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黒海地方がツーリストの人気スポットになってきた

2023年08月18日 | 観光
8月19日 黒海地方が、トルコで休日を過ごすツーリストたちの人気スポットになり、とくに中東諸国からのツーリストを惹きつけています。

 Hurriyet

黒海の諸都市の中で、トラブゾンの人気は抜きん出ています。昨年、トラブゾンは515,000人以上のツーリストを迎えましたが、その中の222,000人は外国人観光客でした。今年の1月から7月の間に、737,000人のツーリストがトラブゾンを訪れています。

高原と長い海岸の自然によって、黒海地方は観光の中心として注目されてきたと、アブデュルカディル・ウラルオール運輸相は言いました。「これは地元経済へのチャンスでもあります」

トラブゾンの空港は、国内便数では7位、国際線では10位にランクされるが、6月30日には145便を記録したと、ウラルオール運輸相は言いました。この夏は、ドイツ、アゼルバイジャン、アラブ首長国連邦、バーレーン、イラク、カタール、イスラエル、クエート、サウジュアラビア、オマーン、ヨルダンから約4000便がトラブゾン空港に着陸しました。

黒海地方はコロナ後、ツーリストを惹きつけ始めたと、「トルコ旅行社協会」の黒海地方代表のヴォルカン・カンタルジュ氏言いました。「この地方がこんなに注目を集めたのは初めてです」

カンタルジュ氏によると、今年の3,4か月、トラブゾン周辺はツーリストでにぎわっています。ツーリストが増えるにつれ、レストランやホテル、土産物店などは需要に応えて、ビジネスを拡大していると、カンタルジュ氏は言いました。「ツーリストの流入が地元経済を潤しています」


メリチ川の水位が下がって、橋の基礎が現われた

メリチ川(エヴロス川)の水量が1時間に48立方メートルずつ減って、川に架かっていた歴史的な橋の基礎が現われてきました。

 Hurriyet

水位の低下は、トルコ全土の季節の標準を超えた焼けつく暑さのためでもあります。メリチ川はエディルネ県の農地に水を送る生命線と言えますが、住民も、訪れる人たちも、先例のないほど水量が減り、橋の基礎が現われたのを見て驚いています。

「これは嬉しい眺めではありませんね。トルコ中がこんな状態なのでしょう。水の使い方の問題もありますが、私たちはどうやって環境を守ったらよいのかわかりません」と、川岸で商売をしているセチキン・セビルさんは気落ちした様子で言いました。

「メリチ川がこんな状態になったのは見たことがありません。以前はみな泳いで渡っていたのですが、いまは歩いて渡っています」と、近くのレストランのオーナーのケマル・クルチさんも、厳しい干ばつを嘆きました。「残念ながら、世界中の天候状態と高温と干ばつが水位を下げたのでしょう。私たちはほんとうに悲しんでいます。改めて、水と生命の貴重さを感じています」


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