なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

卵を割るかどうかで迷う(20210912)

2021年09月12日 07時45分26秒 | 机上釣

卵を割るかどうかで迷う(20210912)

朝から雨が降っている。
0550起床、外はまだ薄暮、雨模様だからか。
昨日は9.11、すっかり忘れていて、ほうぼうのブログ様ではじめて気がついた。

天気予報では五ヶ瀬町方面は昼頃11ml/時のけっこう強い雨。
五ヶ瀬川はダムが数カ所あって濁りはそこで止まり、すぐには影響しないことが多い。
しかしダムのない支流から入る流れが濁れば話は変わる。
ウェーディング中に濁れば脱渓点への渡渉が非常に危険、あしもとが見えないのだ。

今日の出発は諸事情で0800過ぎ。
竹田経由のノンストップで入るとしてそれでも2時間かかる。
釣り開始は昼頃、11ml/時の降雨真っ最中。

危なければ渡渉しなければよい。

かなり限られる。
パールハーバー的に場所を選んで短期決戦か。
でもそう例える時点ですでに危ない。

、、、どんなイメージで釣りすればいいのだ?
危険をさけるハイリスクの釣り。

まあ行ってから考えよう。

卵料理で悩むならまず殻を割るかどうか結論すべき。
割らなければ始まらないし割ればイヤでも始まる。
ああもう割ってしまおう、それから考えよう。
出来栄えなんてしったこっちゃない。
失敗しても自己責任、それでいいだろう?

あ、これは卵料理の話。


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マルチドロッパー準備とインビクタP(20210911)

2021年09月11日 22時03分48秒 | 机上釣

マルチドロッパー準備とインビクタP(20210911)




フロロメイン0.8/ドロッパー1.5号の5本マルチ、全長は2m近い。
トップからフェザントG、フェザントG赤狸、インビクタP、グリキンでボトム(リード)がインビクタ極細チューブ(ヤマメ鈎茶6号チラシ)。
ドロッパー間隔は45−50cm程度。
ボトムはフェザントG赤狸極細でもよいかもしれない(交換はなんとか可能)。

下写真は先日完成していたインビクタPの胴にフルドレスしたもの。
ヘンケープジンジャー、パートリッジ茶、雄雉羽根、キングフィッシャーにて。
ウィングは何かの風切羽根。
しかしこのウィングはもっとしなやかな羽根が良く、次からそんな羽根を用意。
bodyハックルのヘンケープジンジャーはストークを半分むしり取っている。
こうした方がスッキリ仕上げる。




bodyハックル/スロートの組み合わせは忘れないうちに記録。
グリキン:パートリッジ白2枚/パートリッジ茶1枚
フェザントG:ヘンケープ茶+ヘンフェザント1枚+赤狸/パートリッジ茶大1枚
インビクタP:ヘンケープジンジャー+パートリッジ茶1枚/雄雉羽根+キングフィッシャー2枚

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フェザントGとインビクタP(20210910)

2021年09月10日 23時37分57秒 | 机上釣

フェザントGとインビクタP(20210910)


左2本がフェザントG、右がインビクタP、のつもり。
でもフェザントでオーバードレス、インビクタでまさかのウィング間違い。
なので極細チューブの低粘度エポキシから作り直し中。
じつは前回(20210909)、エポキシがチューブに入り2本の針が固着した。
熱湯につけて捻ってみたが1本はどうしても開放できなかった(フェザントGチューブ)。
なのでロスト分も含め3本追加作成(↓)。
固着防止のためチューブ両端は1−2mmとった方が無難。


フェザントGはフェザント羽根2枚+赤狸+濃茶パートリッジ大羽根1枚にて。
インビクタPは白パートリッジ羽根2枚+雄雉羽根1枚+キングフィッシャー羽根2枚にて。
インビクタPのウィングは今はヘロンを使っている。
諸事情で明日も午後からタイイングのみ。
実釣は早くて日曜昼頃から夕まで。

五ヶ瀬川は危ない所も多いので登山用ロープを買った。
本格登山などしたことはない(するつもりもない)が、河原に降りるさいや川通しのとき、ロープがあればと思うことがある。
届くまで(日曜らしい)無理はできない。


それでもストリームベストに鈎や糸を詰めて準備らしいことはした。
右利きなので右胸は空にして左胸にタックルを収納、こうするとダブルハンドの左手が右胸のタックルにぶつからずに済む。
今までフィッシングベストを使わなかったのは胸ポケットが邪魔だから。
でも危険な箇所でこのストリームベストを使わずに済まされない。
邪魔に感じても慣れていくしかない。
運転時のシートベルト、あれと同じ。

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インビクタPとフェザントGの極細チューブ7本(20210909)

2021年09月09日 22時43分24秒 | 机上釣

インビクタPとフェザントGの極細チューブ7本(20210909)


インビクタパーリー(P)が4本、フェザントゴールド(G)が3本。
低粘度エポキシ補強だから液ダマをすくいながら1時間ほど様子を見守る。
こうしてみるとフェザントGの下糸はやはり赤が良さそう(1本だけ黒を使った)。
インビクタPの下糸は黄色がベストか。

先日はインビクタP下糸に黒を使ったが仕上がりは青緑でまるでグリキンになった。
それはそれでよいのかもしれないが、今回は黄色に戻した。
この方が光の反射は鮮やか。
インビクタ下糸は、シックな青緑系の黒とキラめく金色系の黄では、どちらがより釣れるだろう。
アタリ鈎だったフェザントGは金色系、なのでインビクタ下糸は黄が優勢かと予想してみた。

フルドレスは明日から明後日を予定。
ラスト3週間がついに始まる。

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止揚という考え方(20210909)

2021年09月09日 20時11分42秒 | 日記

止揚という考え方(20210909)

高校の倫理社会(古すぎる)でヘーゲルの「止揚」という概念を習った。
ソクラテス、プラトンから始まりカント、ヘーゲルへと進んだ。
このヘーゲルの「止揚」。
40年ほどまえに遡り勉強し直すと下記の意味らしい。
「矛盾する諸要素を、対立と闘争の過程を通じて発展的に統一すること」
https://ja.wikipedia.org/wiki/止揚

これは「もっと釣りたい」が「かなりヤバい」という相反する状況を感情的にどう処理するかピッタリではないか!
でも「釣りたい」と「ヤバい」を発展的に統一ってなんだろう。
ドイツの哲学者ヘーゲル先生に訊ねてみたい。
「ばっかもーん!」
そもそも釣りに行くなと怒られるだけだろう。

ただ、相反する感情の処理に「冷静さ」だけで不十分なのはわかりきったこと。
「釣りたい」と「ヤバい」を冷静に見比べてみても答えなんか簡単にでない。
何故なら釣りたいからわざわざそこに立っているのであり、それをむざむざ撤退するなんて勿体無いではないか。
その当然すぎる葛藤を冷静さなどでお手軽に処理できるはずがない。
もうひとつ毛色のちがう手立てが要る。

それが「勘」だろう。
過去の経験に基づく未来の予測だ(20210906)。
それが「死」なら当然撤退だし「死なない」なら続行も充分ありうる。

次の問題はこれ、死地にのぞみ「死なないかもしれない」という希望願望や空想妄想などへの処方箋。
もし「死」が自分の結末だったら、他人に丸かぶりさせる迷惑を考える。
家族友人同僚はもとより仕事で関係する方々、救急隊、地元消防団や警察の方々の負担だ。
自分自身で全て解決できる(歩いて無事帰るなど)以外の全ての不手際が皆の迷惑になる。
もしこれを未然に防げれるならそれが一番よい選択だ。
「釣りを辞めるのが最善」という意見は知らなかったことにして考える。
「イケると思ったがしくじった」場合、自立して帰れるか、一人で日常に戻れるかが問題。
この場合「自立の保持」が焦点になる。
他人のせいにしたり誰かを頼れば「自立」の正反対、その時点で保持に失敗する。

勘より「大丈夫」という自信妄信を優先させたあげく「しくじった」としても自分が自立できているかが最大の争点。
しくじっても自立できていればギリギリセーフ、自立できなければ完全にアウト、一巻の終わりだ。

つまり「勘」「止揚」「自立」の3つで危険の度合いと自分の行動を判断し選択することになる。
1)「釣りたい」と「ヤバい」の双方を否定せずに見比べる
2)経験から危険度を判断する
3)危険を冒した場合に自分ひとりの責任で済むか判断する
4)最適な行動の選択
こんな手順になる。

先日(20210822)の梅野川の流木止めダム、実はここの通らずの流木の上まで登っていたのだ。
雨天で滑りやすい中、積み上がった流木のてっぺんによじ登り、堰堤下を見下ろすと3.6mほどの高さ。
流木伝いに降りれないことはない。
しかし、もし万が一でもしくじればこの山の中、誰も助けにこない。
もし骨折すれば一人で歩けないかもしれない。
頭を打って気絶することもある。
その時私は誰にも迷惑をかけず、全て一人で対処できるだろうか?
いや無理だ、もしなにかあれば自立できない可能性の方が高い。
そう判断し、流木止めダムから堰堤下へ降下するのを断念した。
いまでもその判断は正解だったと考えている(20210829に流木を下流から見上げて確信)。
その最後の判断が「自立の是非」で、自立を失う可能性が高いのが断念の決め手になった。

「釣りたい」「ヤバい」の相反する感情を完全にコントロールするのはどだい無理。
なら戦わずして別部門へ丸投げしてしまうのがヘーゲル的には正しい。
この「釣りたい」が「ヤバい」を「勘」に丸投げし「自立の是非」を判断するのがヘーゲル流「止揚」であって、そうした方が一時の感情から解放され冷静に判断しやすいかもしれない。
感情の上に記憶と理性があるという考え方だ。

感情は闘えば闘うほど燃え上がる。
「みんなーおちついてー」という仲裁は真っ先に葬られる。
この状況が「攻めか退くか」の釣りの現場では生じやすい。
そんなとき、相反する感情をたがいに闘わせてはいけない。
それを解決するため、あえて未解決のまま別部門へ丸投げ(止揚)するのが正解。
その丸投げ先こそ、過去の記憶「勘」そして未来の責任「自立」の2部門だ。

「勘」「止揚」「自立」
これを危機管理の合言葉にしよう。
ウェットで入る五ヶ瀬川は、それほどまでに怖い河川なのだから。

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鮎師の水難事故(20210907)

2021年09月07日 07時31分26秒 | 机上釣

鮎師の水難事故(20210907)

全国で鮎釣り中の水難事故が続いている。
鮎師の入渓スタイルは一般的に上下のウェットスーツだ。
流された時に上半身が浮くよう上のスーツはより浮力のある厚手の生地が推奨されている。
が、そんなウェットスーツは高額だろうから手軽に楽しむ場合、格安のウェットスーツになる。
私が8万超のSIMMSウェーダーではなく1万弱のPROXブーツフットを使い続けるように。

川辺で見る限り、鮎師のほとんどはライフジャケットを着用していない(ように見える)。
着用しない個人的な理由を他人の私が詮索するなぞ、おこがまし過ぎてはばかれる。
でも、こんな提案はできる。

RESTUBEを使うのだ。
http://restube-jpn.com

  
これはマリンスポーツ用に開発された救命補助器具で「救命具ではない」が万が一の時に役に立つ。
腰に巻きいざという時に引っ張ると黄色い長円形の浮輪(1mほど)が飛び出す、というものだ。
(私はこれを有名河川の犀川で間違って膨張させたことがある)
(↓まちがってこんな感じ、慌てて脱気し元に戻したが、これは恥ずかしかった)


収納はものすごく小さいので付けていることを忘れるほど、水泳練習でも使われるので水流抵抗も小さい。
実際、RESTUBEを付けて腰程度の激流にウェーディングしていると水圧はウェーディングステッキやインスタネットばかりにかかり、RESTUBEはイボほどの水圧も受けていないように感じた。

使い方は腕の下に膨らんだRESTUBEを入れる。
↓こうすると水から顔が出て息がつける。


ただもちろんこれは救命補助器具で「救命具ではない」。
命の一大事に巻き込まれないよう充分な用心にこしたことはない。

販売価格1万前後(交換用CO2カートリッジ1本付)、交換用CO2カートリッジの追加は2000円程度。

ライフベストを買う以前、チェストハイウェーダーのディープウェーディング時はRESTUBEを2本巻きしていた。
最近はそれでも助からないような気がして、RESTUBE2本巻きからパズデザインのライフベストに換えた。
(注:20210925現在、ライフベスト+RESTUBE1本巻きで対応している)
釣りにはライフベストが一番。
でも今の現実は鮎師のライフベスト着用率が低いこと。

なら最小限、RESTUBEではいかがでしょうか、ということを述べてみた。
でもこれはあくまで救命補助器具で「救命具ではない」。
命をまもる充分な用心が一番大切。

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五ヶ瀬への鈎2(20210906)

2021年09月06日 22時58分15秒 | 机上釣

五ヶ瀬への鈎2(20210906)





TMC200R#8にてインビクタパーリーパターン、私にしては結構な大鈎。
左にはキングフィッシャーblueを忘れた。
右は白系パートリッジのみ使った。
ウィングは共にヘロン。
リードか思いきってトップにあてる?

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いただいたフライ(20210906)

2021年09月06日 22時49分38秒 | 机上釣

いただいたフライ(20210906)


先日の梅野川で行き交ったベテランフライマン様から戴いたフライ4本。
グレートセッジ、アルダー、ジョックスコット2本。
ほぼ沢田賢一郎師のパターンブックまま。
使うわけにはいくまい。
戴きフライ殿堂boxへ。

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五ヶ瀬への鈎(20210906)

2021年09月06日 20時29分41秒 | 机上釣

五ヶ瀬への鈎(20210906)

来週以降のラストスパート。
高速道路を通るとフロントに虫がぶつかった痕がくっきり。
夏まではgreen系が多かったけれど、今はなぜか赤系統。
まるで血痕と見まごうようなシミがいくつもみつかる。

この血痕シミ、高速近くの道の駅のほぼ全車についているので人身事故ではない。
全て赤系統の虫たちとの事故だ。

でもどんな虫?
体液が赤系統の種類とは?

季節的に秋つまり紅葉シーズンに入るからかそんな擬態が増えるのか。
魚も繁殖期で赤系統の色彩が目立つ時期。

つまり赤や茶をあしらったインビクタまたはフェザントゴールド系のパターンが効くのでは?

そんな鈎を#10以上の針に巻いてみよう。
とにかく今期、ラストスパートにはいる。
去年は大水で出来なかったから、しっかり集中し存分に経験値をかせごう。

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勘と自己責任(20210906)

2021年09月06日 07時05分05秒 | 日記

勘と自己責任(20210906)

勘は個人の経験の記憶に基づく未来の予測だ(中山正和氏)。
現場での経験豊富で記憶が確かならより正確な未来の予測にたどりつける。
では現場が違えばどうだろう。
当然、現場での経験がないに等しい場合、正しい勘などはたらくはずがない。
多くは、迷い、こまり、はたらかない勘のかわりに、ほかに助言を求める。
でもそれが経験のない場合の最適解であって、それ以外の解決法などない。
そんな時の救世主は、先輩だったり上司だったり、その道のマイスターだ。

一方で、経験の質そのものが違う場合、この勘はやっかいだ。
実務に基づく経験、つまり業務体験、情報収集や業績評価などがそれ。
よりよい成果に結びつく経験が連続していれば所属する組織は発展する。
もし思わぬ結果に終わった努力でも、経験や情報を評価し直すことで失敗しない新しいスキームが手に入る。
しかし、経験の質そのものが違った場合、どうなるだろう。

現場の声を収集すべきところを現場以外から集めてしまった場合、権威ある正しい情報を集積すべきところをせまい体験と個人的な願望からなる情報ばかり集めてしまった場合、そして実体験ではなく妄想のみから情報を集めてしまった場合、その時にはたらく勘は、ほんとうにやっかいだ。
その勘にしたがい行動しても期待した結果など得られないからだ。
これはリーダー選びを間違ったときに如実。
例えば間違った船頭は間違った航路をとおり乗客を波間に放り出してしまう。
間違ったタクシードライバーは間違った道をとおり列車に間に合わなくなる。
間違ったシェフは間違ったレシピを使い、期待したのと違う味に心底驚愕する。
間違った勘は間違った道を選び、期待したのと全く違う結果に打ちひしがれる。

統合失調症の場合、個人的に収集する情報に妄想由来が入るから、現実にない経験の記憶から構成された勘は、正しい未来予測などできるはずがない。これが統合失調症の社会的問題を引き起こす真相なのであり、だからこそ統合失調症患者を手厚く保護する必要がある。
ほおっておけば死んでしまうからだ。
これはあくまで病的な状態であって、そうではない場合が一番やっかい。
簡単にいえば情報と体験が偏っている場合だ。

異なる意見を否定する硬直したコミュニティーや個人から得られる情報や体験に基づく記憶を積み重ねると、そのコミュニティーでは通用する勘は育成されるだろうが、その壁の外では「船頭を間違う」。
その場合、統合失調症なら医療的に保護できるが、そうではない場合。
完全な自己責任になる。

日本赤軍という組織があった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/日本赤軍
共産革命を信念とした集団であり、共産革命の達成が彼らの正確な未来予測、つまり勘だった。
この勘を信じ、また勘の示す未来を実現するために彼らなりに真摯に努力した。
合法非合法を問わず。
結果、日本赤軍は彼らなりの自己責任として2001年に解散し消滅した。
ここに勘の自己責任が見える。
ロシアではウラジーミル・レーニンらの率いるソビエト連邦共産党が共産革命に成功している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ソビエト連邦共産党
これは勘の成就した好例。
こうして大きな社会的事件を復習してみると、その中心はゆるぎない勘に突き動かされた数少ない人物だ。
成功例は、マハトマ・ガンディー、マーティン・ルーサー・キング、エイブラハム・リンカーン、日本では坂本龍馬だろうか(異論はある)。
失敗例は、アドルフ・ヒットラー、日本ではオウム真理教もこれに入る。
*ベニート・ムッソリーニは決して失敗者ではない
https://ja.wikipedia.org/wiki/ベニート・ムッソリーニ
成功例も失敗例も、予測した未来が実現すると信じ行動していたことが共通項。
信念つまり勘が指し示す未来予測の完全な実現を目指し、日々努力するのは当然として、その努力している内容と目指す未来について自己責任が生じる。
ひるがえって考えれば、自分で責任とれるなら勘に突きうごかされ前進しつづけることは、けっして悪いことではない。
そうすると、テロや暗殺など極度な犯罪行為も、勘の示すよりよい未来を得る目的で実行されるなら、結果しだいで美談化されることに納得がいく。
しかし、それはあくまで他人の勘の世界であり、こちらの勘とは全くいや正反対なことがある。
その場合、正反対の勘の持ち主、さらに正反対の未来予想図を成就させようとする努力に対し、どう対処したらよいのか。
戦うしかない。
戦って正反対の勘、未来予想図に勝利するしかない。
こちらが勝てばこちらの勘は善、しかし負ければ完全な悪となる。

政治活動や経済活動における意思決定はその集団の勘の総和またはリーダーの勘しだい。
もし同じ組織でもリーダーが間違った勘に従うのなら、これと戦ってリーダーを交代させねばならない。
一個人のなかでも同じ。
私の勘が間違っていた場合、これを排斥しなければならない。
でも自分自身の勘の間違いにどうして気づくことができるだろう。
ほとんどの場合、他人から指摘されるか逮捕・裁判・処罰されるかして、あとづけでしか気づけないのではないか。
だからこそ勘に基づく行動はリスクが伴うのだし、勘による判断に慎重過ぎることはない。

勘には自己責任が必ずともなう。
人間の怖さの本当の一面かもしれない。

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花合野川から大分川(20210905)

2021年09月05日 21時57分17秒 | 実釣

花合野川から大分川(20210905)

午前の仕事明けで大分発。
途中、テラトコ山口さんに「おにやんま君」を配達(百円返金忘れ)、それから湯平花合野川へ。


河川工事で川床がコンクリで固められていた。
防災のためでもあり、これはしようがない工事だ。
しばらくの間、釣りは断念。

ここから阿蘇野越えで長湯に向かう。

1530-1730、大分川、桑畑橋水位0.74m、気温25度、曇り。
1)DH10.9ft#1、フロロ16号、フロロ3.5/0.8/0.25号、スイベル4号、3本マルチ(#12)
ノータッチノーフィッシュ、完全なスカ。
水の落ち着いた日曜の午後、川原には午前中らしい足跡、まず釣れるはずはない。
でも0.25号を使えばもしかしたら、と思ったが日曜昼の大分川はそんなヤワな川ではない。
わかっていたはずだけど、もしかしたら1匹だけでもと期待したがダメなものはやはりダメ。
天満橋から上流の堰堤まで歩いて20分、釣り下って120分。
釣れると半分の区間で3−4時間かかるが、釣れないとこんなにはやく終わってしまう。

今季これが最後の大分川かもしれない。
花合野川も〆、津江川も〆、梅野川も〆、ジオンも多分〆。
仕事も一段落したので、今後は飲食店や販売店を避け竹田経由の五ヶ瀬もうで。
9月末日も五ヶ瀬の山奥で迎える予定。
命懸けの本流釣りはこれからが正念場。

追記)
2時間しかしていないが、それでも渾身のメンディングステイ。
SHなら右手首が悲鳴あげただろうが、今回は新調のDH#1。
結果、手首も肘も大丈夫だった。
しかし、200gr(13g/9m)までの#1の10.9ftダブルハンド。
フロロ16号がDT#2相当(6g/9m)、フロロ20号がDT#4相当(8g/9m)だから30m以上繰りだして釣る場合フロロ16号までが適当か。
30m以内ならフロロ20号もOK。
フロロ16号以上はメンディングが強くなるから、逆にマルチドロッパーや大針向きで、メンディング中の鈎抜けなどトラブルが減る。
フロロ10号だとメンディング力は弱く、マルチドロッパーでより小鈎が使える。
ただ、今後の釣りにあまり出番はない。
来春以降だろうか。

もし最後の五ヶ瀬で使うとしたら、やや小場所の短い区間だけになる。
他は大場所で重い鈎の5本マルチなんかを遠投するもんだから出番はほぼない。
去年は大水害でニジマス放流のなかった一ツ瀬川村所地区。
今年はどうだろう。
もしあるなら、そこでDH#1がフロロ20号(またはDT#4)で使えるかもしれない。

このロッド、最大負荷が200grain(13g)なのでkencubeだとPHSのシンク系なら#4(12g/5m)フロート系なら#5(12g/10.5m)まで使える。
ビューラーならDH#3が250grain(16g)なのでPHSフロートの#6(14g/10.6m)までが使用範囲。
でもPHS#8以上(23g/11m)ならビューラーDHは#6(425gr=28g)以上になる。
すると来春以降で使用頻度が一番高くなるのは、やはりDH10.9ft#1だから、ビューラー#3、#4は来年手放すことになるのだろうか。
いいやまだわからない、どちらにせよ大事にとっておこう。
ピカピカに磨きあげて。

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ジオンの滝を越えて(20210904)

2021年09月04日 23時57分22秒 | 実釣

ジオンの滝を越えて(20210904)





 


 



1530-1800、曇り時々晴れ、気温25度。
1)DH10.9ft#1、フロロ16号、フロロ3.5/0.8/0.25号、スイベル4号、3本マルチ(#12)
タッチ多数、7テイク2バレ5フィッシュ、ミニアマゴから20cm弱まで。
ほぼインビクタパーリー。
トップとアンダーがインビクタパーリー、これに一荷できた(トップのアマゴがポロリ)。
真ん中のグリキンはアタっていない。
他のフィッシュも全てインビクタ、驚いた。

この川は初めて、でも滑床がつづき大分川水系芹川に似ている。
ジオンの滝で度肝を抜かれたけれど水量が半端ない。
入ってみると水量は芹川よりちょっと少ない程度、それでもあのジオンの瀑布。
もし芹川に滝があればどんな大瀑布になるだろう。

ノーウェイトのダウンだから深場や淵はほぼパス、もったいないけれど瀬だけを釣った。
全体的に浅い川で瀬も短くところどころ岩場がまじる。
この岩場の小場所にアマゴ当歳魚が群れていて、口より大きい鈎にさかんにアタってくる。
無事年を越せれば良い型に成長する。
来年が楽しみな河川。

杉河内新橋からジオンの滝まで川通しすると両岸の民家から川へ直接降りる階段があちこちに見える。
随分前から洗濯したり水を汲んだりしていたのだろう、つまりこの川は地元の方々の歴史と日常そのものなのだ。
そこに分け入る部外者な私、この地元への敬意を絶対に忘れてはならない。

ジオンの滝を越えた山の端に大きなプロペラが連なって見える。
その向うの宇宙からガンダムが飛んできそうなプロペラ。
そんなコスミックな雰囲気がこの河川にはある。

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日本語の書き方(20210904)

2021年09月04日 06時28分46秒 | 日記

日本語の書き方(20210904)

高橋岩人氏の釣り文章を転記していいたらあることに気づいた。
漢字が少ないのだ。
漢字とひらがなの比率がほぼ3:7から2:8、小学生も読む釣り入門書だから読みやすくしてある、そう考えていたが、どうも違う気がする。
横須賀の大事故のくだりも大人向き、けっして子供あつらえではない。

私がふだん読むのは技術書ばかり、文芸書はほとんど読まず、今では新聞すら読むことはまれだ。

いや違う。
ふだんから読むのはネットのブログやネットニュースばかり。
でも漢字とひらがなの比率を考えさせられることはなかった。
かなり気楽に読んでいたからか。

今回、高橋岩人氏の文章を書籍から書き起こして初めて気づかされた漢字とひらがなの比率。
小学生のころから40年間読みとおしてきた文章、その秘密に今気づく。
私の凡庸さの一切合切なのだろう。

ネットでしらべると漢字とひらがなの比率は3:7がベストとある。

保存版】漢字・ひらがな使い分けルール200+ツール3選【超便利】
https://lifelikewriter.com/kanji-hiragana-rules/

記事おススメの書籍がこれ。

記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4764106876/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

素人の私にこんな本必要ないと思ったが、でも漢字ひらがな3:7の"常識"を知らなかった私。
悶絶した私は奥に愚痴ってみた。

"漢字とひらがなの比率は3:7なんだって、オレ今まで漢字ばかりで書いていた"
「当たり前でしょう?だから読みにくいのよ」
"なら早くいってよーオレの文章ほとんど漢文で、なんならレ点までつけてたよ"
「本読まないからそうなるのよ」
"ちゃんと読んでるよ技術書だけど"

そこで奥は黙ってしまった。
『私のせいにしないでよ自分のせいでしょ?』
""そーいうなよオレだってかなりショックなんだから""
奥と黙りこんだまま、そんなやりとりをした(と思っている)。

"もーオレはここで寝る!"
「ちょっと!ここで寝ないでよリビングが汚れる!」
"汚れじゃなくてオレのエキスだ"
「じゃあもう洗濯しないよ?大事なエキスなんでしょう?」

そのまま寝込んだ私、自分のいびきで眼が覚めた。

"今なんか言った?"
「いいえ」

観念した私、すごすごと寝室へ向かった。

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勘の正体(20210903)

2021年09月03日 22時19分53秒 | 日記

勘の正体(20210903)

ネットでは菅総理大臣が任期満了で辞任を決意とのニュースが駆け回る。
ご本人直々の表明は未だなので私のような素人の軽率な言動は慎む。
代わりに自民党国会議員先生のご意見を伺ってみる。

青山繁晴先生のブログ
https://shiaoyama.com/essay/
曰く「菅義偉総理を礼節と深い敬意をもって見送ることが、今いちばん、大切なことのひとつだと考えています」

菅総理大臣の直言待ちだけれど、コロナ対策やその他の政策で本当にご尽力されたと思います。
今はご本人のお言葉をお待ち致したいと存じます。
(*9/3午後1時に任期満了辞任を表明されました 1年間のご尽力に感謝し心からの慰労を申し上げます)

で、青山繁晴先生のブログにこんな記事があった。
https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=3153
「危機管理の要諦は「最悪のケースを想定すること」と仰っている政治家も、評論家もいらっしゃいますが、間違いです。ほんとうの要諦は「実際に起きることは何か」を正しく想定すること、すなわち予測することです。」

これこそ「勘」ではなかろうか。


大学の頃、書店でこんな新書を購入した。
(書店に付き合ってくれる友人から「こんなの読んだらダメになる」と言われながら)


カンの構造―発想をうながすもの
中山 正和 (著)
https://www.amazon.co.jp/カンの構造―発想をうながすもの-中公新書-174-中山-正和/dp/4121001745
出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (1968/10/1)
発売日 ‏ : ‎ 1968/10/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
新書 ‏ : ‎ 194ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4121001745
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121001740

いわゆるビジネス書だが本当に為になった本。
「勘」の本質をこの書籍で知ることができた。
中山正和先生によれば「カン」とは「未来の予測」に尽きる。
さらにこの書籍では正確に「未来を予測する」「カン」の育て方も記されている。
それはこの書籍に委ねるとして、究極的には「カン」つまり勘とは「自ずと分かる結末」「考えるまでもない未来」であり個人の記憶つまり経験の集大成に他ならない。
学生の頃にそんな内容を読んで以来、私の本棚に欠かさぬ一冊になった。
今でもこの書籍は「カン」を展開する際の私の論拠の最前線だ。

で、青山繁晴先生「危機管理の要諦は、実際に起きることは何かを正しく予測すること」。
これはこれで危機管理での「カン=勘」の役割を明示しておられるのではないか(と思う)。

つまり釣行時の勘とは今後起こり得る未来を経験に基づき正しく予測するのであって、もっと簡単にいえば、これから起きる事件を私自身に予言してくれているのだ。
釣れる釣れない以外にこの勘が働いたら相当な緊急事態、決して気のせいでも無視してよいシグナルなどでもない。

勘=未来の予測

これを釣行時のリスク管理に役立てていこう。

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#12のインビクタとグリキン補充(20210902)

2021年09月02日 23時21分29秒 | 机上釣

#12のインビクタとグリキン補充(20210902)


月曜から準備していたTMC200R#12のグリズリーキングとインビクタパーリー。

今日ようやくフルドレスできた。
反省点は、やはり胴が太すぎる。
良かれと敢えて太くしたが、bodyハックルは狂い易くシャンク全長で細身の方が仕上がりは綺麗。
インビクタのスロートというかチークというかキングフィッシャーのブルーが案外マッチした。
上写真右列のように左右2枚宛てたが、これはこれで正解かもしれない。

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