけるもよし。
最後に生き残るのは誰だ!?
ガンドッグ・バトルロワイアル参加者
胸肩 仁(32・♂):コマンダー/スカウト PL:ゴンタ
仕官上がりの元医者。筋骨隆々のすばらしい肉体が自慢。
銃射撃・白兵戦・交渉術にバランスよく長け、オールラウンドに活躍することができる。
ちなみに魅力10。
初期獲得武器はH&K USPとクロスボウ。
アグル(33・♂):スナイパー/スカウト PL:安綱
「人は二つの足を大地につけていなければならない」を信条とし、靴を履いて動き回る者たちに敵意の眼差しを向ける南米人。
獲物を狩るには待ち伏せが一番とばかりに、1箇所に留まりひたすらターゲットを待ち続けた。
銃を所持していなかったため<狙撃>こそできなかったが、ある意味立派なスナイパー。
初期獲得武器はM34白燐焼夷手榴弾とM18発煙手榴弾。
野々村 優(31・♀):アサルト/コマンダー PL:mono
長らく警察官をやっていたからか、やたらと生命力の強い31歳。
集落を探索中にアグルと遭遇し、一時的に険悪な雰囲気になるも、その場は穏便に事を済ませた模様。
単独で戦場内をうろつき回るも、(PL本人の)不幸体質ゆえか、事前に設置されていた爆薬トラップ区域に足を踏み入れる。
初期獲得武器はH&K Mk.23 SOCOMピストルと暗視スコープ。
リステル・7・ミスティーク(15・♀):スカウト/メディック PL:GHETTA
今回最年少の少女。
経歴の浅さを仲間を集めることによる組織行動でカバーする。
能力的に他人に劣るため、仲間から譲り受けた爆薬にてそこら中にトラップを配置することに専念。
これが後半、戦局に大きく影響を与えることとなる。
初期獲得武器はH&K XM-8カービンと発射式スタンガン。
サンジャヤ・ベーラッティプッタ(16・♀):コマンダー/メディック PL:k
正義感の強いインド人の少女。
周囲への警戒に最大限気を配っており、行く先の安全を確認してからでないと行動しない慎重派。
後方支援型であることも然ることながら、人間関係的に仲間に恵まれなかったことが最大の不幸か。
初期獲得武器は閃光手榴弾と双眼鏡LEVEL1。
テツコ・オステオ(26・♂):オペレーター/スナイパー PL:むっく
合宿か何かだと思い込んだままゲームに参加した青年。
マイペースに動き回り、散策し飽きたところで無人の民家で爆酔していた。
まあ、配られたバッグから出てきた武器が『アレ』では緊張感も沸かなかったろうが。
初期獲得武器は水鉄砲とハリセン。
ちなみに、GMは一切細工してません。
常盤 正紀(18・♂):コマンダー/メディック PL:東京
元テロリスト。
集落での探索行動に時間の大部分を費やし、バイクなどを手に入れる。
その場その場にあるもので状況を打破してゆく作戦か。
侵入禁止指定された区域を制限時間が来る前に突っ切って移動するなど、随一の行動力を見せる。
初期獲得武器はグラーチ(MP443)とロープ。
ムスファ・ピューター(27・♂):コマンダー/アサルト PL:急須屋
元軍人仕官にして特殊部隊上がりの大佐。
「ふはははは!私は王になる男だよ!」
仲間を次々と集め、そのリーダー格として君臨。
さらに戦闘ではライフルの腕前を存分に活かすなど、カリスマ的な威光を発揮する急先鋒。
その独断ぶりに憤慨した仲間の少女から『バルス』をくらうも、平気で立っていた。
初期獲得武器は爆薬セットとM67破片手榴弾。
ゲルト・ブルックナー(24・♂):スナイパー/メディック PL:00doll
言動が何かと挑発的な青年。
仲間を作る際にも自分の情報は極力隠すなど、比較的利己的に立ち回る。
極めて理にかなってはいるのだが。
途中爆薬トラップで危うく命を落としかけるも、持ち前の医療技術を発揮して窮地から立ち直るなど、持ち前の強力な武器も相まって、今回屈指の実力派。
初期獲得武器はAK47SアサルトライフルとM60 GPMG。
……しっかし、確率10分の1なのに、みんな爆発物引き過ぎ(笑)
試合経過
ゲーム序盤から数名の参加者が接近遭遇。
しかし、まだ序盤ということもあってか、互いにそれほど険悪な雰囲気にはならず、比較的穏健な方向での会話が進む。
この時点で胸肩とゲルト、ムスファとリステルがチームを組む。
配布されたバッグの中に水鉄砲が入っていたテツコは、とりあえず近くにある川で給水しつつ、投擲用の石をゲット。
アグルと野々村は集落で出会うも、互いの意見が合わず別行動をすることに。
その割には50m距離を離して同じ方向に進んでいるのはどうなのか。
ちなみにムスファとリステルはここで互いの武器を交換。
ムスファから爆薬セットを受け取ったリステルは、そこかしこで爆薬トラップを仕掛けて回る。
かわりにムスファはH&K XM-8カービンをゲット。
……その交換はおかしくないか?
プレイヤーの何人かは集落での探索行動に時間を費やす。
特に常盤は探索行動に従事し、結果としてバイクや工具セットなど、武器ではないものの使い方さえ誤らなければゲームを有利に進められるアイテムを複数ゲット。
あと、クリティカルでハリセンもゲット。
東:「いるかあああぁぁぁぁぁ!!」
さっそくノリツッコミに使われました。
NPCのプレイヤーが全滅し、いよいよ残りは9人に。
ここから否応なしにプレイヤー間での戦闘を余儀なくされることになる。
が、さすがにそう簡単にはPVPは始まらず、それどころかムスファのチームにサンジャヤが合流する展開。
まともな武器のないテツコにいたっては、人気のない民家で仮眠を取り始める始末。
こりゃ、このまま全員時間切れで共倒れか?
……とか思っていると、仮眠を終えたテツコがムスファのチームと遭遇。
今回も話し合いから入るのかと思いきや、時間的に限界が迫っていたことと、これ以上チームメンバーを増やしても逆に誰かが足手まといになる恐れがあるとの理由からムスファ、問答無用でテツコを銃撃。
あんた……鬼や。
テツコ、事態をイマイチ理解しきれないまま、ハリセンでムスファを叩くも、そんなもので対抗できるはずもなく、リタイア。
ほぼ同刻、戦況を計りかねていた胸肩は、このまま時間切れになるよりは自分の相方を犠牲にする方がマシと判断し、密かに離反のチャンスを待つ。
そして訪れる、絶好のチャンス!
ゲルトが先行して薄暗い森の中に足を踏み入れた瞬間、胸肩はゲルトに飛び掛る。
――次の瞬間、
――――――――ドン!!
リステルが仕掛けていた爆薬トラップが発動し、胸肩・ゲルトともに重傷に。
お陰で襲撃をかけることもままならず、ゲルトに離反しようとしていたことを気づかれる。
が、ここでの戦闘は双方共倒れになる可能性が高いと踏んだゲルト。
<ファーストエイド>で互いの傷の治療を行い、再度チームを組むことを提案する。
胸肩がこの提案に異議を唱えるはずもなく、両名再び合流。
テツコ攻略後、北へと進路を変更するムスファ一行。
しかし正義感に厚いサンジャヤは、先ほどのムスファの行動を容認しかねていた。
そして、少女はムスファのチームを離反する決意を密かに固める。
意気揚々と進むムスファ大佐。その背後から――
「バルス!!」(一同爆笑)
という掛け声とともにサンジャヤ、閃光手榴弾を投擲。
危うく朦朧しかけるも、ムスファ難なく立ち直り反撃。
元より戦闘能力の低いサンジャヤ、どうすることもできず、リタイア。
k:「ムスファ補正で閃光手榴弾で死亡しませんかね?」
無理です。
北部の森の中でM67破片手榴弾を発見したアグル。
しばらく換装するか思案した後、それらを堂々と見つけやすい位置に放置したまま、付近に隠れて罠を張ることに。
ゲーム中盤。
予期せぬ爆薬トラップで結束を深めたはずの胸肩チームでは、今度はゲルトが胸肩を裏切り攻撃を仕掛ける。
が、胸肩もこの攻撃を予期していたのか、逆に先手を取ってゲルトの銃にとって苦手な至近距離にまで間合いを詰める。
先手が取れなければ最初から勝ち目などないと踏んでいたゲルト、胸肩の勧告にあっさり降伏し、両者三たびチームを組む。
なんだかすごい光景だ。
侵入禁止区域が増加し、動き回れる実空間が狭まるにつれて、加速度的に互いの遭遇率は当然アップ。
そして遭遇を避けるための行動が死を招く確率も。
立て続けに鳴り響く銃声から逃れるためか、野々村、進路を一路西に変更。
日が暮れるのに合わせて森の中へと逃げ込む。
しかしそこには――
――――――――ドン!!
リステルが昼間のうちに仕掛けていた爆薬トラップに見事に引っかかってしまう野々村。
さらに爆風で[出血]を負ってしまい、野々村瀕死。
ちなみにその隣のエリアには胸肩チームが。
2人が発見した時には既に虫の息だった野々村。
気力(という名のダイス目)だけで持ちこたえていたものの、やがて力尽き脱落。
一方、北側の森に足を踏み入れた常磐。
例によって周囲の散策を始めると、ほどなくM67破片手榴弾が落ちているのを発見。
それは――そう、アグルの仕掛けたトラップ!
すかさず手にしていた白燐焼夷手榴弾で常磐に奇襲攻撃をかけるアグル。
常磐、命からがらその場を逃げ出すも、近くを流れる川まで来たところで追い討ちをかけるようにリステルの仕掛けた爆薬トラップが発動。
不意をつかれた常磐、ここで再起不能に。
すぐ近くにいたムスファチーム、常磐の所持していた武器を回収し、さらに爆薬トラップを仕掛け直した上で西へ。
残るプレイヤーは5人。
胸肩、アグル、リステル、ムスファ、そしてゲルト。
はじめに動いたのはアグル。
次の侵入禁止区域に現在の潜伏場所が指定されたため、やむなく動かざるをえなくなっての行動だった。
しかし移動した先は不幸にもムスファたちの待ち受けるエリア。
暗闇の中では白燐焼夷手榴弾も狙いが定まらず、ムスファの銃弾の前になす術なし。
アグル、よりによって最も地に足がついていない男の手によってリタイア。
すぐ近くで銃声を耳にした胸肩チーム。
音のした方向へ慎重に近づき、奇襲を狙う。
既に日はとっぷりと暮れ、視界の悪さは折り紙付き。
最終的には白兵戦に持ち込むのが一番と考えた胸肩、銃を使わず徒手空拳でムスファに飛びかかり、さらにそれをゲルトが援護する。
不意を討たれたムスファ、リステルとともに応戦するも、二人からの集中攻撃を受け、ついに倒れる。
2対1という絶対的不利状況に追い込まれたリステルは一目散にその場を逃走。
運動能力の高さを活かして一路東に向かう。
当然それを逃すまいと後を追う胸肩チーム。
逃げるリステル。
追う胸肩とゲルト。
必死で逃げる相手を追うには、追う側もやはり必死にならなければならない。
それこそが、最大のトラップだということに胸肩が気づいたのは、『そこ』に足を踏み入れた瞬間だった。
――――――――ドン!!
常磐リタイア後にリステルが仕掛けた最後の爆薬トラップ――それが、発動した。
爆風に巻き込まれ、まず胸肩が戦闘不能に。
ついでゲルトも虫の息となるが、暗闇故にトラップの位置を見誤ったか、リステル自身も爆風によって[出血]を負い、最後はぎりぎりの持久戦に。
そして勝ち残ったのは――――――
『優勝者、リステル・7・ミスティーク。ただし、優勝決定直後に失血死。』
……うん。
ひどい結末だ。
やっぱり爆発物のレアリティとトラップ作成の難易度はもう少し上げた方がよかったかなぁ。
や、まあ、なんにせよ、最後まで生き残ったリステル、おめでとう。
ゲーム的には立派に優勝者ですよ。ええ。
あ、ちなみに、今回はデモリッション(爆発物のスペシャリスト)がいなかったので誰も判定できませんでしたが、首の爆弾も判定結果次第では解除できました。
一応、みんなが一致団結して大会本部に乗り込んできた時のために、ボスデータも用意してはありましたが、いやはや。
今度は私自身プレイヤーとして参加したいものですが、こんな悪趣味なゲームは皆さんもうコリゴリですかそうですか。
まあ、ムスタファに「君のアホヅラにはうんざり……」と言われて早々にやられてしまうだろう、と考えていたのですが、いやはや、何故生き残ったのか……
もうこりごり?はは、また御冗談を。
やるならまたやりましょう。
>たまに戦闘では到底使えないネタが混じっているのはご愛嬌。
いや、待てや(笑)。「到底?愛嬌?」っちゅうんは違うやろ。「”完全”と”GMの殺意”」の間違いちゃうんかい?そういっておくれ。
最後にマスターの朱雀氏お疲れ様でした。