この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

奴らを高く吊るせ!

2024-02-15 20:56:23 | 戯言
 Amazonマーケットプレイスに注文していたトレッキングポールが本日無事到着しました。

   

 何やかやありましたが、届いた品物はすごく良さげです(実際の登山ではまだ使用してないので最終的な判断は下せませんが)。
 3月17日に大分の「高平山」と「猫ヶ岩山」に登る予定なので、その時が実戦デビューですね。
 今から楽しみです。

 話はころっと変わりますが、原作者の自殺という最悪の結果を招いた『セクシー田中さん』の脚本トラブル問題はまだ尾を引きそうですね。
 自分はこちらこちらで意見を述べているので、もういいかと思っていたのですが、気になることがあるのでもう少しだけ自分の考えを述べたいと思います。

 これまで述べたことを改めて書くと、まず脚本家の相沢友子氏に非はないということです。
 『セクシー田中さん』のように、1話目から8話目までの脚本を担当し、残り2話に関してはノータッチというような、特殊なかかわり方をした場合、その作品が絶賛であれ、酷評であれ、どのような評価をされたとしても、自分がどのようなかかわり方をしたのか、自らのの立ち位置をはっきりさせておきたいと思うことは、クリエーターとして、それ以前に人として、当然のことだと思います。
 ドラマのプロデューサーはある程度責任があるでしょうね。
 彼は原作者の芦原さんの出した「必ず漫画に忠実に」といった条件を安請け合いしてしまった。
 結果から言えばそうするべきではなかった。
 ただ、プロデューサーを擁護するわけではないですが、彼をそこまで責めることは出来ないと思います。
 プロデューサーにしても、別に原作にまったく忠実でないドラマを作ろうとしたわけではないと思うのです。
 忠実の度合いが原作者と大きく異なっていたというだけで。
 結局、原作に忠実であるかどうかといった、個人によって判断が異なることを条件に出した芦原さんにも落ち度があったと自分は考えます。
 今後、原作者が自作の実写化に際して条件を出す場合、抽象的で曖昧な表現は避け、具体的でわかりやすいものにする必要があるでしょう。

 今回の件が切っ掛けになって、原作者とドラマの制作者が対等な関係になり、より良い実写化作品が生み出されたらいいなと自分は考えます。
 特定の個人が必要以上に責められるようなことがあってはならない、そう思います。

 しかし、そう考えるのはごく少数派のようで、今も脚本家とプロデューサーに対する激しいバッシングがネットでは見受けられます。
 まるで、奴らを高く吊るせ、とでも言っているかのようです。
 彼らをバッシングしている人たちに問いたいのですが、もし脚本家の相沢氏が今回の件で絶望し、芦原さんに続いて自らの命を絶ったとしたら、どうしますか?
 ざまーみろ、と快哉を叫びますか?
 それとも(バッシングすることで)まさか命を絶つとは思わなかったと言い訳をするつもりですか?
 もし、まさか命を絶つとは思わなかったという言い訳で免責されるのであれば、相沢氏やプロデューサーだって自分たちの行動や発言でまさか原作者が自殺するとは思ってなかったでしょうから、同様に免責されるべきではないでしょうか。

 原作者とドラマの制作者が対等な関係になればいいなとは思いますが、そのために誰かが犠牲になる必要はない、そう思うのです。
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