この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ザ・マジックアワー。

2008-06-07 23:54:10 | 新作映画
 三谷幸喜監督・脚本、佐藤浩市主演、『ザ・マジックアワー』、6/7、Tジョイ久留米にて鑑賞。2008年27本目。

 自分の三谷幸喜ファン歴はかなり長いです。
 あれは忘れもしない、ジャンプノベルズという小説誌で三谷幸喜の『大根性!!』という小説の前編を本屋の店先で立ち読みした時のことでした。あまりのおかしさに立ち読みしながらだというのに笑いが止まらなかったんですよね。そんな経験は初めてだったので、この人(の作品)には一生ついていこう!そう思ったのです。
 以来、三谷幸喜の作品はテレビドラマはほとんど欠かさず見てますし(唯一の例外が『今宵宇宙の片隅で』。だって石橋貴明と飯島直子という自分の二大嫌いな俳優が主演してるんだもん。)、小説もほとんど持ってますし(唯一の例外が『経費ではおちない戦争』。だって絶版なんだもん。)、映画も監督作は全部劇場で観ています。
 そんな三谷幸喜ファンである自分の口からは非常に言いにくいのですが、、、今回の『ザ・マジックアワー』、正直、もう一つでした。
 いや、悪くはないのですよ、悪くは。
 いかにも三谷幸喜らしい作品でした。これといって欠点も見当たらない。
 でもねぇ、、、ファンだとやっぱり期待するものが大きすぎるんですよ。
 『大根性!!』を読んだときのような、悶絶するような面白さを求めちゃうんですよね。それが“悪くはない”程度のものだと如何にも物足りないっていうか。
 しかも自分の場合前々日に『運命じゃない人』というめっちゃ自分のツボを直撃する作品を見たばかりなのでどうしても観る目が厳しくなってしまうですよねぇ・・・。
 というわけで三谷幸喜ファンなのに若干辛口な点数になってしまいました。
 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

 次回鑑賞は『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』(6/21公開、6/14、15先行公開)の予定です。
コメント (5)
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