トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「エスキシェヒルとアンタリヤが高速列車で結ばれる」交通相

2017年02月20日 | 国内
2月20日 エスキシェヒルとアンタリヤを結ぶ高速鉄道プロジェクトが実現するだろうと、2月19日、アフメト・アルスラン交通・海事・通信相が発表したと、ドーアンニュースが報じました。

 Hurriyet

中央アナトリアのエスキシェヒル県と地中海岸のアンタリヤ県間の新路線は、エーゲ海地方のアフィヨンカラヒサル県を通ると、交通相は言いました。アルスラン交通相はエスキシェヒルのアズミ・チェリキ知事を訪ね、エスキシェヒルは重要な交通の交差点だと力説し、列車や高速道路、空路のプロジェクトを実現してきたことを賞賛しました。

「今日では多くの人々が高速列車で旅行しています。エスキシェヒル、ビレジク、コジャエリ、イスタンブルが高速列車で結ばれます」とアルスラン交通相は言いました。「エスキシェヒルと、温泉で知られるボルも高速列車で結ばれます。この線は重要な観光センターとして知られるギョイニュクも通ります」


シャンルウルファのテロを命じたPKK上級戦闘員は死んでいた

17日、南東部シャンルウルファのクルド労働者党(PKK)による車爆発テロは、警備員と11歳の少年が犠牲になりましたが(昨日の頁参照)、このテロ攻撃を命令したPKKの上級戦闘員は、同じ17日、南東部マルディン県の作戦中に、死亡していました。

 Hurriyet

PKKの上級戦闘員ヤシャル・ウイグル(コードネーム=ベフザト)は、17日、午後6時半頃、治安部隊によって殺害されましたが、その2時間後、シャンルウルファのヴィランシェヒルで車爆発テロが起こりました。ハベルテュルク紙によると、PKKのマルディンの司令官だったと言われるウイグルは、シャンルウルファのテロ攻撃を命じた2人の1人でした。

もう1人の上級戦闘員イシャク・オズチャクトゥは、治安部隊を逃れ、ディヤルバクル・リジェ地区の農村地帯に隠れていると言われます。警察はまた、ウイグルが殺されたシェルター内で、カチューシャ・ミサイルを発見したと発表しました。ミサイルは、イスタンブル、アンカラ、イズミル、コジャエリで使用する予定で、PKK戦闘員が偵察していたそうです。

ウイグルとオズチャクトゥは、トルコ各地で少なくとも150人を殺害したテロ攻撃の背後にいたと言われています。17日のシャンルウルファのテロでは、外ネコに餌をやりに、ちょっと家を出た11歳の少年が犠牲になりました。痛ましいことです。


放置されたアルテミスの神殿が水浸しに

 イズミル県セルチュク地区のアルテミスの神殿が、放置され、水浸しになっています。この神殿は世界七不思議のひとつとされ、ユネスコの文化遺産にもなっていて、毎年、多くのツーリストが訪れていました。

 Hurriyet

有名なエフェスの遺跡を見にこの地へ来るツーリストが、この神殿も訪れていたのですが、いまは案内板も錆びています。神殿エリアに人影もなく、放置された原っぱのようです。発掘のために掘られた穴に雨水が溜まり、危険な状態です。

エフェス博物館当局は、歴史ある神殿の現状は不満だと言い、第一歩として、文化観光省の許可に従って、神殿周辺の環境を整備する計画を立てることが必要だと語りました。まずこのエリアの水を除き、かつてここにあった神殿の姿を訪れる人に伝えるために神殿の模型をつくりたいと、博物館当局は言っています。

神殿はBC560~550年、リュディアの王クロイソスの時代に建てられました。神殿の建設は10年つづきましたが、BC4世紀、ギリシャのへロストラトスによって破壊されました。彼は羊飼いでしたが、有名になりたくて、神殿に放火したのです。神殿はその後、同じ敷地に再建され、まえより3メートル高くなりました。神殿の面積は55.10m×115m、大理石の彫像で知られ、ヘレニスティック時代の最大の神殿でした。しかし、AD262年頃、ゴート族の侵入で破壊され、その後、修復されませんでした。

エフェススの最初の考古学的発掘は、1869年、ブリティッシュ博物館のJ.T.ウッドによって始まりました。発掘で見つかった多くの出土品はブリティッシュ博物館に持ち去られました。オーストリアのウイーン博物館にも、このアルテミス神殿から出土した物がたくさんあります。

エフェススの博物館には、2体の大きなアルテミスの彫像が展示されています。出土品がイギリスとオーストリアに持ち去られた後のエリアには、大理石の断片と柱と滑車が残っているだけです。神殿が立っていた土地は、1893年に発掘を始めたウイーン大学のオットー・ベンドルフ教授の子孫のものです。トルコ文化観光省はアルテミス神殿の利用権を持っています。


「ときどきダイアリー」ヘ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カッパドキアでバルーン落下... | トップ | 女を旅行鞄に入れ密入国を試... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内」カテゴリの最新記事