読書って楽しいね♪

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雫井脩介「検察側の罪人 下」~自らの手で罰を下す最上、検事を辞した沖野は最上に迫れるのか?!

2018-01-20 03:18:19 | 
雫井脩介「検察側の罪人 下」読み終わりました。



上では


最上が蒲田の老夫婦殺人事件の真犯人



弓岡に自らの手で罰を下す



・・・という



衝撃の展開で終わりました。




そして・・



ずっと憧れて慕っていた最上に



「違和感」を感じてしまった沖野



蒲田老夫婦殺人事件から沖野は降ろされ・・



そして



検事を辞する



どうしても


この事件の犯人は「松倉」にしたい最上と


そうは思えない沖野



2人の関係は崩れてしまう。。



そして


沖野は


無実であろう「松倉」の



それを証明しようと



松倉の弁護士である小田島に会う。



そして


無実を証明するために動き出す。



最上と対決することになる沖野



でも


どうしてもそうせざるを得なかった



自分の中の



真の心






そんな中



松倉が犯人だという



決定的な凶器という証拠が見つかる☆




競馬新聞に包まれていた凶器



その新聞には



松倉の指紋が!!




しかし・・



凶器は洗われ指紋や血は付着していなった。



そこに疑問を持つ沖野




そして


新聞記者「水野」に偶然会い話したことで・・



沖野は



気付きたくなかった真実に気づいてしまう





水野が学生時代住んでいたという「北豊寮」



そこに最上も住んでいた?



北豊寮の寮母の娘「由季」が殺された事件。。




沖野の中で・・



つながって導かれる真実に・・



沖野は。。





最上が果たしたかった事とは





最上を尊敬し・・



だからこそ暴きたかった真実




そして



そんな沖野の戦いを真っ向から受けようとした最上





松倉が由季を殺したことに



「時効」で裁けなかった無念。。




罰を受けずにのうのうと生きてきた松倉が許せない気持ち。。





法とは何だろう?




本当の



正義とは何だろう




それを考えさせられる作品でした。





沖野が自分のしたことに



慟哭する姿は読んでいて苦しかったです



最上がしたことで


家族のの結束が強まったのは・・


なんだか救われた気がしました。



人とのつながり・・



それは距離ではないんだなぁ。。




心がつながってるということ



それが人に力を与えるものなのだということ。



そんなことを教わった気がします。




沖野の心の中では



ずっと



最上が「師」であることに



変わりはないんだよなぁ~。きっと。

















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