この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

予想よりはるかに面白かった『未来のミライ』。

2019-07-16 21:15:02 | 旧作映画
 金曜ロードショーで放映されていた細田守監督の『未来のミライ』を見ました。
 予想よりはるかに面白かったです。

 いろいろとツッコミどころはあると思うんですよ。
 
 例えば、、、確かおかあさんが編集者で、おとうさんが建築家という設定ですよね。
 二人の稼ぎがどれぐらいなのかはわかりませんが、あんな若い夫婦があんなオッシャレーな一軒家に住めるのだろうか、とか。
 他には生まれて初めて補助輪なしの自転車に乗る練習をするのに傾斜のある草っぱらはないだろうとか(フツーは平坦な公園ですよね?)。
 あとは、、、結婚前に片付けが出来なかった女性が結婚後に片付けが出来るようになるわけないだろうとか(←ナイス偏見)。
 ひいじいじのプロポーズのやり方がまだるっこしすぎるのも気になりました。仮にひいばあばが本気で走っていたらどうするつもりだったんでしょうか。

 まぁツッコミどころ多々ありますが、ただ、ツッコミどころのない映画なんてものもそうはないわけで、上述のツッコミどころ程度であれば個人的には許容範囲でした。

 主役のくんちゃんの声が合ってないという人も多数いるようですが、自分はそれも許容範囲内だったかな。
 少なくとも『プロメテウス』の剛力彩芽や『風立ちぬ』の庵野秀明なんかに比べたらまったくもって全然余裕でしたよ。
 この声でダメだっていう人は実際にくんちゃんの声を四歳児にやらせれば満足したのかな?

 本作を四歳児の子供が未来から来た妹と一緒に世界の崩壊の危機に立ち向かう、大スペクタクル映画だと思って見た人はさぞかし肩透かしをくらったことでしょうね。
 本作は端からそういうお話じゃないんですよね。
 もっとスモールワールドなお話なんですよ。
 家族の繋がりのお話。
 今の自分がいるのは、おとうさんとおかあさんがいて、そのまたおとうさんとおかあさんがいて、そのまたそのまたおとうさんとおかあさんがいて、、、というごくごく当たり前な、でも大切なこと、それが本作のテーマなんじゃないかって思いましたよ。

 繰り返しになりますが、ツッコミどころの多い映画ですよね。
 キャラクターもくんちゃんは我が儘だし、おかあさんは母親失格だし、おとうさんは役立たずだし、未来ちゃんは、、、特にないけど。笑。
 でもどのキャラクターも物語の最初と最後では成長が見て取れますよね。
 それにおかあさんのセリフ、「最悪じゃなきゃいいよ」っていいと思いません?
 自分はホッとしたけどなぁ。

 ところで、、、金曜ロードショーで見たということはすなわち劇場では観なかったということに他なりません。
 細田監督の作品は、『おおかみこどもの雨と雪』や『バケモノの子』がピンと来なかったんですよねぇ。
 でも次回作は出来るだけ劇場で観ることにしようと『未来のミライ』を見て思いました。
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