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DHKP-Cの戦闘員が北西部で捕まった

2017年01月22日 | 国内
1月23日 20日、イスタンブル警察署と公正発展党(AKP)の本部を襲撃した非合法組織「革命人民の自由党・フロント」(DHKP-C)の戦闘員が、1月22日、北西部テキルダーで警察に捕まりました。

 Hurriyet

DHKP-Cの戦闘員シェリフ・トゥルンチ(43)は、30万リラの賞金つきで、逮捕状が出ていました。新しい情報によると、トゥルンチは、もうひとりのDHKP-Cの戦闘員ビルゲハン・カルパトとともに、不法にトルコに入国しましたが、帰りは道を変え、ギリシャに入ろうとしていました。

捕まったとき、彼はグロック社製の拳銃を持っていました。イスタンブルのヴァシプ・シャヒン知事は、1月20日、ツイッターで「警察署への攻撃では死傷者は出なかった。捜索はつづいている」と発表しました。AKPのイスタンブル支部長セリム・テムルジ氏のツイッターによると、AKP本部への攻撃は警察の攻撃の1時間半後で、死傷者はなかったそうです。

テムルジ氏は20日、記者団に、「ロケット弾は建物の壁を貫いたが、爆発はしなかった。襲撃したのは2人だった」と言いました。ロケット弾は装置の不具合のために、爆発しませんでした。警察はカルパトが攻撃に関わった第2の戦闘員かどうか検証中です。

攻撃後、警察は大規模な犯人捜査を始めました。治安部隊はイスタンブル市内の15か所を家宅捜索し、襲撃犯との関連容疑で5人を拘留しました。トゥルンチはバーラルチェシメにタクシーで来て、警察を確認してから車を降りました。その後、警察に発砲し、警察が撃ちかえして、戦闘が始まりました。

戦闘中、トゥルンチは脇道に入り、手榴弾とバックパックをその場に置いて逃げました。大勢の警官と爆発物処理班が現場に駆けつけました。バックパックの中には、武器、手袋、薬品、何枚かの衣服がありました。事件後、警察はタクシーを調べ、指紋を採取しました。運転手はトゥルンチに、爆弾を持っていると脅されたそうです。警察は現場周辺の防犯カメラを調べています。


トプカプ宮殿が崩壊の危機。早急の修復が必要

イスタンブルのトプカプ宮殿が崩壊の危機に直面しています。宮殿が立つ土地が、マルマラ海岸のサライブリュヌ方向へ地滑りしているのです。

 Hurriyet

当局は宮殿の下で、土壌の液化が起こっていると判断しています。2016年9月26日、日刊Hurriyet 紙は、宮殿の宝物室“征服者の館”の壁に亀裂が見つかり、入室禁止になっていることを報じました。文化観光省も、宝物室の1階の壁の亀裂が厳しい状況になっていることを認めました。その後、宮殿で、予算1000万リラの大修復が始まりました。

壁の裂け目は地滑りが原因であることがわかり、文化観光省の専門家たちが、歴史的建造物を崩壊から救うための作業を始めました。当局はなぜ深い亀裂が生じたのか原因を調査しました。調査のために、作業員たちは、宮殿の内外に、26もの縦穴を穿ちました。地中の水圧の調査も行われました。

イスタンブルのヨーロッパ側とアジア側を結ぶ海底トンネルの建設が、地滑りの引き金になったのではないかという主張を、ナビ・アヴジュ文化観光相は、22日、「それを裏づける科学的データはない」と、否定しました。1920年代に造られた宮殿の排水システムが詰まって、廃水が排出されず、宮殿の地下で土壌の液化が起こっていると、文化相は結論づけました。

歴史的建物の強化対策として、専門家たちは、地滑りを止めるために、宮殿の周囲に鉄棒を打ちこむことを提案しています。しかし、宮殿の下には、ローマ時代の廃墟が埋まっていることは、ジェオレーダー(地中電波探知機)による調査でわかっています。地下の廃墟のために、宮殿の修復作業はさらに難しくなっています。

ボスフォラス海峡とマルマラ海の合流点にあるトプカプ宮殿は、オスマン帝国624年の歴史の中の400年間、スルタンの居城でした。宮殿はいま、博物館になり、大勢のツーリストを迎え、また、ムスリム世界の貴重な遺物を収蔵しています。


「トランプ大統領と中東のAからZまで語りたい」エルドアン大統領

エルドアン大統領が、アメリカのドナルド・トランプ新大統領と、中東についてAからZまで語りたいという熱意を示しました。

 Hurriyet

「外相が会談のために努力しているが、トランプ大統領と中東のAからZまでの問題を語りたい。トルコは中東で最強の国であり、中東を決する国なのだから」と、エルドアン大統領は、1月22日、アフリカを発つまえに記者団に語り、アメリカが中東に関してまちがった決定をすれば、世界と人類にとってよくないことになると、示唆しました。

エルドアン大統領のこの発言は、トランプ大統領の就任の2日後のことでした。オバマ政権下では、アメリカと、主としてシリア問題で意見の不一致がつづいていましたが、エルドアン大統領はトランプ政権のアメリカと新たなスタートが切れることを望んでいます。

会談が実現したら、「最も重要な議題は中東になるだろう。中東はいま煮え立っているのだから」と、エルドアン大統領は言いました。「わが国は中東の領土を尊重する側にいる。わが国は中東を分断することは考えていない。分断は正しくないし、中東の人々を侮辱することだ。トルコはそうした考えには賛成しない」

「トランプ大統領の中東での立場はどうなるのか? いま、中東は煮え立っている」と大統領は言いました。トルコ政府のトランプ大統領への主要な期待は、イスラム国(IS)との戦いで、シリア民主連合党(PYD)や、その軍部である人民防衛隊(YPG)との同盟関係を止めさせることにあります。トルコはPYDとYPGをクルド労働者党(PKK)の分派のテロリスト集団と見ています。

トルコはメヴリュト・チャヴシュオール外相を、トランプ大統領の就任式に送りました。就任式で、外相はトランプ政権下の重要人物たちと接触できたでしょうか。 


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