シルバーウィーク(20210919)
9月中旬の飛び石連休はシルバーウィークとのこと。
2021年は最大9連休になるらしい。
https://www.jalan.net/news/article/568713/
でも私は、昨日からの続きで今も仕事中、夕方までみっちり。
そのあと、一時帰宅して竹田市経由で五ヶ瀬にむかう。
窓辺の天気は残酷なほど快晴。
木郷滝自然釣りセンターのライブを覗くと大盛況。
昭和的な言い方をすれば、この状況を「竿の放列」とよぶのだ。
ああうらやましい。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=H7mUIH7iQ98&feature=emb_err_woyt
五ヶ瀬の気温は朝が20度、昼は24度、夕は22度程度か。
プール用ラッシュガード上下のみではそろそろ薄着すぎる。
天気は良いようだから長袖をもっていこう。
それと念のため川通し用浮輪2個もバックに詰める。
タイイングセットはなし、そんな時間はないので。
このシルバーウィーク期間中、1泊のみの入渓を何回も繰り返す。
前回は6時間で目的の半分しか釣り歩けなかった。
今回は早朝(といっても6時過ぎ)から夕暮れ(18時過ぎ)まで時間はあるが翌朝仕事。
12時間ぶっ続けは苦行荒行かもしれず、安全を考え、半日程度が無難かもしれない。
あと11日で禁漁期になる。
なかなか水辺に立てず、気持ちは焦るばかり。
残された釣行をド本流1本にしぼり、ティペットを1.5号にほぼ張り替える。
針は#10より大型、底層を流すので5本マルチから2−3本マルチに変更。
ハリス止めTGショットも携帯用に1−10gまでそろえた。
ランディングネットは長柄の大型に差し替え、ヒップガードを準備。
そのフル装備はまるで北の釣り人!
南九州の山奥で出会うヒトは、そんな私を「プレデター」かと思うかもしれない。
まあ、狩人には違いないのだが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/プレデター_(映画)
https://www.google.com/search?q=%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%BF%E3%83%BC&client=safari&rls=en&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=2ahUKEwjI9prA9InzAhWVCN4KHXXlCTMQ_AUoAXoECAEQAw&biw=1151&bih=786&dpr=2
そんな釣行が9月いっぱい続く。
私がどんどんプレデター化するのはさておき、先日仕事で湯布院を通るとJR鉄橋下の堰が降り浅瀬になったのが見えた。
瀬のさざ波が湯布院の夕陽を細やかに刻んでいた。
湯布院のオイカワがついにはじまる。
冬の湯布院オイカワで今季5束を目指す。
数年前、九重FRのニジマスで5束を目指し大ひんしゅくを買った。
300−400匹釣り続ける光景は同場者にとって地獄でしかない。
そんな周囲の目をあえて無視し、本気で5束目指したのだ。
みなの管釣り場でこれをされたらたまったものではない。
その意味で私はすでに前科者。
とはいえ、ご近所様しか通らない冬の湯布院オイカワなら大丈夫だろう。
一心不乱に5束を目指す、もちろんC&Rで。
朝から晩までノンストップ、トイレを避けるため水分も食事も摂らずに。
極限の全集中を12時間も楽しめる、なんて幸せな時間だろう。
景色や空気も良い、水も梅花藻もオイカワも美しい。
人気ある、マムシもハチも眠る安全な水辺だ。
そこで来春メンディングステイの釣り勘をきたえる。
湯布院が吹雪いても水温は12度、なんの問題はない。
五ヶ瀬と違いプレデターのような本格装備は不要。
それでも胴長に防寒具、メッセンジャーバックたすき掛けで厳寒の川に立ち込む。
「なにしとるのー?」
「鑑札もっちょんのかーッ!」
土手から色んなゲキが飛んでくる。
水の中から身振り手振り混じりで丁寧にこたえる。
みな納得して立ち去っていく。
後日、またそこに立つと同じようなゲキが飛ぶ。
そして私は同じようにこたえる。
毎回これを何度も繰り返している。
ほぼ湯布院釣りのルーティンだ。
「なにしとるのー?」
そう呼びかけていただけるうちは私はプレデター化していない。
本当に危ないのは、誰からもお声が掛からなくなった時。
それがこの湯布院で釣りする時の最悪のサイン。
湯布院の釣り、この引き算には要注意。