読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

秋吉理香子「ジゼル」~封印されたジゼル解禁の前に現れた死んだ真由美の霊?!プリマの死は祟り?

2018-07-07 03:08:28 | 
秋吉理香子「ジゼル」読み終わりました。


コレずっと読みたいと思っていてやっと読めた^^



秋吉さんの作品は毎回度肝を抜かれます



結末が最後の最後まで読めない(^^;)



そして



そこにたどり着くまでの


読者の裏の裏をかく展開




この「ジゼル」も


えっ!



この人が犯人?


んっ・・


違うの?



じゃこの人?


えっ?


えぇ~!!



・・・とこんな感じでギリギリまで分かりません。




すごーくドキドキさせられ


楽しめました



想像できなかった意外な結末にΣ(゚Д゚)




そういうことだったんだぁ~。




そして


これを読んで少しわかったバレエの世界




バレリーナの過酷な日常



上を目指し



常に努力を重ね


それでも終わりが無い!




そして



役をめぐる



妬みや嫉妬



私には想像するしかないけど


これを読んで実際こんな風にあるのなら・・


私はとてもやっていけないなぁ。。



まぁなれませんけどっ!笑




どんな世界にも競争はあるんだろうけど


どれだけ努力しても


ダメな時はダメなんだろうし・・


それをなかなか受け入れらえないほど


一人一人が日々血のにじむ努力を重ねているんだろうと思うと


こちらも苦しくなってくる。。



体だけじゃなく精神も強靭で無ければ



やってけないんだろうなって思ったよ(^^;)





創立15周年記念公演を


「ジゼル」に決めた東京グランド・バレエ団



15年間封印してきた「ジゼル」



それにはある事件が!!



主演を務めるはずだった


当時19歳だった天才バレリーナ「姫宮真由美」



ナイフを持った真由美と


バレエ団の総裁の娘でバレリーナの「嶺衣奈」ともみあいになり


誤って嶺衣奈が真由美を刺してしまい


真由美が死亡する



その後そのことは


バレエ団の中で箝口令が敷かれ


詳しいことは団員の中で知る者はいなかった。




そんな「ジゼル」を


解禁にした紅林総裁には


思惑が隠されていた?!



主役のジゼルを踊るのは


当時19歳で誤って真由美を死に至らせた嶺衣奈



バレエ団の監督でもありバレエダンサーで



嶺衣奈の夫でもある「蝶野」も



この公演にかける意気込みを団員に語る。



しかし!



ジゼルの役の発表で


団員達の中はぎくしゃくし始める・・





花音のミルタ役を快く思わない有紀子



仲の良かった友達関係が崩れていく。。




そんな時



蘭丸が見た「真由美」の霊



それがバレエ団の中で噂になる



嶺衣奈の耳に入り・・


嶺衣奈を怯えさせる。。



真由美を死に至らせた嶺衣奈。。



その罪の意識が・・



嶺衣奈を追い詰める!




その後



蝶野は階段から落ち足を負傷。。




真由美の祟り



そんな噂が団員達・・



そして世間を騒がせてく!!




嶺衣奈は精神安定剤を規定より多く飲むようになる。。



そして・・


追い詰められた嶺衣奈が・・



ジゼルの公演を前に



「ジゼル」のダンス中に死亡




本当に真由美の祟りなのか




そして・・




紅林も?!





自分のやりたい役をもらえなかった有紀子



紅林宅に直談判に行った絢子




刑事が団員たちに疑いの目を向ける。




そして



花音の鋭い推理が



犯人を導き出す




世界的に有名な天才ダンサー


バリシニコフの


家族を犠牲にしてまでも決行した亡命



それについて


蝶野は


その気持ちが分かるという。



虫籠の中の



「パピヨン」こと蝶野が



そこから羽ばたくことを望んでいた



自分の欲を優先した紅林・・



そして



それに加担してしまった蝶野・・




15年前に


まっすぐな行動をとっていたら。。




悲しい事件は起きたりしなかったのにねぇ。。





最後の最後のどんでん返し!



これはホントに驚きますよ




あなたもバレリーナになったつもりで



この本の世界に入ってみませんか



















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする