一番花の多い980m付近の岩場。上はガスで覆われていた。
険しい岩山の定山渓天狗岳は、札幌近郊では最もいろいろな花を楽しめる山である。
今回は、ある希少種の花の咲いている場所を案内してもらっての山行だった。案内してくれた方は、拙著の「八剣山」の最後に登場している札幌のMaさんである。何度かお会いしているが、同行は初めてだった。
GPSトラックログ。山頂部はガスに覆われていたので、1050mのルンゼ手前で撤退。
6:00に豊滝除雪センター駐車場で合流して、白井川沿いの林道の東側からゲートまで入る予定だった。
ゲートの手前で、2日前の台風による土砂崩れに出合い、その手前に車を置いて、6:25、スタート。
ゲートを過ぎてまもなく、見事に道路が流されていた。
もともと川だった中に鉄管を通して、上に土を被せている場所だった。
6:50、実質的な登山口に到着
川の渡渉が何ヶ所もあるので、スパイク長靴が正解
渡渉の前後はロープが設えられた急な上り下りも多い
沢の中から岩壁を見上げる
2日前の台風で水量の増えている滝を眺める
沢から別れ、苔むした枯れ沢を登る
花の多い岩場に到着。一番目当ての希少種の花は、すでに終わっていて雨で叩かれて、くしゃくしゃになっていた。
時期的に花のピークは過ぎたとは言え、まだいろいろな花が楽しめた。
チシマフウロ
シコタンソウ
アサギリソウ
イワベンケイ
ミヤマハナシノブ
イワオウギ
初めて目にしたヤマハナソウ
エゾノレイジンソウ
イブキトラノオ
ヤマブキショウマ
花の多い岩場から屹立する岩壁と岩峰を眺める
林道で目にしたイタチハギ(クロバナエンジュ)、北米原産。<※yamaさんが教えてくれました>
1050mのルンゼ下まで、登り2時間20分、下り2時間。
今夕から明日にかけても雨予報なので、Maさんと別れてそのまま帰路に就いた。ルスツ温泉(200円)に入り、16:00には帰宅。