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小湊悠貴「ゆきうさぎのお品書き~風花舞う日にみぞれ鍋」~大樹の碧に対する愛が大放出?!甘い台詞に碧は照れ**~

2020-01-23 02:53:43 | 
小湊悠貴「ゆきうさぎのお品書き~風花舞う日にみぞれ鍋」読み終わりました。


このシリーズも早9作目


恋愛に奥手だった小料理屋の若き店主「大樹」


そして


母の死で栄養失調で行き倒れになる「碧」は


大樹に助けられたことで


ゆきうさぎで働きながら料理を覚え


生きる力と大樹への愛が生まれる


大樹もまた


碧への愛がどんどん深まっていく。



でも2人は


恋愛初心者のため


なかなか相手にその感情を伝えることができなかった。



そのため


亀のような歩みで


すこーしづつ愛を確かめ合う


そこで起こる行き違い。。


でも


2人なりのペースで愛を育み


やっと恋人として付き合うことになる。



しかし


相変わらず言葉での愛情表現が苦手だった2人



が!


今回


大樹が急激に


碧に多大な愛情表現をする



しかも


人前で



碧の親友の玲沙とことみ


2人がゆきうさぎに来た時に


ことみが大樹の言った言葉に


「玉ちゃんの彼氏じゃなかったらときめいてたかも」


そういったことみ


それに対して碧は


「雪村さんはだめだからね。

 ことみ、美人で可愛い上に頭もいいからモテるんだもん。

 ライバルになったら絶対かなわないよ!」



と焦りまくる。



そこを大樹は


「そういうところはタマらしいな」


そして続けて



「沢渡さんはたしかに男にもてるだろうとは思うけど。

 俺が好きなのはタマだけなんだけどな」



おぉ~!


言った!


「ゆ、雪村さん。人前でそんな」


そう照れまくる碧



ここは読みどころですよ



そこまで大樹に言わせる碧への愛情



それはやっぱり


じっくりと愛を育んできて


思わず出てしまった台詞だったんだろうなぁ~



碧もまた大樹に対して


好きという気持ちを思わず表してしまう



「揚げ物をする雪村さんに見とれてました」


なんて



大樹の両親に会い歓迎される碧


そして


厳しい大樹の祖母「葉月」に作る碧のみぞれ鍋


それによって葉月にも認められる



碧が教師の道を歩み出し


ゆきうさぎでの仕事は出来なくなっても


きっと2人は今以上に絆は強くなって行くに違いない



そう思える今回の作品でした。



大樹と碧の強い愛で


碧への思いを諦めることになる青年のためにも


2人には幸せになってもらわなくっちゃね



ここに登場する人たちは


みんなまっすぐで悪意が無い


だから読んでいてもすごく気持ちがイイ



そういう作品ってなかなかないですよね。


これはやっぱり小湊さんのお人柄なんでしょうね。


次回作も楽しみにしています


大樹と碧どうなっていくんだろう








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