柏井壽「鴨川食堂 おまかせ」～父は料理人で娘は探偵☆2人で力を合わせて思い出の「食」探し♪～

柏木壽「鴨川食堂　おまかせ」読み終わりました☆



これってシリーズだったんだね～。



なんか面白そうな本がないかなぁって



楽天ブックスで探していて・・




ふと目についたこの作品を買うことに。




そんな感じだったので



知らなかったの(^-^;







口コミで密かに人気の



「食」を探す探偵「鴨川探偵事務所」



外から見ると



まったくわからない。。



そして


おいしそうなが漂っている




そこは


「食堂」兼「探偵事務所」だった





飼い猫ではない「野良猫」の「ひるね」も入口で出迎えてくれる




父の鴨川流は鴨川食堂の料理人



そして


元刑事らしい。




娘のこいしは


鴨川探偵事務所の所長




そして



仏壇で見守る母「まりこ」




父は客人に合わせた


「おまかせ」の料理で


その懐に


グッと入り込む☆




そして


こいしは


父がほどいた客人の軟らかくなった気持ちを



ほどいて


「食」探しの手がかりを聞いていく




絶妙のコンビプレー





ある人は



恋人から「４年待ってくれ」と言われて



最後に恋人が作ってくれたおにぎりを探す




ある人は


不倫相手だった同級生の作った


豚のしょうが焼きを探す




ある人は


おばあちゃんの作ってくれた


冷やし中華を探す




ある人は



野球で負けたときいつも励ましてくれたおじちゃんの



から揚げを探す




ある人は



会えなくなってしまった息子と



一緒にに食べた「マカロニグラタン」を探す





「食」には



それぞれのいろんな思いが詰まってる☆





舌の記憶・・



それを掘り起こす鴨川父娘





時には温かく



時には厳しく



そんな「おもいやり」が心に響く




人には


「隠しておいた方がいいこともある」


真っ正直な娘に


父が教える




そして



京料理の繊細で美しい料理




それを小説から写真で見たように・・


そして


味わったように体験できる☆




それも


この小説の読みどころだと思います。





これはシリーズ最新作らしいのだけど・・


過去の３作品も読んでみたいなって思いました。






鰻の白焼きにさんまごはん～♪



お腹空いてきた～！笑