トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イズミルとアンタルヤが大雨で洪水

2014年12月10日 | 国内
12月10日 月曜火曜の土砂降りの雨が、トルコ南西部の2都市イズミルとアンタルヤを水浸しにしました。通常、この2都市は,秋にはあまり雨が降らないのですが。月曜夜から火曜朝まで降りつづいた雨が、ツーリストに人気のリゾート、アンタルヤの日常生活を麻痺させました。

 Sabah

市内の多くの家や商店が浸水し、洪水がメーンストリートを水浸しにし、何百台もの車が立ち往生しました。警察署まで浸水しました。大雨のため、市内が停電になり、市の中心の5地区で学校が休校になりました。アンタルヤの消防本部は、900台以上の車が立ち往生し、家々が浸水したと報告しました。

気象学の専門家は、12時間降りつづけ、正午ごろやっと止んだ雨は、アンタルヤの中心で最も激しく降ったと言いました。

この雨で最も被害を受けたのは、急場しのぎのテントに住んでいたシリア人たちです。自国の紛争を逃れてアンタルヤに避難している、25人の子供を含む85人のシリア人たちは、洪水でテントを流され、住処を失いました。災害緊急管理局(AFAD)と地元当局が、アンタルヤの温室で働いているシリア人たちの救助を急いでいます。

シリア人たちは洪水地域を離れ、一時的宿舎として新しいテントが提供され、その後、“もっとよい”宿舎に移されると、AFADは言いました。アンタルヤ市当局も、絶望的状況のシリア人たちに食料を配給しました。

西部のイズミル市では、月曜午後の雨が洪水を起こしました。街路は大雨で水浸しになり、地元民は街路の排水設備の不備に苦情を言いました。ギュルテペ地区では、立ち往生した車のドライバーが、地元民に助けられました。市内の公共交通機関は止まりました。


ショッピング・センターが日曜休みになるかも

公正発展党(AKP)のムスタファ・オズテュルク議員らの国会議員が、小売業とショッピング・センターの規制を含む2つの議案を提出しました。提出された議案には、ショッピング・センターとチェーン店の設立と営業の仕方を構造から変化させる新しい規制が含まれています。

 Hurriyet

議案によると、商店の営業時間は週日と土曜の10時半から20時30分までとし、日曜と祝日は閉店となります。この議案は小さな商店主を保護するのが目的だそうです。

2013年に提出された法案は、ショッピング・センターは、市の中心部の外に移動し、日曜日は閉店するというものでした。この法案にはまた、2500平米以上のショッピング・センターは、衛生条例によって、男女のトイレ、メスジド(簡易礼拝所)、託児所が設備されなければならないという条項も入っていました。

2500~5000平米のショッピング・センターは、上記の設備に100平米を割り当てなけれなならない、また、1万平米以上のスペースを持つショッピング・センターは、展覧会、トーク、研究会などの文化活動のために200平米を割り当てなくてはならないとされています。また、400店以上の支店を持つチェーン食品スーパーは、全商品の1%はその地域の地元製品でなけれなならないとされています。

国会は過去5年間、この法案を通そうと努力してきましたが、「ショッピング・センター投資家協会」その他の団体に反対されてきました。


   「ときどきダイアリー」へ
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 13世紀のスーフィーの神秘... | トップ | 英キャメロン首相が外国人戦... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内」カテゴリの最新記事