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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

島原・雲仙旅行記、その2。

2008-10-13 18:03:49 | 旅行
 行き当たりばったりで出かけた旅行で、行き当たりばったりで泊まることにした旅館はとんでもない旅館でした。

 通された部屋がよくテレビで特集されてる欠陥住宅みたいに微妙に歪んでました。冷蔵庫と柱が平行じゃないんですよ。それに床も何だか平面ではないような?もしビー玉かパチンコ球か持っていたら畳の上に置いてどっちに転がっていくか試していたことでしょうね。笑。
 でもそのことはあまり気になりませんでした。何しろこちらも別府へ旅行に行った際は2500円の部屋に素泊まりし、萩に行った際は一泊二食つきで6800円の部屋に泊まった歴戦の勇士なので、雨露がしのげ、ノミ・シラミの類いが出ない部屋ならばそれで充分なんです。
 ではその旅館の何がとんでもなかったのかというと、夕食の量がとんでもなく多かった。笑。


 


 写真でわかるかどうか、お刺身だけでも四皿ありました。その他に蟹があって、鴨のローストがあって、さらに写真には写ってないですが、煮魚があって、茶碗蒸しがあって、牡蠣フライがあって、さらにさらにこれが出てきたときは思わず仲居さんに「これ、一人前ですか?」と聞いてしまいましたよ。


 

  
 牛しゃぶ
 さすがにこれは食えんだろー、と思いましたよ。宿の人は自分のことを大食い選手権出場者か何かと勘違いしてるんでしょうか。
 でも頑張って食べました。美味しかったですし、やっぱり出来るだけ残したくなかったですしね。
 デザートのメロンを平らげた時には久しぶりにめちゃくちゃ食ったなぁと思いましたよ。
 なので続けてこれが出てきた時には目が点になりましたね。


 


 握り寿司
 何でしょうか、島原の人はデザートの後にご飯を食す習慣でもあるのでしょうか?それとも単純に仲居さんが出す順番を間違えただけ?
 もうねー、さすがに無理だと思いましたよ。
 第一メロンを食した時点で「これでようやくすべての戦いが終わった・・・」って緊張が解けてますからね。
 それなのにそこに握り寿司ですからね。まるで敵軍の精神が弛緩した、その一瞬の隙を突く諸葛孔明の戦術を思わせました。
 でも美味しかったです、握り寿司(結局食ったんかい!)。

 建物自体は古くて、おせじにもオシャレな宿とはいえないですけど、料理はとても美味しくて、何より低料金なので、自分がこの日泊まった『岩永旅館』はまずまずお薦め出来ます。
 ただ一つだけ難をいわせてもらいたいことがありました。
 この旅館、源泉100%のかけ流し天然温泉なんですよね。しかも(毎朝の清掃時間以外)二十四時間いつでも入浴出来るというのが売りなんです。その気になれば夜中の三時でも四時でもいつでも入ることが出来ます。
 何だ、二十四時間いつでもお風呂に入れるなんて結構なことじゃないか、そう仰る方もいるかもしれません。
 でも、二十四時間入浴可能ってことは二十四時間ボイラーが稼動してるってことなんですよね。
 自分が泊まった部屋はボイラー室の真上にあるのか、一晩中グォングォンとボイラーの稼動する音がして、まるで宇宙戦艦ヤマトの機関室にでもいるかのようでした。
 自分が車中泊をするというと、よく車の中で眠れますね、といわれることが多いのですが、この日泊まった部屋に比べるとはるかに車の中の方が安眠出来ます。
 といってもこのことは自分が泊まった部屋に限っての問題なのかもしれないですし、逆にボイラー室の真上にあるような部屋だからこそ三連休の初日でも空いていたのかもしれません。笑。
コメント (6)
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