自慢じゃないですが、自分は大学受験で国立大学二校と私立大学二校に合格しました。
一言で言えば受験戦争の勝者ですね。
何だよ、やっぱり自慢かよ、と思われたそこのあなた!
勘違いなされずに。
本当に自慢ではないのです。
受験戦争の勝者はその後どうなったかというと、学歴なんぞクソほども関係ない地元の企業に就職し、今に至ります。
リアルでは彼女どころか、友だちすらまともにいません。
一言で言えば人生の敗者ですね。
受験戦争の勝者にして人生の敗者。
出来れば逆であって欲しかった。
大学受験に意味がないとは言いません。
希望大学に合格すれば確実に将来の選択の幅は広がります。
けれど、選択の幅は広がりはしても、正しい選択が出来るかどうかは別です。
また希望大学に合格できたからといって、バラ色の人生が約束されているわけじゃない。
逆に希望大学に合格出来なかったからといって、それで人生が終わりというわけでもない。
選択肢は少ないかもしれないが、それで正しい選択が出来なくなるわけじゃない。
甥っ子の旺一郎が大学受験に失敗して今兄の家は荒れに荒れているようです。
やっぱりね、って感じですね。
この「やっぱりね」というのは旺一郎が大学受験に失敗するのを予想してのものか、それとも大学受験に失敗すると荒れることを予想してのものかというと、まぁ半々かな。
だいたい大学に合格する人は(自分もそうですが)余力を残して合格するものなんですよ。
最大限の努力をするのは当然としても、自らの限界を超えてまで努力をすることはないというか。
旺一郎にはその余裕が感じ取れなかったかな。
旺一郎が大学受験に失敗したらまず間違いなく荒れるだろう、と思っていました。
彼がまだ五歳か、六歳の子どもの頃、兄が風呂に入る前の彼に一人前のアイスを食べさせていたんですよ。
自分が子どもの頃は子どもだからという理由で半分しか食べさせてもらえなかったなと思いつつも、まぁ厳しく言うこともないかとスルーしてたら、兄は風呂から上がった旺一郎にまたアイスを食べさせていました。
自分が「風呂に入る前に食べさせてたじゃん」と言うと、兄は「本人が食べたいって言うんだから仕方ないだろうが」って言いました。
これは子どもがダメになる典型的な育て方だなと思いました。
子どもの望むことを聞くことも大事ですが、何でもかんでも聞き入れていては堪え性のない子供になってしまいます。
大人が大人の責任で子どもにダメなものはダメと言ってあげないと。
受験に失敗して旺一郎が荒れていると聞いて、その時のことを思い出しました。
旺一郎には大学受験に失敗してもそれは大したことじゃないと言ってあげたいです。
それで人生が終わったわけではないと。
まぁ聞く耳を持っているかどうかは知りませんが。
4月は予定がないのでどこかに遊びに誘おうかなぁ?
まず間違いなく断られると思いますけどね。笑。