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気候変動と戦うために羊の飼育が必要

2021年10月08日 | 国内
10月8日 トルコの最も深い湖のひとつ、ブルドゥル湖が、この50年で半分干上がってしまいました。水を節約し、気候変動と戦うためには、牛より羊を飼うべきだと、専門家たちは言っています。

 Hurriyet

専門家たちがミリエット紙に語っているところによると、水深60メートルあったブルドゥル湖は、いまは水深18メートルになっています。50年間で塩湖の表面は半分、干上がってしまいました。 乾燥が原因の埃が、近くの農耕の脅威になっていると、10月6日、報じられました。

「20年前、私たちはこの湖で泳いでいました。いまは湖の埃がこの地方の気候を変えてしまいました」と、地元の自然保護団体「リシニアの自然」のオズテュルク・サルジャさんはミリエット紙に語りました。

「水の問題はすべて人間が起こしたことです」とサルジャさんは牧畜を非難し、羊やヤギを飼育して水を節約するよう勧告しました。「牛の飼育には大量の水が必要です。また、牛はツメクサやトウモロコシを食べ、大量の水を消費して成長します」

「私たちには家畜飼育のためのアナトリア方式が必要です。つまり、羊を飼うことです。トルコは水の乏しい国なのに、私たちは地価と地上の水を考えもなく使っています」とサルジャさんは付言しました。

ブルドゥル湖を守ることに専念しているイスケンデル・ギュレ教授は、湖が干上がった原因を3つ挙げました。「降雨量の減少、湖の水源の過剰使用、灌漑のための地下水の利用が、湖をいまの状況にした原因です」とギュレ教授は言いました。


「EUとトルコの関係は昨年来大きく改善された」ボレル

EUのジョセフ・ボレル外務・安全保障政策上級代表が、10月8日、EUとトルコの関係は昨年来、大きく改善されたと言いました。

  Hurriyet

「関係が決裂しそうなときは何度もありました」とボレル氏は、マドリードで行われた新経済フォーラムで語りました。ボレル氏は、2019年12月にEUの外務政策の責任者の役職についてから、仕事時間の30%をトルコとの関係改善のために費やしてきたと言いました。

「緊張は何度もありましたが、私の役目は橋を架けることです。紛争があれば、私は対話で解決したい。私はいまは、トルコと、1年前よりずっと良い関係にあると思います」と彼は言いました。

ボレル氏は、エルドアン大統領と自分との関係は「とても良い」と言い、現在、ギリシアとギリシア・キプロスの問題はあるが、自分は以前から、トルコはEUにとって重要なパートナーだと信じてきたと付言しました。『私を親トルコと批判する人もいますが、私は親トルコでも、反トルコでもありません。


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