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歴史的なギリシアの孤児院の修復が認可された

2022年08月30日 | 文化
8 月31日 イスタンブルの沖合に浮かぶ「皇子たちの島々」の中で最も大きいビュユックアダにある、ギリシア正教会の孤児院だった建物の修復が、8月25日、「記念建造物審議会」によって認可されました。

Hurriyet

修復プロジェクトのコーディネーター、ラキ・ヴィンガス氏は、年末には作業が始まるだろうと言っています。孤児院はヨーロッパで最大の木造建造物と見なされています。ヴィンガス氏は、できるだけ早く次の段階に入りたいと言っています。

「私たちの最大の望みは、文化と建造物を守るために、環境に優しい建物を造ることです。これは自然の驚異です。なので、私たちは自然に敬意を表すやりかたで修復したいと思っています。修復を実施するために、私たちは、建築家、美術史の専門家、土木技術者を含む科学委員会をつくりました」とヴィンガス氏は言いました。「私たちはできるだけ早く仕事を進めたいので、科学委員会は適切な企業と話し合っています」

5階建て、206室を有するこの建物は、1898年、フランスの建築家アレクサンデル・ヴァローリーによって、ホテルとして建てられましたが、その後、ギリシア人銀行家の妻エレーニ・ザリフィさんが買い取りました。彼女は、その後、建物をギリシア正教総主教座に寄贈し、総主教座はこれを孤児院にしました。

プロジェクトのウエブサイトによると、島の丘の上に立つこの建物は、火事の危険と、子供の安全性のために、1964年、閉館されました。2018年、文化遺産のための汎欧州連盟「ヨーロッパ・ノストラ」が、この建物をヨーロッパで最も危険に曝されている7つの遺産のリストに加えました。

世界各地の技術者、都市プランナー、美術史家、地形学者を含む専門家グループが、この孤児院の修復のために集まり、建物の現状を調査しました。

・・・私もこの建物を見ましたが、荒れ果てて、「巨大なお化け屋敷」でしたね。


週末、2万人のブルガリア人が買物にエディルネを訪れる

ブルガリア市民のビザなし渡航が認可されたため、トルコ北西部エディルネ県は、今年は300万人のブルガリア人が訪れるだろうと期待しています。

 Hurriyet

週末、買物のために国境を越えてエディルネにやってくるブルガリア人の数は2万人に達し、地元の経済を活気づけていると、エディルネ商工会議所のレジェプ・ズプクンクルト会頭は言いました。

ズプクンクルト氏によると、先月、トルコがブルガリア市民のビザなし渡航を認めたため、ブルガリアから来る人々がぐんと増えました。「ビザなし旅行前は、週末、ブルガリアから来る人は12,000人から16,000人でしたが、いまは20,000人がやってきます」

「ブルガリア人たちはバスか、マイカーで、買物のためにエディルネに群がり、カバンをいっぱいにして日帰りするか、週末を過ごして帰ります。ブルガリア人たちはエディルネでの買物に、1人平均、100~150ユーロ使いますね。今後、もっと多くのブルガリア人が来ることを期待しています」と、スプクンクルト氏は言いました。「夏場はヨーロッパに住むトルコ人が夏休みを過ごしに帰ってくるので、国境は混雑していますが、国境越えがもっとらくになったら、ブルガリア人はもっと押し寄せるでしょう」

エディルネのホテルは、ヨーロッパに住むトルコ人と、買物のブルガリア人で満杯です。スプクンクルト氏によると、以前は、買物のためにトルコへ来るブルガリア人は、国境近くに住む人だけでしたが、7月28日からビザなし渡航がOKになったため、国境から遠くに住む人たちも買物に来るようなったそうです。ブルガリア人買物客は、今年は300万を超えるだろうと、予想されます。

「ブルガリアの通貨レヴが、トルコリラに対して値上がりしたので、ブルガリア人はよけい買物をするようになったのでしょう」と、エディルネの商店主メフメト・デミルさんは言いました。「エディルネの品物はみんな安くて、品質もいいから」と、ブルガリアから家族と来たアイセル・ドゥルスンさん。「私は100レヴ換金して、10,000リラ使いました」

今年の上半期、ほぼ120万人の外国人が買物のためにトルコを訪れています。


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