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イスタンブルのロケット攻撃テロで、5人拘束

2017年01月22日 | 国内
1月22日 20日、イスタンブル警察署と現政権・公正発展党(AKP)の本部がロケット弾攻撃を受けましたが、この関連で、イスタンブル警察が5人の容疑者を拘束しました。

 Hurriyet

治安部隊は、イスタンブルで、15か所の家宅捜索を行い、事件関連容疑で5人を拘束しました。イスタンブルのヴァシプ・シャヒン知事は、1月20日、「警察署への襲撃による負傷者はなかった。調査は始まっている」とツイートしました。

AKPのイスタンブル支部長アリム・テムルジ氏のツイートでは、AKP本部への襲撃でも負傷者はなかったそうです。テムルジ氏は1月20日、記者団に、ロケット弾は建物の壁を突き抜けたが、爆発しなかったと語り、非合法組織「革命人民の解放軍・フロント」(DHKP-C)の関与を指摘しました。彼はまた、2人の容疑者がこのテロ攻撃に関与していると言いました。

共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首は、ビナリ・ユルドゥルム首相に、テロ攻撃の見舞いの電話を入れました。


ウスパルタで凍った猫が救助された

Hurriyet

ウスパルタ県で、シッポの先まで凍って倒れていた猫を、地元民が助け、メフメト・アキフ・エルソイ大学の獣医学部に運び、治療を受けた猫は生き返りました。

…凍った人間も解凍すれば生き返りますか?


4500年昔の水差しが英国から返却される

ロンドンのトルコ大使館の文化観光促進部が、60年前、イギリスに持ち去られた、4500年昔の水差しがトルコに返還されることになったと発表しました。

 Hurriyet

水差しの返還に関する声明書で、文化観光促進部は、「この水差しは初期青銅器時代のもので、BC2000年から3000年の、古代西アナトリア・ヨルタン文化の特徴を示している。高さ26.5センチの土器の水差しである」と言っています。

声明書によると、マンチェスターでギャラリーを所有していたイギリス人テルマ・ビショップ氏が、1960年代、西部トルコのエフェススの遺跡を訪れ、土産物としてこの水差しを買ったそうです。その後、競売会社が、この水差しが貴重な文化遺産であることに気づき、ビショップ氏はこれをトルコに返却する決心をしました。

「トルコの他にも、貴重な文化遺産を密輸によって持ち出されている国が多くあり、国際的な問題になっていることを考えても、この水差しの返却は重要である」と声明書は言っています。競売会社アダム・パートリッジのオーナー、アダム・パートリッジ氏も、水差しを返却することには満足しています。

「私はこのまれに見る美術品が故郷トルコに返されることを、とても嬉しく思っています。しかし、残念ながら、競売会社の中には、私のような選択をしない会社もある。私はひとつのモデルになりたいと思っています」と、パートリッジ氏は言いました。水差しはアンカラのアナトリア文明博物館に収納されるでしょう。

ヨルタンは先史時代の埋葬地
この水差しが出土したと思われるヨルタンは、西トルコ・バクルチャイのイズミル渓谷にある先史時代の埋葬地で、死者に捧げられた供物が出土しています。ヨルタンの遺跡は80年前、フランス人技師ポール・ガウディによって発見され、発掘されましたが、その成果は正確に記録されていません。


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