この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

続・地球人は科学的に創造された、のだそうです。

2020-08-30 21:05:55 | 日常
 昨日の記事では宇宙には(地球人を除いて)宇宙人は存在しない、ということを書きました。
 ただ正確を期すと、宇宙には宇宙人は存在しない、と言い切ってしまって構わないほど宇宙に宇宙人が存在する可能性は低い、ということになります。
 可能性としてはゼロではないので、ここでは宇宙人は存在する、ということにしましょうか。
 漠然と宇宙のどこかにでは都合が悪いので、地球から最も近い(地球から11光年)地球型惑星であるロス128bに高度な文明を有した宇宙人が存在するということにします。

 で?
 そのロス128b星人はどうやって地球までやってきているのでしょうか?
 どうやってって宇宙船に乗ってに決まっているだろう、そう仰るかもしれませんね。
 ではその宇宙船の推進力は何なのでしょう?
 どのような航法で光の速さを超えているのでしょう?
 ワープ航法?それともアルクビエレ・ドライブシステム?
 無理、なんですよ。
 ロス128b星人は地球にやってくるすべがないのです。
 ロス128b星人は地球とロス128bの間にある11光年という距離を超えることが出来ないのです。
 11光年の距離を超えるということは、超光速航行が可能であるということを意味すると思いますが、アインシュタインが唱えた相対性理論によって物質は決して光の速さを超えることが出来ないということがすでに証明されています。
 宇宙人の存在を信じる人たちは宇宙の広大さをその存在の根拠にしていましたが、皮肉にも、その広大さ故に宇宙人は地球にやってくることが出来ないのです。
 
 まぁこの際だからロス128b星人は我々の想像もしえない科学理論によって超光速航行が可能である宇宙船を有していることにしましょう。
 では最後の質問。
 ロス128b星人は何の目的で地球にやってきているのでしょうか?
 観光旅行ということはないでしょうね(絶対にないとまでは言い切れませんが)。
 侵略、もしくは資源の強奪ということもないでしょう。
 啓蒙を促す、人々を正しい道へと導くためというのはどうでしょう?
 おぉ、これき何となくありそうですね。
 少なくともラエリアンはこの考えに基づいています。
 しかしこれもないと言ってよいと自分は考えます。
 もし本当に宇宙人が地球人を正しい道に導くために地球にやってきているのであれば、特定の人物と秘密裏に接触し、教義を授ける、というようなことはしないはずです。
 正しい道へと導くのであれば、全人類を同時に正しい道へと導くことでしょう。
 超光速航行が可能なほど文明が進んだ彼らにそれが難しいとは思えません。

 昨日と今日の記事で宇宙人の存在を徹底的に否定してきました。
 自分は宇宙人は存在しないと考えます。
 では自分は宇宙人には存在して欲しくないと考えているのか?
 否、その逆です。
 自分は宇宙人が存在したらどんなに素敵だろうと思っています。
 だからこそ宇宙人が本当に存在しているのだろうかと突き詰めて考えてみたのです。
 その結果、宇宙人は存在しないという結論に達しましたが、今でも宇宙人の存在を信じる人のことは好ましく思います。
 宇宙は広大なんだから宇宙人はいるはず!という人に、普段であれば、いや、その考えは間違っているよとなどと否定することはありません。
コメント
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