明野照葉「東京ヴィレッジ」読み終わりました。
東京村?
・・・って一体どんな話なんだろう?
気になって読んでみた
「東京都」ではあるものの・・
東京の端っこで
実際に住んでいるところは
大きなビルもなく
自然に囲まれた田舎。。
そんな印象の青梅
そこが故郷の明里
そんなところが嫌で
家を出て西荻窪に住み
おもちゃメーカー「リンデン」に勤めて10年
しかし
明里に思いもよらぬ危機が迫る
リンデンが吸収合併?!
それに伴いリストラが敢行されると
特に優秀でもなく・・
会社の利益になる人材でもない明里
間違いなくリストラ対象になる。
焦る明里。。
そんな明里の元に
故郷の親戚のおばさんと友達から
立て続けに連絡が。。
明里の実家に見知らぬ夫婦が居候していると
元々流されやすい家族
そういうこともあり得ると納得してしまう明里
そんなに深く考えないでいた。
その内帰る
そんな言葉でごまかした。
しかし!
7年付き合ってる郁人に相談したところ
それは早く帰って様子を見てきた方がいいという。
付き合いが長く・・
特に結婚までは考えていなかった郁人
郁人がそのことに対していつになく
親身になってくれたことで
明里も真剣に考えるようになる。
実家に居候してるという
「深堀夫婦」について調べてくれることになった。
郁人の調べで分かった深堀の正体
錦糸町にいて商売をやっていたようだが
借金が増えてそれが立ちいかなくなり・・
飲み屋のママと逃げ出したとか。。
その妻だと思っていたのは
飲み屋のママ「秀子」だった。
2人は夫婦でもなく・・
それを装って明里の実家に住み着き
日用品を売っている開店休業状態の店の物を
移動販売で売る商売を始めたり。。
何処から仕入れたものを売ったりしているらしい。
明里が様子見で実家へ帰ると
家族たちは
すっかり深堀夫妻に洗脳されていた。
主人である父「良孝」をはじめ
母・姉夫婦・姪
みんな深堀の言いなりだった。
これはマズイ。。
でも家族たちは今までになく生き生きしていた
今まで散らかっていた家の中は整理され掃除は行き届き
庭もキレイに剪定され
畑も野菜がキレイに植わっている。
食卓にもいつもはなかったメニューが何種も並び
明里は明らかに変わっていた実家を目にする
「深堀さんが来てくれて助かっている」
そういう家族たち
それに間違いはないんだろう。
だけど・・
このまま見ず知らずの人を住まわせて
商売をいいようにされていいのか?!
深堀の借金を背負わされでもしたら?
そう心配する明里
しかし・・
深堀の話を聞いていると
なかなか筋が通っていて
明里がもし仕事をリストラされ
商売をやろうと考えたときのアドバイスも
的確で
やれそうな気がしてくる
侵略者だと思っていた深堀だったが・・
案外
明里達家族を
幸せに導いてくれている
嫌いだった青梅
そこにある実家
本当に明里が嫌いだったのは・・
「青梅」自体ではなく
明里の・・
家族の・・
生き方の問題だった
考えようによって
その「存在」が変わってくる
そういうこともあるんだなぁ~。
何事にも一長一短がある。
長所は短所にもなるし
短所だと思っていたことが
考えようによっては長所にもなる
そんなことに気づかせてくれる作品だと思いました。
人はいつからでも
変わることができる
そのきっかけさえあれば
そんな希望が湧いてくる
あなたは故郷が好きですか?
私は「故郷」と呼べるところが無いけど
あったら
やっぱり好きで痛いよなぁって思う
東京村?
・・・って一体どんな話なんだろう?
気になって読んでみた
「東京都」ではあるものの・・
東京の端っこで
実際に住んでいるところは
大きなビルもなく
自然に囲まれた田舎。。
そんな印象の青梅
そこが故郷の明里
そんなところが嫌で
家を出て西荻窪に住み
おもちゃメーカー「リンデン」に勤めて10年
しかし
明里に思いもよらぬ危機が迫る
リンデンが吸収合併?!
それに伴いリストラが敢行されると
特に優秀でもなく・・
会社の利益になる人材でもない明里
間違いなくリストラ対象になる。
焦る明里。。
そんな明里の元に
故郷の親戚のおばさんと友達から
立て続けに連絡が。。
明里の実家に見知らぬ夫婦が居候していると
元々流されやすい家族
そういうこともあり得ると納得してしまう明里
そんなに深く考えないでいた。
その内帰る
そんな言葉でごまかした。
しかし!
7年付き合ってる郁人に相談したところ
それは早く帰って様子を見てきた方がいいという。
付き合いが長く・・
特に結婚までは考えていなかった郁人
郁人がそのことに対していつになく
親身になってくれたことで
明里も真剣に考えるようになる。
実家に居候してるという
「深堀夫婦」について調べてくれることになった。
郁人の調べで分かった深堀の正体
錦糸町にいて商売をやっていたようだが
借金が増えてそれが立ちいかなくなり・・
飲み屋のママと逃げ出したとか。。
その妻だと思っていたのは
飲み屋のママ「秀子」だった。
2人は夫婦でもなく・・
それを装って明里の実家に住み着き
日用品を売っている開店休業状態の店の物を
移動販売で売る商売を始めたり。。
何処から仕入れたものを売ったりしているらしい。
明里が様子見で実家へ帰ると
家族たちは
すっかり深堀夫妻に洗脳されていた。
主人である父「良孝」をはじめ
母・姉夫婦・姪
みんな深堀の言いなりだった。
これはマズイ。。
でも家族たちは今までになく生き生きしていた
今まで散らかっていた家の中は整理され掃除は行き届き
庭もキレイに剪定され
畑も野菜がキレイに植わっている。
食卓にもいつもはなかったメニューが何種も並び
明里は明らかに変わっていた実家を目にする
「深堀さんが来てくれて助かっている」
そういう家族たち
それに間違いはないんだろう。
だけど・・
このまま見ず知らずの人を住まわせて
商売をいいようにされていいのか?!
深堀の借金を背負わされでもしたら?
そう心配する明里
しかし・・
深堀の話を聞いていると
なかなか筋が通っていて
明里がもし仕事をリストラされ
商売をやろうと考えたときのアドバイスも
的確で
やれそうな気がしてくる
侵略者だと思っていた深堀だったが・・
案外
明里達家族を
幸せに導いてくれている
嫌いだった青梅
そこにある実家
本当に明里が嫌いだったのは・・
「青梅」自体ではなく
明里の・・
家族の・・
生き方の問題だった
考えようによって
その「存在」が変わってくる
そういうこともあるんだなぁ~。
何事にも一長一短がある。
長所は短所にもなるし
短所だと思っていたことが
考えようによっては長所にもなる
そんなことに気づかせてくれる作品だと思いました。
人はいつからでも
変わることができる
そのきっかけさえあれば
そんな希望が湧いてくる
あなたは故郷が好きですか?
私は「故郷」と呼べるところが無いけど
あったら
やっぱり好きで痛いよなぁって思う