この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

でかい月だな。

2008-06-29 11:47:48 | 読書
 水森サトリ著、『でかい月だな』、読了。

 豊崎女史が強烈にプッシュするだけはあるなぁと思いました。

 親友に崖下に突き落とされ(っていうか蹴り落とされ)、大好きだったバスケが二度と出来なくなった少年のお話。
 でもって、侵略SFでもある。
 新人作家のデビュー作がこれだけの出来なら手ばなしで褒めてもよいと思います。
 一つだけ気に入らなかったのが微妙にBLの匂いが漂うところかな、、、BL、生理的に受け付けないんです。
 ただ、アマゾンのレビューに、『エヴァ』の影響下にある作品というコメントが載ってて、なるほど、それならBLの匂いが漂っていても致し方ないか、と思いました。
 というわけで、本作は『エヴァ』ファンには特にお薦めです。

 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
コメント (2)
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