核心部の落差15mほどのジャンプ滝の横を登る
函館山の会のSHOさんとKiさんの3人で、松倉川支流の白滝沢川を遡行した。Kiさんは初対面かと思ったが、「元号またぎ登山」の利尻山でお会いした函館山の会の3人の中のおひとりだった。
この沢はSHOさんが10年ほど前に遡行していて、15個ぐらいの滝があると聞いていた。しかし、今日改めて数えたら、20個ほどもあった。
車2台で行って、Kiさんの車を下見しておいたゲート前に置くつもりだったが、チェーンゲートの鉄杭がただ穴の差し込んでいるだけで、簡単に抜けたので、さらに600mほど先の林道分岐まで入ることができた。そこへ車を置いて、白滝への下り口へ移動。
GPSトラックログを基にしたコース図
8:40、白滝への下り口をスタート。松倉川へ下りて、白滝沢川との合流地点まで少し下る。
白滝を見上げる。ここが白滝沢川の合流点である。
右側を登るのは流れも強く、難しいとのことで、左の尾根から高巻いた。
高巻き途中から白滝を見下ろす。
4つ目の滝~深い滝壺の上をへつるが、このあとKiさんは滑り落ちた。
自分はそれを見て最初から腰くらいまでの深さの滝壺の中を進んで登り切った。
この滝は右から高巻いた
高巻きの途中。
ここのほかにSHOさんとKiさんは滝を突破したが、自分だけ2ヶ所ほど高巻いたところがあった。
ここは先の登ったSHOさんにお助けロープを出してもらった。
右側から登ることができた。
このほかに両側の崖を足と腕で突っ張るようにして突破した滝もあった。
腹まで滝壺に浸かって突破。ここは自分だけ左の窪みを登った。
上から落ちたのか、大きな岩が滝の途中にトンネル状になって立っていた。この下を潜りぬけた。
岩を潜り抜けたら、今日の核心部である上の方でジャンプして落ちる15mほどの滝が現れた。
ここが標高380mで12個目の滝だった。
SHOさんが右側の急な崖状の尾根を登り切って、上からロープを下ろしてくれた。
左は滝が吹き上げるようにジャンプしている様子
まだまだ滝は続く
ジャンプ滝2号が現れた。1つの沢で2ヶ所のジャンプ滝を目にするのは初めて。
ここはSHOさんに続いて登り切った。
緊張を癒してくれるミゾホウズキ
これが最後の滝だった。
520二股からは本流の右へ進んだが、沢が入り組んでいるのと、上の方に崖があるとのことで戻った。
520二股まで戻って、城岱の沼の手前の林道に出る左の沢を登った。こちらには崖はなかった。
薮で覆われてはいたが、最後まではっきりとした沢型が続いていて助かった。
13:00、4時間20分の遡行で、林道に出た。ここから1時間20分ほどの下りの林道歩きで済んだ。
14:20、車のデポ地点へ到着。ここから、自分の車を置いてある白滝下り口へ戻って解散。
体力的にはまだ迷惑を掛けることはないが、もともと怖がりの高所恐怖症なので、2人に助かられながらの遡行だった。しかし、この歳になって、まだこのようなハードな沢登りにお誘いが掛って、楽しませていただいたことに感謝感謝である。