癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

田子ノ浦~村山古道~富士山(3日目)

2018年07月27日 | 登山・旅行
    
 4:10、日の出前の「日本最高峰富士山剣ヶ峰」に到着。

 2時に山小屋を出て、ヘッドランプを点けて、ご来光狙いで頂上の剣ヶ峰を目指す。
 非常に風が強く、気温もかなり低い。持参した衣類をほとんど着込み、カッパの上も着た。頂上に着いた頃には、2℃だったらしいが、風が強かったので、体感気温は-4℃くらいはあった感じだ。

 日本一の山からのご来光を観賞したあとの下山は、御殿場コースを下り、途中から、富士山のえくぼとかあばたなどと呼ばれている一番新しい寄生火山の宝永山と宝永火口に寄って、登りの富士宮コースの新6合目に合流。

 5合目駐車場まで下りて、バスで富士駅まで乗り、JRに乗り換えて吉原駅へ。歩いて車を置かせてもらっていた富士塚まで戻った。
 
 日本一の富士の山に海抜ゼロから登ることは数年前から温めてきた計画だった。おまけに、古道歩きの楽しみも付加され、所期の目標を達成できた。
 下からの富士山を目にすることは叶わなかったことは心残りだが、上の方は天気が良くて、考えていなかったご来光登山もできて、十分満足である。

    
    ご来光狙いの登山者の光の列

    
 富士宮コースの上に着いたら、空が赤くなっていた。

    
 日本三百名山完登以来、8年振りの剣ヶ峰に到着。
 海抜ゼロの田子ノ浦を出発し、村山古道歩きも楽しんで、合計17時間40分での登頂だった。

    
 寒さを我慢して待つこと30分、ようやく雲海の上にご来光が姿を現した。

    
 5:00、戻る途中、雲海をスクリーンとした影富士も見ることができた。

    
 富士宮コース山頂から、朝日に輝く剣ヶ峰とその下の噴火口を眺める。

    
 富士宮コース山頂に建つ富士山浅間神社奥之宮

    
    朝日に輝く雲海。
 下りは、宝永山に寄りたかったので、御殿場コースを下った。

    
    下山専用の御殿場コースの砂走

    
 御殿場コース宝永山分岐から宝永山を眺める。

    
 宝永山山頂から富士山の山頂部を見上げる。

    
 宝永山の下りから第1火口と富士宮コースへの合流コースを見下ろす。

 村山古道古道の出口だった新6合目で合流し、5合目駐車場へ下った。

    
 途中から雲海の上に、南アルプスの山並みが見えた。

    
 8:10、標高2400mの5合目駐車場に到着。9:00発のバスで富士駅まで乗り、JRに乗り換えて、吉原駅へ。
 車を置かせてもらっていた鈴川の富士塚へ。
 お世話になった海野さんにお土産を渡したら、凍らせたお茶と缶コーヒーにお茶葉までいただいて、恐縮した。

 富士宮焼そばが食べたくて、検索したら、「富士市で一番美味しい富士宮焼そばさくら」が見つかった。昼時なので非常に混んでいた。

    
 ミックスの大盛りにデザート付きで750円。噂に違わず、麺の腰も強く、非常に美味しかった。

 このあと、富士登山者特別割引券で富士宮市の富嶽温泉花の湯へ。
 外は相変わらず猛暑日の暑さだったので、夜までのんびりすることにした。

 明日は急に生まれた感じの台風12号が直撃するらしい。こちらにいる内に高尾山にも登りたい。あすは、台風の中、のんびりと移動日となるだろう。

⭕富士山(主に村山古道)で目にした花。
 6合目より上の火山地形に咲く花の種類は限られているが、主に村山古道の上の方では多くの花を目にした。
 ほぼ、標高の低い方から順にアップ

    
    タマアジサイ

    
    バイケイソウ

    
    コウモリソウ

    
 アキノキリンソウとヨツバヒヨドリ

    
    ハクサンシャジン

    
    ヤマホタルブクロ

    
    コバノイチヤクソウ

    
    クルマユリ

    
    イワオウギ

    
イワオウギと似た青い花もあった。

    
    ミヤマオトコヨモギ

    
左からミヤマオトコヨモギ、イワツメクサ、オンタデ

    
 メイゲツソウ(ベニイタドリ)