神戸ボードゲームの会へようこそ!

平日昼休み 放課後 見学自由
毎月第4日曜に定例会やってます

2008年夏のR会 第一回報告 byGHETTA

2008年08月13日 12時02分55秒 | TRPG会の連絡・報告
先鋒として、取り敢えずゲヘナ アナスタシスというシステムをさせて頂きました。

ゲヘナ アナスタシスとは
 遥か昔、地上に栄えた王国・シェオール。
 神すらも成しえなかった、数多の妖霊(ジン)の使役に成功したラスマーンが王となり、隆盛を誇った国。
 だが、1人の吟遊詩人がその国をその国の民をその国の全てを煉獄(ゲヘナ)へと葬った。邪霊の王たるイブリスの力を受けて……邪霊たちの世界であり死者の世界でもある地の底、煉獄へ。
 そんな地獄のような中でも一部の人々は煉獄でたくましく生き続けた。邪霊や数多の魔物たちから逃れ、それらを利用し始め、そして長い年月のうち、再び地上へ帰還すべく、天使と邪霊の力を手にする人々が現れた。
 それが「享受者」。
 常人に成しえない知力・体力を勝ち得た彼らは、やがて、似た志向性を持つ者たちが集い、紫杯連(マーリク)と呼ばれる複数の組織を形成していった。

というお話です。PLは享受者となって煉獄を探索したり難題に向かっていったりします。

今回煉獄に誘われたキャラクター達を紹介しましょう。

キア=サラーム(鹿の草食獣人 雄 PL ロベルト=北沢)
獣甲タッチの刀士という、ちと不思議なキャラクター。あまり攻撃をかわせないけども、その分速くて堅くてダメージもでかくて……性能は非常に優秀。
性格はやや頑固、というか、昔気質のおやっさん。ともすれば個人行動を取りがちなパーティをよく纏めていただきました。

ファリド(人間 男 PL K)
暗殺士スタートの愧拳術士という、奇妙奇天烈なキャラクター。速くて、先手を取って相手の命中を下げてからのカウンターが得意だけれども、攻撃はあまりにも軽すぎるし、何より自分を暗殺士だといって憚らないキャラクター。何でも、暗殺とは、相手を真正面から殴る事だとか。
一人走りしがちなキャラクター、代表。

シャバード(鼬の小動物 雄 PL えびさんの弟様)
暗殺一本伸ばしの射撃系キャラクター。上記の某一名に比べて真っ当に暗殺士。回避連撃可能って怖いね。
普段は酒場にて、つぶらな瞳で唐揚げをねだっていたりちょろちょろしたりしているらしい。立ち振る舞いが奇妙な分、何を考えているのか分からない辺りが怖い。
●えび蛇足:邪眼タッチ暗殺ですよ

シャールダムール(天使 男 PL ダムー)
炎術一本伸ばしの、守ってよし、攻撃して良しの万能後衛型。一歩下がったところから物理攻撃ばかりのパーティをしっかりフォローしておりました。
己のリズムを崩したがらない優男。でも、やる事はやる人。


舞台は瓦礫の町シェオールと海洋都市ファーユの間に在る、幻鏡域が不安定に生まれては消えてゆく町、ヴィーニャ。そこで、新たな幻鏡域が生まれた事がその事件の始まりだった……

界螺の支部長に呼ばれた一同は、奇妙な出で立ちの男(赤くて長い髪にやたらと派手な着物のようなものを着ており、顔には赤い隈取り。ぶっちゃけ歌舞伎)の護衛を依頼される。なんでも、男は新たに生まれた幻鏡域の中にあるかもしれない友人の忘れ形見を取りに行きたいのだという。
男の名前はスウトラ。嘗ては旅芸人の一座にいたのだが、その一座を炎術士の天使アイラに焼き尽くされてしまった。アイラが一座を襲った理由は、その一座にいた幻鏡使いボーモアが持っていたという宝玉を狙って、だという。ボーモアは偶然近くに現れた幻鏡域に逃げ込み、そしてその入り口を閉じてしまったらしい。
今回街外れに現れた幻鏡域はボーモアが姿を消した幻鏡域にそっくりらしい。もしかしたらボーモアが居るかもしれない、或いは、ボーモアの形見があるかもしれない、そう考えたスウトラは、アイラに復讐する為、そして、何よりもボーモアが命をかけて守ろうとした宝玉をこの手で護りたいが為にその幻鏡域に向かいたいのだと言う。

話を聞き、
ファリド「あんたを暗殺すればいいのか?」
サラーム「あんまり口が過ぎると斬るぞ?」
ファリド「アイラを暗殺すればいいんだな!まかせろ!」
とかいう会話があったりしたけれども、話を受ける一同。

出立までにスウトラについて情報を集めようとするサラームだが、しかし、全く分からない。

次の日、幻鏡域に一同は突入する。

幻鏡域の中は不思議な金属で壁やら床やらが作られており、そして、金属の塊が動いていたりと、まるで別世界のような場所だった。入り口にある巨大で不思議なオブジェクトを眺めたりしつつ、一同は進んでゆく。

最初の部屋で見付かるボーモアの書き置き。
『宝玉は未だに解明せざる存在であり、私は悪しき者に利用される事を恐れ、この幻鏡域の奥に封印する事にする』
明らかに羊皮紙であるにも関わらず、何故か金属の書き置きから、もしこの幻鏡域に居過ぎたら金属化してしまうのではないだろうか、と疑う一同。
ファリド「もしかしたらメカ化したボーモアさんが襲ってきたりして」

移動していると、ファリドのもしかしたら、が実現し、ボーモアの顔が張り付いた機械が襲い掛かってきた。防御力の高い敵だが、それほど攻撃力が無い事が幸いし、時間は掛かったものの大した被害も無く撃退に成功する。

それから入る部屋3つにて、謎の機械を見つける一同。そして壁に掛けられた金属板に書かれた言葉。
『邪霊に憑かれた者は深き思慮を失う事が多い。故に私は宝玉を求める者に謎を与え、その知を試すとする』

水時計と金属の木々のある部屋にて、
問題1
ある数字を入れるとある法則によって違う数字に変える機械がある。
12+25=137
112-25=47
156+44=240
245+34=?


二つ目の部屋にて、もう一つの幻鏡域の入り口へと続く道と何故か黒焦げになって倒れている四つの姿を見つける。どうやら、別の入り口から入ってきた享受者達が、何らかの原因があってやられてしまったらしい。なんだろうと気に留めつつも、彼等は奥へと進む。
問題2
ある数字を入れるとある法則によって違う数字に変える機械がある。17を入れると何になるか。
12=9
14=25
15=36
17=?

プレートを差し込める穴が四つ開いた大きな扉を右に曲がったところにある、殺風景な部屋。
問題3
ある3つの数字を入れると違う数字に変える機械がある
23 32 17=48
27 32 25=56
36 76 41=102
54 67 56=?

画面に映し出される問題を解き、数字の書いたプレートを手に入れる。

最後のプレートをとろうとする一同だったが、その部屋にいたのは美しい男女の人形アルカエストだった。彼等の魅了に失敗してしまうと同士討ちしてしまうかもしれないと言う事を知った一同は、目隠ししたサムールが独り、部屋に突入する計画を実行し、傷を負いながらも何とか生還する。

最後に、大きな扉の中にプレートを嵌めようとする一同だったが、

問題4
手元には、3、4、7、8と書かれたプレートが一枚ずつ存在する。
(□-□÷□)×□=10

プレートをはめ込み、中へと入る一同を迎えたのは、一つの宝玉。全てが金属化してしまう幻鏡域にあって、一切の金属光を放たぬ玉だった。懐に納めるスウトラ。

帰路に着き、金属の森林を抜けようとしたところで、横から誰かが狙っている事に気がつき、足を止める一同。「あーあ、ばれちゃったか」と金属の茂みから出てきたのは、一人の天使。
その姿を見、「おのれアイラめ、ここであったが百年目!」とスウトラが一同の制御を振り払っての突撃。しかし、其れに対してアイラは、ふっ、と笑い、
アイラ「スウトラ、ご苦労様」
スウトラに投げつけられる黒炎。スウトラの顔に当たったかと思うと、見る間に顔の隈取りの色が赤から黒に変わってゆき
振り向いたスウトラには、嘗ての面影は無く、そこにはただ下卑た笑みが有るだけだった。

そしてスウトラとアイラのコンビとの闘いが始まる。

ソードダンサーの特技を使い、命中と回避をひたすらに高め、攻撃してくるスウトラと、炎術でスウトラを援護しつつ黒炎で攻撃してくるアイラ。苦戦するかと思われたが、しかし、
スウトラより先に動き、威力は無いがスウトラの回避を上回る命中力を出し、さらにスウトラの命中率を下げたり、或いは、アイラに『絶叫の殻』を投げてアイラの行動を封じるファリド。
防御力が高く、スウトラの攻撃が効き難い上に、さらに、スウトラに避けられる事が多いものの、当たると一気に生命力を奪う攻撃をしてくるサムール。
的確にアイラを狙い、『絶叫の殻』で行動不能になっている間に、小さいものの、コンスタントにダメージを与えてくるシャバード。
味方の攻撃に《貫き焦がす炎》を重ねて威力を増強したり、《振り癒す炎》でスウトラが与えたダメージを殆ど回復してゆくシャールダムール。

……実はスウトラとアイラの二人は、このパーティーに対して絶望的に相性が悪いのでした。
多少時間はかかったもの、実は結構余裕で二人を打ち倒す一同。

かくして、宝玉は悪用される事なく、界螺にて管理される事になったのでした……



という話でした。ゲヘナなのにメカが出てきたり、歌舞伎がいたりと、かなり奇妙奇天烈な話になっていますが、気にしないで下さい。

という訳で、最後に、問題の解答だけ書いておきますね。
問題1 319(実は十進法ではなく、時間です。60で一桁上がります)
問題2 64(一の位と十の位を足して二乗にしたもの)
問題3 118(三つの数字を平均し、二倍にしたもの)
問題4 (3-7÷4)×8=10

最新の画像もっと見る

コメントを投稿