読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

山田悠介「君がいる時はいつも雨」~雨が降り出し現れた少年は言った「兄ちゃんの弟だよ」と・・~

2019-04-16 03:00:11 | 
山田悠介「君がいる時はいつも雨」読み終わりました。



雨が降り出して・・


孝広の前に傘をさして現れた少年


「やあ」となれなれしく話かけてきたその少年は言った。




「兄ちゃんの弟だよ」



と。



孝広に弟はいない。。



しかし・・



事故で亡くなった母のお腹の中には



確かに



生まれてくるはずの弟はいた




混乱する孝広




その少年は自分のことを



「孝平」だという。




伯母に会い・・



父と母が考えていた弟になるはずの子の名前は



「孝平」だったと聞かされる。



まさか




家族で外出中車の事故で一人生き残った孝広



父の弟である叔父夫婦に引き取られ8年



孝広は小6になっていた。



孝平は生きていたら8歳



少年はそのぐらいの年恰好だった。




「兄ちゃんをコドモランドから見ていた」という孝平



叔父夫婦との間に壁をずっと感じていた孝広




そんな孝広を心配する孝平



しかし・・



孝平が現れるときはいつも雨



孝広にとって雨は邪魔でしかなかった。


バッテリーの陽介との練習にも・・



そして


大事な試合の日にも



孝平を疎ましく思い始める孝広・・



そして



2人に決定的な亀裂が



兄を思う孝平


でもその思いは・・



孝広には通じず・・



すれ違ってしまう。。



そして・・


2人の関係は





本当なら・・



家族になるはずだった兄弟



そして



本当なら



家族にならなかった叔父と叔母




関わり合い



本当の兄弟のような感情を抱いていく。




そして



叔父と叔母との関係も孝平によって変わっていく




2人はこれからもずっとつながっていくんだろうなって思った。




目に見えないもの・・



本来ならそうなのだろう。



でも


それをあえて形にして


私たちに教えてくれたのがこの物語なんだと思ったよ




目に見えないけど



どこかで必ずつながってるもの☆



それに助けられてここに私もいるのかも・・



そんなことを思いました。




ひと夏の切なく・・



でも勇気づけられるストーリー



あなたもこの兄弟のゆくへを見守って



自分も元気をもらいませんか












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