堂場瞬一「黒い紙」読み終わりました。
父の死後刑事を辞め
元刑事で父の知り合いだった
「光永」が経営する
企業の危機管理専門の会社「TCR」で働くことになり
3カ月
やる気が出ないまま過ごしていた長須
そんな長須に
光永が「おまえが一人でやれ」と任されたのは・・
クライアントである「テイゲン」の会長の糸山あてに送られて着た
脅迫状の調査だった
急に仰せつかった大役
しかし長須は
それを重荷だとしか感じられなかった。
もう刑事じゃない自分。。
光永が言っていた
「クライアント優先」のこの仕事
正義よりクライアント
それを思い知ることになる。
「刑事の自分だったら~」
ついそう考えてしまう長須
糸山が30年前に
亡命した旧ソ連のアントーノフ少佐とつながっていた?
ソ連のスパイだったと。
証拠の糸山が書いたと思われるその当時のメモのコピーが
同封されていた。
糸山は「覚えがない」という。
その言葉が本当なのか?
「TCR」に依頼してきた割には
勝手に調べろと非協力的な「テイゲン」側。。
何か隠してることがあるのでは?
長須はアントーノフ少佐が不時着した
松江に飛び・・
当時
糸山がアントーノフと密会していたのでは?と目される
喫茶店を探す。
見つけたものの・・
店主はアントーノフが立ち寄った事実はないという。
しかし
光永の紹介で会った
島根県警の「本郷」
あまりいい情報は聞けなかったものの・・
何故か
その後
アントーノフが立ち寄ったとみられる
喫茶店「黒薔薇」のマスターから
アントーノフが立ち寄った事実を告げられる。
そして・・
そこにいた客が
「糸山」だったと
アントーノフと糸山が接触していた事実をつかむ
そして・・
その後
テイゲンに犯人から金の要求が
事実を認めない糸山・・
そして
運転手の三谷は
なぜか長須に協力的で・・
会社の事情を知る「八田」を紹介してくれる。
八田から聞かされる・・
糸山から左遷された事実。。
10億の金を要求された会社が・・
1億しか用意できず
警察には一切言わないまま・・
TRCの責任で犯人との金の引き渡しを行うことに
会社の危機!!
社員一丸となって立ち向かう!!
しかし・・
犯人が金だけ奪い逃走
失敗。。
が・・
そこに犯人が残したのは・・
糸山の業務日誌だった
犯人が残した「黒い紙」・・
それは・・
長須が刑事から調査員へ変わるための招待状だった
この
犯人が残していったもので
一気に犯人へ近づいていく
刑事だった長須が・・
真実を追い・・
そして
会社の仲間たちが
いろんな事情を抱え
戦ってることを知る☆
事件を追ううちに
距離を縮め
そして
もう自分は
刑事ではないことを
あらためて認識する
それを感じていくうちに・・
心の傷も
癒えていく
光永が長須にこの仕事を任せた事・・
それには
光永の過去が
傷を負った者だからこそ・・
人の痛みが分かる
テイゲンに送られた黒い紙には・・
人の痛みが分からなかった糸山への・・
憎しみが込められていた
人の上に立つ人は・・
人の痛みが分からなければ
立つ資格が無いのかもしれないよね~。
そんなことを思った。
長須が苦手だった社員で子持ちで未亡人の弁護士の資格を持った「堺美和」
彼女の長須に対するツンデレがいい
優しい言葉をかけるばかりが
「やさしさ」とは限らないよね^^
社長の娘で会社の経理担当の「碧」もまたしかり
元刑事の本島が刑事を辞めた理由。。
みんな失敗して
傷ついて
そして
仲間や上司の協力で再生していく
きっと
これから
「TCR」はいい会社になっていくんじゃないかな。
正義ってどういうことなんだろう?
真実を明かすことだけが・・
「正義」とは限らない。
そんなことも思ったよ。
最初のちょっと情けない後ろ向きな長須が
だんだん再生していく姿は
応援したくなる
それにしても・・
組織の中で働くということは
本当に大変なことなんだと・・
自営の自分は思いました^^
父の死後刑事を辞め
元刑事で父の知り合いだった
「光永」が経営する
企業の危機管理専門の会社「TCR」で働くことになり
3カ月
やる気が出ないまま過ごしていた長須
そんな長須に
光永が「おまえが一人でやれ」と任されたのは・・
クライアントである「テイゲン」の会長の糸山あてに送られて着た
脅迫状の調査だった
急に仰せつかった大役
しかし長須は
それを重荷だとしか感じられなかった。
もう刑事じゃない自分。。
光永が言っていた
「クライアント優先」のこの仕事
正義よりクライアント
それを思い知ることになる。
「刑事の自分だったら~」
ついそう考えてしまう長須
糸山が30年前に
亡命した旧ソ連のアントーノフ少佐とつながっていた?
ソ連のスパイだったと。
証拠の糸山が書いたと思われるその当時のメモのコピーが
同封されていた。
糸山は「覚えがない」という。
その言葉が本当なのか?
「TCR」に依頼してきた割には
勝手に調べろと非協力的な「テイゲン」側。。
何か隠してることがあるのでは?
長須はアントーノフ少佐が不時着した
松江に飛び・・
当時
糸山がアントーノフと密会していたのでは?と目される
喫茶店を探す。
見つけたものの・・
店主はアントーノフが立ち寄った事実はないという。
しかし
光永の紹介で会った
島根県警の「本郷」
あまりいい情報は聞けなかったものの・・
何故か
その後
アントーノフが立ち寄ったとみられる
喫茶店「黒薔薇」のマスターから
アントーノフが立ち寄った事実を告げられる。
そして・・
そこにいた客が
「糸山」だったと
アントーノフと糸山が接触していた事実をつかむ
そして・・
その後
テイゲンに犯人から金の要求が
事実を認めない糸山・・
そして
運転手の三谷は
なぜか長須に協力的で・・
会社の事情を知る「八田」を紹介してくれる。
八田から聞かされる・・
糸山から左遷された事実。。
10億の金を要求された会社が・・
1億しか用意できず
警察には一切言わないまま・・
TRCの責任で犯人との金の引き渡しを行うことに
会社の危機!!
社員一丸となって立ち向かう!!
しかし・・
犯人が金だけ奪い逃走
失敗。。
が・・
そこに犯人が残したのは・・
糸山の業務日誌だった
犯人が残した「黒い紙」・・
それは・・
長須が刑事から調査員へ変わるための招待状だった
この
犯人が残していったもので
一気に犯人へ近づいていく
刑事だった長須が・・
真実を追い・・
そして
会社の仲間たちが
いろんな事情を抱え
戦ってることを知る☆
事件を追ううちに
距離を縮め
そして
もう自分は
刑事ではないことを
あらためて認識する
それを感じていくうちに・・
心の傷も
癒えていく
光永が長須にこの仕事を任せた事・・
それには
光永の過去が
傷を負った者だからこそ・・
人の痛みが分かる
テイゲンに送られた黒い紙には・・
人の痛みが分からなかった糸山への・・
憎しみが込められていた
人の上に立つ人は・・
人の痛みが分からなければ
立つ資格が無いのかもしれないよね~。
そんなことを思った。
長須が苦手だった社員で子持ちで未亡人の弁護士の資格を持った「堺美和」
彼女の長須に対するツンデレがいい
優しい言葉をかけるばかりが
「やさしさ」とは限らないよね^^
社長の娘で会社の経理担当の「碧」もまたしかり
元刑事の本島が刑事を辞めた理由。。
みんな失敗して
傷ついて
そして
仲間や上司の協力で再生していく
きっと
これから
「TCR」はいい会社になっていくんじゃないかな。
正義ってどういうことなんだろう?
真実を明かすことだけが・・
「正義」とは限らない。
そんなことも思ったよ。
最初のちょっと情けない後ろ向きな長須が
だんだん再生していく姿は
応援したくなる
それにしても・・
組織の中で働くということは
本当に大変なことなんだと・・
自営の自分は思いました^^