読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

大崎梢「本バスめぐりん。」~移動図書館の運転手になった話下手テルさんと娘ほど年の離れた元気なウメちゃんの名コンビ☆

2018-03-03 02:24:39 | 
大崎梢「本バスめぐりん。」読み終わりました。



ほ~んとに


心があったまる



そんなお話でした



一番の読みどころは



なんといっても



口下手で感情表現の苦手な「テルさん」が変わっていく所




人って


関わる人で


こんなにも



変われるんだぁ



そう思ったよ^^




仕事を定年退職した「照岡久志」は



元同級生の「賢一」から


移動図書館のバスの運転手をやらないかと誘われる。



賢一がやっていたのだが


妻の具合が悪くそのため辞めることになり


その後がまを探しているという。



最初は自分に務まるのか自身が無かったが


照岡はそれを受けることにした。



そして


親子ほど年の離れた司書の「梅岡菜緒子」と



2人で本バス「めぐりん号」


本を待っている人たちの所を周っていく



話すことが苦手な照岡は



菜緒子と話すことも


ぎこちなかった。



しかし


一緒に仕事をしていくうちに



喜怒哀楽をはっきり出し



いつも元気な菜緒子や



常連さんたちによって



照岡はだんだん変わっていく。



菜緒子に「テルさん」と自然に呼ばれるようになり



照岡も「ウメちゃん」と呼ぶようになる。




そうして2人の距離は縮まってく。




人の事に首をつっこむなんてことは



今までなかったテルさん



訪問先で起こる



いろんな問題を自分の事のように悩み考える




本の中に忘れてしまったものを探して・・



そして


それを次に手に取った人の


思いもよらない感情。。



寂しさ。。



それを感じ取ったり。




過疎化する街の問題や。。




母を亡くし移り住んできた女子中学生の心中を推し量ったり。





そして


ウメちゃんの恋をそっと見守るテルさん





仕事にも慣れ



ウメちゃんとも信頼関係を築いてきた。




そんな時に・・



まさかの!


テルさんへのクレーム



それに対して


「ありえない!」と憤るウメちゃん



雨の日も


風の日も



2人で人と本をつないできた



2人の・・



そして



常連さんたちとの絆




人と関わるというのは



ホントに大変~。



だからこそ



絆ができる



人の事も自分の事のように心配してくれる



そんな人がいてくれるから


また頑張れる



心がぽかぽかしてくる



そんな作品です




この本は・・



何人の人が手に取って



どんな状況でどんな気持ちで読んだのだろう?



そんな風に考えると



1冊で何人もの人とつながってる気持ちになれる



それが図書館で借りる本の良さなのかもしれないよね。




そして


図書館で読んで気に入った作家さんの本を


本屋さんで購入したり。



そういうことってあるもんね。



ウメちゃんも言ってたけど


図書館ってそういうことも担ってるんだよって。



ホントにそうだなって思った。



私も今までそういうことあったから



人と人とを本によってつないでいく。



めぐりんに私もあって見たいなぁ~って思ったよ




あなたのところにも



これを読んだらめぐりんがあったかい心届けてくれますよ。



きっと











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